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本当は大事なPCの電源のお話

2016-04-11 | PC
前々回のblogで書かせていただきましたが、現在自分が使用しているPCの電源はこれになります。



TAO-1000WP10RZという結構古い製品で、しかも当時ジャンク品を購入したものです。ラベルや注意事項も当時そのままです。自分はずっとメインのデスクトップは自作PCなのですが、電源で泣くことが多かったです。思い出してみても、4~5個は購入していると思います。電源のストックがあるってある意味おかしいですよね。

実は、この電源、前々回のblogで取り合えた電源より前に使う予定でした。ところが、現在使っているケースに固定できない寸法であることが分かり、そのまま保存しておいたのです。現在は他に予備がないので、電源を固定しないで利用していますが、電源ケーブルが太くVGAとHDDに干渉してしまっているため、ケース自体も開けっ放しです。これでは埃の問題も空冷の問題も出てきますので、早くケースを変えないといけません。

それにしても、今の電源は対応していますが、80PLUSの規格が出てから電源がどんどん高くなってますね。ネットで検索すると発売当時の予想実売価格は6万円前後となっています。正直お金がなくて貧乏パーツばかり購入してる自分からすると、とても高価な電源なのですが、まあジャンク品ということで、格安で手に入れましたし、今は使い道もできてホッとしております。

電源はPCのすべてのパーツの影響を与える部分ですので、とても動作品質が重要です。安定していないとシステム自体が不安定になりますし、容量が足りないとCPUに負荷がかかったときや3DゲームをしてGPUに負荷がかかったときなど、電力消費が激しい時にシステムダウンしてしまいます。スリープや休止状態を多用するときにも相性が出てきますし、何かと重要です。そして、電源のスペックを見ただけでは、どこまで対応しているかわからないことも多いです。

電源で重要なのは12Vがどれだけ容量を多く扱えるかですが、昔の製品は少しずつ多レーン持つことを採用して合計で大容量を賄っていましたが、今はビデオカードの消費電力の増加からシングルレーンでも比較的大容量が扱えるようになったようですし、ATX12V Ver.2.4 準拠当たりの規格を検討してみるのが良いようですね。Haswell以降のCPUを利用するならこれに対応した電源が必須と考えたほうがいいでしょう。

自分は、今のところ古いPCパーツの寄せ集めで、やり過ごしているので、問題が出ていませんが、電源のガイドラインにあったパーツを揃えていかないと機能を十分に使うことは難しいですね。今、新しくPCを組み立てる方は、下記項目を注意されることをお勧めします。

1、システム全体の消費電力数
これはよく言われていることですが、CPU、GPUもありますが、HDDのスピンアップ時の消費電力が馬鹿にならないようです。合計値を見積もって余裕のある電源容量を選びましょう。

2、ATX12V Ver.2.4 準拠かどうか確認
ATX12V Ver.2.4 はHaswell以降のCPUを利用する場合には必ず考慮したいですね。ネット通販のPCパーツを検索してみると、古い規格のATX電源もまだ流通していますので、省電力での運用を考える場合には注意が必要です。

3、+12VはシングルレーンでGPUにあった電源供給が出来るものを
最近の電源は、+12Vで合計○○A供給という形で、自動的に割り振れるようになりました。シングルレーンで最大何Aまで供給出来るか確認し、自分が使うGPUの消費電力にあったものを選びましょう。

4、お金に余裕があれば、80PLUS以上のものを
今は、この規格にマッチしていないものを探すのが難しいと思いますが、お金に余裕があれば電源効率の良いものを買いましょう。お値段と性能が正比例しますが、これはその分エコに繋がりますので、先に投資するか、電気代を払うかですね。計算で元を取るのは難しいと思いますので、予算の範囲内で良いのではないかと思います。

格安電源で確かに痛い目にあってきました自分ですが、正直どのメーカーが安心かというのは、なかなか難しい問題です。ブランドで選ぶとかなり高い買い物になってしまいます。そういう意味では、自分のPCにどの機能が必要で、どれくらい予算を割り当てられるか?が明確だと選ぶ基準がハッキリすると思います。実際に使ってみないとわからないものだけにとても難しい買い物だと思いますが、上記4つの注意点をクリアしたものを入手できればシステムが不安定になることはないと思います。

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