いつまでも夢と感動を

2009-02-26 14:49:12 | Weblog
昨日は久しぶりに夜の竹ノ塚に繰り出した。あるバンドの次のコンサートツアーの仮組がうちの倉庫で行なわれ、終了後に関係スタッフ10人と食事?飲みに行ったと言う訳です。最近あまり現場にも行かなくなったので久しぶりに再会する顔も多く昔話で盛り上がった。

デザイナーのミヤちゃんとはもう20年来のお付き合いで、有名なアーティストやバンドの間口100m級の大型ステージを数えきれない程、彼がデザインしステージデザイナーのカリスマ的存在です。今まで、このような間口100m級の大型ステージでは曲線を描くステージ装飾物は製作不可能とされていました。発砲スチロールの切り出しやFRPで成形されるものとしては限界を超える大きさですし、もしそのようなもので作ったら運搬にかかる輸送経費は膨大な費用がかかるためです。それまでは部分的にバルーンは使われていたのですが今から8年前にミヤちゃんが巨大なステージ総てにバルーンを使った立体曲面のデザインを落とし込んだ。総てがバルーンだけで飾られるステージは当時としては画期的なデザインでその後、彼の描いたステージデザインが話題となり今ではバルーンを使い大掛かりなステージセットが作られるようになった。昨年のサザンの解散コンサートでもバルーンと言われなければ普通の人は気がつかないと思いますが、総て空気で膨らんでいるバルーンで作られていたのです。それでは彼がデザインし私の会社が施工したバルーンをちょっと見てください。ステージ前面のオブジェは総て送風機で空気を送り込んで膨らんでいるバルーンなのです。人のサイズと比較していただければそのステージの大きさがわかります


不可能を可能にした、間口110mの巨大バルーンステージです。


チェーン一つ一つが空気で膨らんでます。言われなければわからない、これもバルーンです。


これらを造型物で製作し輸送したら11トントラック30台は必要でしょう。
バルーンで作り空気を抜けば11トントラック1台で輸送可能です。