
690ノッチという、ちょっと非常識にも思えるノッチ数になってしまったインダストリーナインHYDRAは上級移行したとも言えるので、入門用ではないですが、ちょっと技術的にもギリギリまでやらなくて良い、安全マージンがでかい領域で価格を抑えて作ったのがこの101です。名前と違って90ノッチになります。
トップモデルが230溝×3セットの爪で690ノッチにしている(爪は2個1セット)のに対して45溝×2セット(爪は3個1セット)というフリー構成です。
つまり上位モデルの2個で1セットの爪よりも、1個多いのでより安心して使えると思います。
そもそも230個の溝だと埃一つで滑ってしまうほど繊細になっているでしょうから、オーバーホール頻度がやばいはずです。
45溝ならば全然余裕なので維持費もかからないでしょう。
ボディーの仕上げが荒いとか、色が黒しかないとか、そもそもブーストしか選べないという点はありますが、
シマノマイクロスプライン、XDドライバー、センターロックなど最新のMTBに必要な選択肢は用意されているので個人的には十分だと思います。
何より、インダストリーナインの安心感を安く手に入れられるのは大きいですね。
スモールパーツも豊富ですし、何よりフリー部分の耐久性が抜群です。
ベアリングも入手性が良いものばかりなので、他のブランドのハブよりよほど維持費は安いんですよ。
ハブ交換はスポークも同時に交換になりますし、ホイール組み直しで工賃も莫大ですので、ホイールを組むならば良いハブを使うのは重要なポイントになります。
ミドルクラスの価格帯で手に入れられるインダストリーナインというのは非常に価値が高いと思います。