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仙台のMTBショップDimensionの日記

乗りやすさは一つの理想形

JAMISといえばDRAGON。
DRAGONと言えばレイノルズのチューブ。
そう言い切って良いほどレイノルズのチューブにこだわってきた、最適化してきた今までのJAMISのDRAGONシリーズ、それもDRAGONSLAYERでオリジナルチューブセットになったので今後はどんどんオリジナルチューブに変更されると思われます。
でも、仕方ないんですよ。
もうクロモリでも最新スペックをぶち込んだバイクにしなければならない以上、その仕様に最適化されたチューブを求めると、自前で用意するしかなくなってしまいました。
それが正常な進化なんでしょう。アルミでもEASTONはそうやって消えていきましたので、残念ですが受け入れるしかないんでしょうね。

さて、レイノルズ520を使用した、馴染みやすいバイクと言う位置づけで今までやってきたDRAGON SPORT 2016モデルは操縦性が激変して、上級者が涎を垂らしてしまうほど素晴らしい操縦性に進化しました。
バイクとライダーの一体感が半端ではありません。

今までもチューブセットの良さを持って踏んだときに前に出るフィーリングは非常に気持ちのいいものでしたが、いかんせんハンドリングはちょっとちぐはぐで、フロントだけが切れ込むバランスの良くないものでした。
650シリーズは一体感の高いハンドリングだっただけに個人的には「何やってんの?」ってずっと思っていました。
しかし、2016モデルになり一気にジオメトリーを変更して、650ホイールシリーズと同じ味付けになり、一気に素晴らしいバイクになりました。
現時点で650よりこちらの方が数段走るといって良いですよ。
そして、SALSA EL MARIACHIよりもかなり良いです。特にスピードが出てくるとDRAGONのほうが圧倒的ですね。

走ってすぐに感じるのはタイヤの転がる感じが既に気持ち良いということです。
やけに軽く、そして滑らかに感じます。
やはりレイノルズ520の柔らかな特性がかなり効いていますね。
853は素晴らしいですけど、あまりにもバネ感が強すぎて疲れてくるとそれが邪魔に感じるときがありますが、520ならばそれほど反発が強くないので終始スムーズです。

コンポーネントは安定のシマノ、一応リアディレーラーのみSLKとして若干スペックアップしています。ブレーキも効きますし、レースで使用しても必要十分ですね。
フォークも本当は重いはずなんですが、それを感じないものがあります。
これはDRAGON650もそうなんですが、おそらくこのフレームとマッチングが良いのでしょうね。自転車も相性の良い組み合わせを見つけると、時折凄い性能になるときがあります。

ハンドリングはまさにホイールサイズを無視したリニア感があり、自由自在、そして底なしのグリップ力で限界が見えないほどです。
私の体重とスピード域ならば、DRAGON SLAYERよりこちらの方が良いです。
過剰なグリップはパワーを喰いますから、ここら辺が良いですね。

操縦性を追い求める為に、フロントディレーラーは余りお目にかからない、後に出っ張らないタイプです。
リアセンターをギリギリまで詰める努力がなされています。
ヘッドアングルも寝かされ、やはりこのバイクも後乗りで乗ることになります。

後乗り、アジャストできればフロントサスペンションに余裕が出来、リアのトラクションが上がり、メリットが多いですし、新しいジオメトリのバイクはその乗り方を強要してきますので、頭を切り替えなければなりませんね。

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