NO TECHNO, NO FUTURE.

Techno CD Review Blog
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Y!mobile AQUOS CRYSTAL Y 402SHでムーヴバンド3を無理やり使う方法

2016-06-22 | Weblog
健康志向が強いというわけではないんですが、睡眠不足に悩まされることが多かったのでスマートフォンが便利な昨今、ライフログなるものが簡単につけられる活動量計をいろいろと使っています。正直お金がないんで(笑)、いくつも試しているわけではないんですが、自分が使ったことがあるものを少しお話ししたいと思います。

活動量計も各メーカーからいろいろな製品が出ていますが、Androidをお持ちの方はFitが便利ですのでAndroid Wearをご利用されるのが一番だと思います。Google謹製アプリでアップデートも頻繁に行われて安定動作でとても使いやすいです。通知機能もとても便利なので、個人的には一番お勧めです。

ただ、Android Wearでは睡眠状態は計測できません。自分が熟睡できているか、寝不足じゃないかどうか?という心配から最初に導入したのがドコモヘルスケアのムーヴバンド2でした。これは睡眠に入るときに手動で、これから睡眠するぞ!とスイッチを切り替えると、睡眠モードになり、朝起きた時に、起きたぞ!とスイッチを切り替えると活動モードに切り替わり、睡眠が深いか浅いかをグラフにしてくれて、とても便利でした。ただ、この製品、眠いのに、睡眠時と起床時にスイッチ操作を要求するので、とにかく忘れることが多いです。ですので、睡眠時間の測り忘れがとても多くて、正直いまいちでした。他にもNFCでデータを読み込むのですが、いちいちアプリを立ち上げて読み込まないと、一週間以上のデータを忘れてしまったり、マメに毎日アプリでデータをチェックする方には便利だと思いますが、自分はちょっと使いづらかったです。

ところが、一年たってドコモヘルスケアから新製品ムーヴバンド3が発売されました。活動モードと睡眠モードの自動切り替え、bluetooth対応に切り替わって自動データ送信機能がついたりと、なんとなく便利そう(実はAmazonで中華製の似たような製品を購入し併用していたので、便利なことは知っていました)。

ただ、高機能になった分コストが高くなってお値段高過ぎなので、気軽には買えないなあと思っておりました。

ところが、秋葉原で未使用品がお買い得価格で発売されていて、速攻購入しました。睡眠モードの自動切り替えはとても便利なので、どうしても欲しかったんです。早速ペアリングをして使用してみました。

ところが、アプリを立ち上げてもデータの自動転送をしてくれなかったり、設定変更をしても反映されなかったりと、とにかく仕様通り使えません。仕方がないのでカスタマーサポートに電話してみたところ、動作確認機種以外での正常動作は保証しないとのことでした。

とはいえ、bluetooth規格品なので、相性問題があっても、使い方で何とかなることは経験的にわかっていたので、試行錯誤を繰り返しましたところ、機能の100%を使えるわけではないのですが、何とか使用に耐えうる状態にまでは使いこなせたので、それをメモしたいと思います。

まず、出来たことと出来ないことを切り分けます。

・出来たこと
1、機器登録

・出来なかったこと
1、データの自動転送
2、データの手動転送
3、設定変更

ここでわかることは、ペアリングされていないと正常な通信が出来るようですが、ペアリングされると、通信に失敗しているようです。



試しに、データの手動転送をするときにbluetoothの設定から、ムーヴバンド3のペアリングをわざと外してみたところ、データ転送に成功しました。











これは!?と思い、ペアリングを外して、設定変更をしましたが、これは通信失敗になりました。

以上のことから、機能をフルには使えませんが手動で注意して動作をすれば使えることが確認できました。下記のような感じで使うと便利です。
1、ペアリングはアプリ通りに行えばOK。
2、設定変更では通信失敗するので、ペアリングのし直しをすればOK。
3、データの自動転送は必ず失敗するので、使用をあきらめる。
4、データ転送は手動のみで行い、まずbluetoothの設定でムーヴバンド3のペアリングを解除あと、わたしムーヴを起動してデータの手動転送を行うとデータ転送できます。

