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仙台のMTBショップDimensionの日記

Boschの電動アシストユニット搭載車

ドイツのCORRATEC社のeMTB EーPOWER X-VERTです。
特徴は同じくドイツのBOSCHのアシストユニットを使っているということです。
このBOSCHのアシストユニットはBB軸にフリーが無くて、ペダルを踏み込むのを急に止めると、アシストもカン!という音と共に瞬間的にカットオフされます。このレスポンスが鋭いところが特徴です。
他社のユニットはペダリングをやめてもBB軸に組み込まれたフリー機構によってアシストユニットが勝手にフロントスプロケットを回します。
この違いをどう捉ええるかです。

ジオメトリー的にはリアセンターが長い安定志向なものなので、リアに最大のアシストがかかってもバイクの挙動が急に変わったりしません。安全です。
その他のジオメトリーはXCバイクとしてみた場合、正統派とも呼べるオーソドクスなものなので素直で非常に乗りやすいものになっています。
実はフレームの作りそのものはさすがドイツと言っていい、精巧に成形されたチューブを使った見応えのあるものです。
特にダウンチューブのバッテリーが取り付けられる部分の成形はエッジが非常に鋭くてビックリしました。
他社ではみられない成形です。

フォークがMANITOUであるということもポイント高いです。
本当にサンツアーはやめてほしいです。
歴史のある一流どころはやはりきちんとしています。
ちゃんと減衰力が出ているダンパーを使い、エアースプリングも適度なプログレッシブ感と作動の確実さがあります。
どんなコンディションで乗っても満足できる性能が出ていないといけません。
ということでこのフォークは軽いですし、性能もしっかりしたものなので安心して攻め込むことができます。
エンドがスルーアクスルであることよりもきちんと動くことを重視したのでしょう。

このバイク40万くらいするのですが、その理由はコンポーネントにあります。
ドライブトレインはリアスプロケットがSLXである以外はXTを使用しています。
シフターもです。非常に高い変速性能と操作感を両立できますが、当然高くつきますよね。
そしてホイールもいいやつがついてます。
ハブもいいものでしたし、リムがワイドリムになっていました。予想以上にちゃんと作ってます。
日本に輸入する際にMTBであるということに及び腰になってスリックを履かせてしまったのが悔やまれますが、タイヤクリアランスがでかいので太いブロックを履かせるといいと思います。2.6がオススメですね。


パワーデリバリーがレスポンシブかつ丁寧、そしてフレームとの一体感が大変高いので、ベンツやアウディのようなドイツ車に乗っているのに似ています。中身がみっちり詰まっているあの感じです。

アキウツーリズムファクトリーでレンタルできるようになりますので、是非みなさんも乗ってみてください。
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