NO TECHNO, NO FUTURE.

Techno CD Review Blog
他の話題も書くことにしました

V.A./FATBOY SLIM DANCE BITCH

2009-08-23 | Dj mix
ノーマン・クックのFATBOY SLIM名義の新作MIX CD。ハウスベースでありながらテクノ的選曲の多い大衆受けしそうなベタな乗りの割にはかなり濃い内容の一枚。自分の別名義THE BPAも含みながら、THE CHEMICAL BRTHERSのSoulwax RemixやHARDFLOORの名作、X-PRESS 2など ベタな選曲をそつなく使いまわすところはさすがというか圧巻。昔のアゲアゲな展開は若干抑え目なので、昔のイメージで聞くと物足りなさがあるかもしれないけれど、今のテクノのミニマル、クリック調からダンスよりに徐々にシフトしそうな流れの中ではこういう内容のMIXが一石を投じるのではないかと期待しちゃいます。

来日パーティ行きたかったなあ。

Prefuse73 / Everything She Touched Turned Ampexian

2009-08-22 | Album
前回と同じくPrefuse73の新作アルバム。実験的要素の非常に強い個性的な29曲が怒涛のごとく攻めてくる。当然エレクトロニックダンシングミュージックではないので、守備範囲外だけれど、録音オタ的には気持ちよく聞けるところではある。でもこれ音楽って言うにはちょっと実験的要素多すぎる気がするなあ。知名度が高いし、だからこその意欲作なのかもしれないけれど、全くの無知の人が聞くと(俺も含めて)びっくりすると思う。NO FUTURE一派がエレクトリックダンスミュージックから離れた時にこういう方向に行っていた気もするけれど、サウンドコラージュ的な作品はやっぱりちと苦手。

とはいえ、録音的手法と楽曲の構成はしっかりとしてアルバムとしては録音面でも構成面でも評価が出来ると思います。特に変なチューニングをしているわけでもないので、バランス良く聞けるし、29曲が一気に頭の中に流れてきて、それでいて飽きないのは構成の良さの証拠でしょう。過去音源、やっぱり聞いてみようかな?

Prefuse73 / The Forest Of Oversensitivity

2009-08-21 | Single
たいていCDを買うときは自分が好きなMIX CDに取り上げられているアーティストを買うことが多いです。だからハードテクノ以外のアーティストはまったくと言っていいほど詳しくなないです。そんな自分がPrefuse73に手を出したのは、その知名度の高さと新作アルバムの録音方法が話題になっていたからです。

結局Single1枚アルバム1枚を買ってみて、まずsingleから攻めてみたのですが、エレクトリックダンスミュージック好きの自分としてはフロア向けじゃない曲は極端に苦手でした。良いとか悪いとかじゃなくて、よくわからないんです。この手のサウンドを自分はサウンドコラージュと呼ぶことがあります。エレクトロニカはサンプリング主体だったりするのでサウンドコラージュの手法を取る事が多いのですが、Prefuse73のこのsingleもまさにそんな感じ。曲の好みが違うのでトータルの感想としては、
・曲作りの手法が面白い
・アナログテープをわざわざ使って録音のようなことを聞いたけれど、MIX時のエフェクトが強くてそれほど顕著の味が出ているとは思えない
・実験的要素が強いのでリスニングとしてはいささか???な感じ
です。これからアルバムを聴くことになるのですが、きっとさらに???なんでしょうねえ。

DJ TASAKA/SOUL CLAP

2009-08-20 | Album
珍しい国内版。DJ TASAKAの意欲作である3枚目のオリジナルアルバムが遂にリリース。内容もDJユースを考えたフロアユースの構成でCDJのおいらには嬉しい一枚。比較的最近の大人占めなミニマルに傾倒しつつもTASAKAのオリジナリティが残っているのがとても好印象。録音状態も非常に良いしMIXしやすいんじゃないかと思います。

ただ、一つだけ残念なことは、数曲、どう聞いても真似違うんじゃないか?という曲があること。原曲へのリスペクトならいいんだけれど、オリジナリティをもっと出してほしかったし、出せる実力があると思っていただけに残念。

クラブへの耳栓持参のおススメ

2009-08-19 | Weblog
以前の記事でも紹介しましたが、耳栓は夏フェスの必需品?は自分にとって目からうろこの記事でした。十年以上はヘッドホン→イヤホンで耳を酷使する音楽環境だったところにクラブ遊びを始めたので、耳の酷使は想像を絶するものでしょう。ましては野外フェスのように炎天下の中長時間大音量にさらされる環境は耳にとってはイジメ以外の何物でもありません。

実は耳を気にするようになったことはもう2つきっかけがありまして、一つはQ'HEYさんのblogの中で自分の子供を初パーティ連れて行くために耳栓を買った記事と、後最近話題のカクカク踊る3人娘のライブで耳栓をつけて楽しんでいた子供を見て、親としてはこういうことも考えなきゃいけないんだなと痛切に感じたことがあります。子供によくなければ当然大人も同じなわけでして。

音楽を楽しむことは耳を大事にすること。だからクラブに行くときはこれからは必ず耳栓を持参しようと思います。後はどんな耳栓が楽しいのかいろいろ集めて試したいですね。