これにより、睡眠時間と状態、歩行歩数と距離と速さ、食事をした時間、をしっかり記録できました。確かに自動転送で、勝手にデータを蓄積してくれる方がもっと便利ですが、電池消費もチェックできるのでこれは我慢。わたしムーヴのグラフも慣れればとても見やすくて比較も出来て生活改善に役に立ちます。何よりも睡眠時間が正確に測れるのがとても良いです。

iOS機器と違ってAndroidはたくさんのメーカーが作っているので相性問題が多いですが、買ってしまって困っている人の参考になれば幸いです。そして、わたしムーヴのバージョンアップやファームウェアの改善で、対応機種が増えることがもっと嬉しいので、ドコモヘルスケアさんにはもっと頑張って欲しいと思います。

※2016/07/01画像追加

故人に思うこと

2016-06-16 | Weblog
SUSUMU YOKOTA氏のACID Mt.FUJIリマスター版の記事を書こうとして、気が付いたら2か月が経っていました。

ヨコタ氏が日本のテクノに影響を与えた功績は、それこそ計り知れないものがあります。だから、ヨコタ氏の死について書くことにとても抵抗がありました。あっさりと記事を書いて、できれば未公開音源の良さを伝えたいとだけ思って記事を書いてみましたが、結局書き上げるまでに2カ月かかってしまったのです。

人の死はとてもつらい。そして悲しい。それを乗り越えなければなりません。でも失ったものを考えるととても切なくなります。自分が人の死と向き合うにはまだ弱いんだと改めて感じた機会でした。

初心者じゃなくても悩むギターを選ぶ難しさ

2016-06-16 | ギター
TechnoにハマってDJやDTMを始めるまでは、ギター大好き少年でした。しかも、とてつもなくミーハーで、エリック・クラプトンとTAK MATSUMOTOに憧れるというチョーベタベタなギターっ子でした。もちろん当時はHR/HMも流行っていましたので、メジャーなものは一通りは聴いていましたが、速弾きよりも、フリースタイルなアドリブギターソロにとても憧れていました。

自分にも運がいいことにギターを手に入れるきっかけがありました。普通のミーハーな子なら、当時ならYAMAHAのMG-MIIG辺りを買っておけば、見た目はミーハーでしたが、スペック的に汎用性が高いギターでしたので、いろいろなバンドをコピー出来て苦労しなかったと思います。

ところが、自分は他人からミーハーに思われることが大嫌いでした。B'zモデルのギターなんて持っていたらチャラいと思われます。それが嫌で嫌でたまりませんでした。当時、もっと調べれば、TAKがGibsonのレスポールGTやEVHモデルを使い始めてた時期でもあったので、選択肢はいくらでもあったんです。ところが自分の中ではギターの神様=エリック・クラプトンを最高の神にあがめてしまったため、クラプトンモデルが欲しくて欲しくて仕方がありませんでした。結局FenderUSAのギターは予算の関係で買えず、FenderJapanのLaceSencerモデルを購入することになります。

で、このギター、LaceSencerという当時Fenderが独占販売していたものですが、とても特殊なピックアップでした。シングルコイルの形をしていながらとてもノイズレス。そして、ピックアップの種類で、GoldはVintageなストラト音、SilverはFATなストラト音、Blueはシングルコイルの形でありながら50年代ハムバッカーの音が出すことができ(PAFコピーではないところが余計に混乱を招きました)、Redは強烈な高出力のギター音が出せるということでしたが、エリック・クラプトン以外誰も使っていないので、とにかく使い方がわからず音作りに本当に苦労しました。自分のストラトにはおまけにMIDブースト機能もついていたので、トーンでハイカットしてミッドブーストを上げると、いい感じで歪を作ることが出来たんです。簡単に言えば、見た目がストラトの強烈なSSHのアクティブ回路のギターだったんです。でも、初めてのギターがそんな高機能なのに、とても戸惑いました。ハッキリ言ってまったく使いこなせていませんでした。

また、自分は新しい機能が好きだったので、当時はやりだしていたマルチエフェクターにも手を出しました。今ではLINE6のPodを手に入れて技術の進化にとてもびっくりすることになりますが、当時はコンパクトエフェクターを並べて音を作ることがごく普通でしたので、音のバリエーションの無さに途方にくれました。大好きなクラプトンのギターの音がどうしても作れない。そりゃ今はいろいろと勉強して当たり前に感じることでも、当時はギターマガジンやヤングギターを読んでもさっぱりわからなかったので、ギターの限界を感じていました。

当時ギター自体は練習しながら抱いて寝てしまうぐらい好きで、今見ると、フレットの削れ方が半端ないので、よく練習したなあと思いますが、今ではすっかり忘れてしまいました。音楽の流行は早いので仕方がないのですが、今、再びギターを整理したり、新しいものを実験のため手に入れたりしてみると、つくづく未熟だったと思います。

