おじさん日記 ~Okinawa Self-Diving Log~

セルフダイビングのブログ。ログや写真や器材が中心ですが、その他ダイビングに関係ないことも好き勝手書いています。

震災義援金の送り先、日赤か自治体か

2016-04-19 21:02:38 | その他
(2016年4月20日 加筆修正)

熊本地震、まだ余震が続いていますね。被災地の外にいる我々にとって、できることは限られています。被災地の迷惑にならずにできることは義援金くらいでしょうか。

「被災地の迷惑にならずに」というのがポイントです。

災害の時によくあるありがた迷惑の例
・個人で宅配便で支援物資を送る
 →トラックなどの輸送車両の限られたスペースを占拠する。被災地では物資仕分けの手間をかける。支援物資は大口でないとむしろ邪魔。
・宅配便が熊本への配達の引受を停止しているからといって、自分の車で物資を被災地に届けようとする
 →破壊を免れた道路の渋滞の原因。本当に必要な車両の通行が遅れる。被災地で給油すると貴重な資源の無駄使い。
・「どこどこで〇〇が足りない」というツイートをSNSで拡散する
 →個人での宅配を誘発する。それに、荷物が届くには時間がかかり、届く頃には必要な物資は変わっている
・真偽の分からないSNSの情報(特に不安を煽るもの)を拡散する
 →不要な混乱の原因に
・被災地の役所に、何が足りないか電話で問い合わせる
 →実際に熊本市ではこんな阿呆な電話のせいで本当に必要な電話回線と人員が割かれてしまったようです
・未熟な装備で現地にボランティア入りする
 →ただの穀潰し。自分の衣食住のために被災地の貴重な資源を使ってしまう残念なボランティアは常に問題になっています。ボランティア入りするなら食料を含めて自給自足できる準備をして、個人でなくボランティア団体の一員として団体行動すること

災害のたびにこういった行為で現場に迷惑をかけているにも関わらず、反省がないのか今回の災害でも同じことが起こっています。現場は混乱しています。我々の善意のつもりの余計な行動によりその混乱を助長し、本当に必要なところに必要なものが届くのにより多くの時間がかかってしまうことになるので気をつけないといけません。

必要な物資が届かないのは、送ってないからではない。交通網の遮断と、人手不足と、刻々変化する被災地のニーズとのミスマッチで物資が届かないわけです。

本当はマスコミがこの辺のことを伝えてくれれば良いのだけれど、TV報道がこういった迷惑行為に加担する形になっていたり、捜査や救助の邪魔になると分かっていながらヘリを含めた取材活動をしていたりと、良心的な報道は今後も期待できないですね。残念ながら被災者よりも視聴率やスポンサーが優先のようです。

他社に負けない画を撮らないとっていう現場クルーの使命はそれはそれでよく分かるので、いいかげん自然災害時におけるマスコミ全体としての自主的なルールを作ってほしいものです。同じ有事といってもテロや戦争といった人為災害は原因究明や再発防止の面でマスコミの役割は大きいかもしれませんが、自然災害においては発生直後の過剰な取材が害になってしまっています。マスコミの害悪についてはまた今度別記事で書くかもしれません。一応災害医療に関わる者として。

話がとてもそれましたが、今の自分にできることは義援金くらいなので、寄付することにしました。

送り先はいろいろとありますが、自分が寄付した金額が100%確実に被災地に届けられるのは被災地の役所と日本赤十字社くらいでしょうか。

金銭の運用には人手がかかるので、普通は人件費がかかります。その人件費を寄付金から賄おうとすると、寄付金100%を被災地に届けることができない。多くの企業や団体が寄付金を募っていますが、以前の災害の収支報告をしているところは少なく、詳細はブラックボックス化しています。日本赤十字社の場合は、人件費の財源は義援金以外のところから捻出して、義援金としての寄付は全て被災地にいくことを明言しています。簡易的な収支報告書も見ることができるので、割合信用できると思います。

街頭で募金集めしている人を見ると、申し訳ないけれど、募金を他人にお願いするのではなくて、募金集めをしているその時間にバイトでもしてそのお金を自分で寄付すれば良いのにと思ってしまう。子供は仕方がないけれど。


