まずは『見てもらう』

2009-10-26 13:57:14 | Weblog


先日、羽田空港を利用したとき出発ロビーに透明な人の形をしたバルーンがたくさん浮いていました。
あれ~~? この辺りの技術はうちにしか無いはずなのにと眺めてました。
その後、会社の製作部長にあれってさ~、・・・そうそう、○○さんの作品ですよ。
製作当初、素材や作り方でいろいろ技術提供させてもらったそうです。
アーティストは発想が先行してそれをどうやって具体化するかけっこう悩むところですが技術を教えてしまうという事は企業としてどう考えるかべきか?確かにその会社の技術と考えれば社外秘にするのも一つの方法、その会社しか出来ない技術は強みですからね。しかし、その技術をただ持っているだけでは宝の持ち腐れになる場合がけっこうあるのです。注目を浴び最前線で活躍する人達とコラボする事でその技術がより早く人の目にさらされます。結果、メディアがそれを取り上げ話題となるのです。新しい作品を人が多く集まる場所に露出することで思ってもいない異業種から反応があるものです。売り込むには紹介出来る限界があります。多くの人が見れる場所に展示されれば無数の人がそれを見て様々なイメージを持ってくれるはずです。興味がある人は自分のビジネスに取入れられるかどうかのヒントにも繋がるはずです。このような作る側の技術は開発出来た時点ですでに次の新しい発想の試作を作り始めるので「今の技術は過去の物」と私は考えます。技術協力する側にもちゃんと筋が通っていれば、まったく問題なし!今の技術だけにこだわらず、先を見て常に新しい技術を開発する気持ち、自信があればそんな事の技術提供なんて小さな事です。うちの会社には営業マンはいません、このようなプレゼン的に「まずは見てもらう」これが凄い宣伝効果となっているのは事実です。考え方は人それぞれですがこんな考え方もあるのではないでしょうか。
実際にどの業界分野にも言える事だと私は思ってます。

今日はなぜかこんな事を書きたくなりました。