今、ギターを数本手に入れてみて思ったことは、昔も今も変わらないんですが、最初の一本のギターを選ぶことは難しいということです。予算も限られていますし、知識も知らない。音の違いすら理解できてない。そんな中で、ギターを選ぶとしたら、どうしたらいいかと考えてみましたが、

1、カバーするアーティストの使っているモデルと同じ物、または似たモデルを参考に買いましょう
2、よくわからなかったら、レスポールタイプ、弾きやすさを求めるならSGタイプかHSHのストラトタイプのこのどれかを買っておけば汎用性が高いです
3、エフェクターはお金がないのでマルチを選ぶと思いますが、歪にこだわらずに、アンプシミュレートが充実したものを買いましょう

と思っています。自分は、ギターの音はピックアップとエフェクターで決まると思っていますので、安価なメーカーオリジナルピックアップモデルはあまり好きではありません。お金がなくて困っているなら、ヤフオクでEdwardsのレスポールかSG(セイモアダンカンのSH-1nとSH-4が載っているので良く鳴ってくれます)、とLINE6のPod X3 LIVE辺りを購入するのが一番いいんじゃないかと思っています。お金があれば、gibsonの廉価モデルが数万足せば手に入りますし、PodをHDにすると音がとても綺麗になります。

自分は、BOSSもZOOMも使ってきたので、それらも好きですが、イメージした音を作りやすいのは上記の組み合わせかな?なんて思いました。実際手に入れて下手の横好きで遊んでいますが、とても気持ちがいいです。若いころは、自分の自己表現はこれしかない!なんてこだわっていましたが、いろいろな方法があってもいいと思える余裕が出来たんだと思いました。

Technoとエレキギター

2016-06-15 | Weblog
実はとても若いころ、エレキギターに夢中になっていた時期がありました。
物心つく頃にYMOを聴いていた自分は、シンセサイザー大好きだったんですが、資金的な問題もあり、シンセサイザーにはとても手を出せませんでした。
そんな中、流行にのるような形でエレキギターの楽しさに魅せられて、最初にまじめに練習した楽器はエレキギターだったりします。
エレキギターのバッキング練習用にDTMを勉強しようとしたのがきっかけで打ち込みに興味を持ち、今に至っています。

そんな自分には、シンセサイザー好きとエレキギター好きが同居しています。これはどちらかを選ぶということじゃないということを最近認識しました。
というのも、つい最近、なんとなくギターを購入したことがきっかけでエレキギターの今まで謎だったことがいろいろとわかるようになり、視界が一気に広がったんです。それには、DTM、DAW、PCDJ、オーディオ、電子工作と勉強してきたことがきっかけで知識が広がったことが原因でもあります。

人間、何がきっかけで視野が広がるかわかりません。どんなことにも夢中になることはとても大切だと思いました。世の中、自分よりも詳しい先駆者方々は一杯いらっしゃいます。そういう方がの知識を少しずつ分けていただいて、自分もいろいろと覚えられればいいなあ、と思っています。

そんな感じで、最近毎日ギター弾いています。なんだかガキの頃に戻った気分です。でもテクノも好きですから、やめませんよ。マイペースに自己表現出来たら幸せですね。

ACID MT.FUJI (SPECIAL REMASTERED EDITION)

2016-06-15 | Album
日本の初期テクノを支えた名クリエイター、ススム ヨコタ氏は2015年3月24日、54歳という若さで永眠されました。
生涯を通じてたくさんの作品を作り続けたヨコタ氏は、名盤といえばすべてが当てはまるのではとも、思いますが、サブライムから復刻版として、未公開音源が付属したリマスター版「ACID MT.FUJI」がリリースされました。



当時のサブライムのインテリジェントテクノ志向に合わさったアルバムでしたが、未公開の音源を聞いてみると、すさまじくアシッドだったことを感じ取ることが出来る、秀逸な作品だと思います。日本のテクノがクラブのフロアシーンでヒットするにはなかなか難しかった頃、ここまでハードでアシッドな曲を提供してたススム ヨコタ氏の先見を感じ取ることが出来ました。

この作品は発売してすぐ、レビューを書こうとしましたが、感極まってしまい、やっと今日書き終えることが出来ました。どうか、肌で、耳で、体でこのアシッドを体感して欲しいです、