集めたお金も、多くの人はきちんと被災地に送っているのだろうと信じたいけれど、真実はその人しか知らない。↑は今回の件ではないけれどね。

個人的には確実に義援金を送るのは
・被災地の自治体に直接
・日本赤十字社
のどちらかが確実だと思います。
どうせなら、募金した金額全てが被災地に届いてほしいですよね。

テレビ局などで「いただいた義援金は日本赤十字社を通じて被災地に送られます」ってよくやっているけれど、だったら直接日本赤十字社に送れば確実だし、テレビ局もそういった案内にしてほしい。「1イイネで〇〇円」とか、いろいろな義援金の送り方が目につきますが、どこにお金を送るかはしっかりと見極めた方が良いと思います。参考として東日本大震災の募金の収支報告を公表していない団体は、信用するに値しないと僕は思っています。募金を集めたからには、どれくらい集まってどこにどれくらい支出したのかを公表する義務があると思うからです。


被災地に送るつもりだった義援金が↑のようにならないように。

以下、間違いなく100%の義援金が届くと思われるところ

ふるさと納税
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/area/kumamoto.html
個人が自治体にお金を送る手段としてはこれが一番有名でラクチンでしょうね。県に納税することもできるし、市町村に納税することもできる。「税金」というと嫌なイメージがあるかもしれないけれど、ふるさと納税はその自治体への寄付です。自治体へにお金を送る手段として、ふるさと納税という手段を活用するわけです。災害復興にとって自治体によるインフラの復旧工事は最重要なので、そこを直接支援できるのが良いですね。

僕はここにしました。益城町とか南阿蘇村とか市町村単位でも納税できるけれど、マスコミで報道されない被災地もあるので、そういった被災地にも届いて欲しいと思い、熊本県に納税することにしました。早期のインフラ復旧が大切だと思って、日赤よりも被災地に届くのが早いココに僕は決めました。

熊本県庁
https://www.pref.kumamoto.jp/kiji_15416.html
ふるさと納税した後で気づいたー!義援金受け入れ窓口ができていたのですね。ここが一番手っ取り早いし、熊本県側でも扱いやすかったかも。

日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/contribute/help/28/
日赤への義援金は、自治体や団体へではなく、被災者個人に渡ります。ただ、どの県にどれだけ渡すかなどを義援金配分委員会で決定し、「日赤→県→市町村→申請した被災者へ」といったルートで渡る関係上、実際に被災者に義援金が渡るのは数ヶ月後になるようです。ちょっと遅くなっても被災者個人に義援金が渡って欲しいという方は、日本赤十字社への寄付が良さそう。妻は大分など、熊本以外の県の被災者にも渡って欲しいという思いで日赤に義援金を送ったようです。

【追記】2016.5.18
今回は日赤の義援金は第一弾として全壊世帯に10万円がひとまず届けられることになりました。数ヶ月経ってからより、お金を何回かに分けて渡すことになって面倒でも、このように早めに義援金が渡ることはとても良いことだと思います。でも義援金を受け取るには罹災証明が必要で、これには時間がかかることが多いので、課題は残りますね。すぐに被災者にお金が渡るとは限らない。追記終わり


何を重視するかで義援金の送り先が変わってきますね。せっかく義援金を送るのだから、そのお金がいつどのように使われるかを知った上で送り先を選び、詐欺を含め意図しない使い方をされないようにしたいですね。

もちろん、他に応援している活動やボランティア団体などがあればそこでも良いです。少額でもいいので、身銭を切って義援金を送ることが、自分にできる最大の支援だと思っています。

早い捜索、インフラ復旧、復興を祈っています。


1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-11-18 14:22:26
はじめまして。福井市在住の王島将春(おうしままさはる)と言います。聖書に書かれている預言を伝える活動をしています。

間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イランがイスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めてください。

もしもクリスチャンが消えた後の世界に取り残されたら、黙示録14章を確認ください。絶対に獣の刻印(666)を受けないでください。

管理人様が悔い改めたら、日本赤十字社の社長に「クリスチャンを役員に加えてください」と伝えてほしいです。日本赤十字社の皆様が、貧しい人達や、治療を必要としている人達に、物質的な支援をするだけに留まることなく、霊的な支援もしてくださいますように。
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