一応当店に在庫はあるのですが、基本的に全部試乗車にするつもりで在庫しているバイクなので特価で補充できなくなると同時にセールそのものも終了いたします。
年々人間味がなくなってシビアな対応をしてくるようになっているので、まだ大丈夫ですか?というのは通用しなくなってしまいました。
申し訳ありませんが、その時点までにオーダーをくださいますよう、お願い申し上げます。
ここ数日とても多い質問にCharge COOKER MAXIと SALSA MUKLUKくらべるとどうなの?というものがありますのでご説明差し上げたいと思います。

SALSAは基本的に最新世代のMTBのジオメトリーの考え方を踏襲しており、リアタイヤを軸に曲がっていくフォワードジオメトリーとなっています。
簡単に言うとハンドルを切っても曲がりません。
バイクを傾けてリアタイヤにしっかり荷重をかけて曲がります。
メリットは速度が上がれば上がるほど、操縦しやすくなります。超高速でハンドルを切って曲がるなんて恐ろしくて不可能ですが、リアタイヤに荷重をかけるのは全然怖くありません。傾けるのも難しいことではないのでとても曲がりやすく感じます。
弱点はそういう乗り方をできていない人は乗りにくく感じます。
交差点を曲がろうとしてもいちいちバイクを傾けないと曲がらないので、面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

Chargeはおそらくあえてなんだと思いますが、ジオメトリーが200年の自転車の歴史で培ってきたトラディショナルなものです。
ハンドリングはハンドルを切りつつ自転車を傾けていくという、古き良き操縦性を持っています。
コーナー手前でしっかりフロントタイヤに荷重をかけて、そこからハンドルを切り始めて傾けるという、自動車などと同じ操縦手順をとります。
メリットは町中の操縦性に非常に優れます。
交差点を曲がっただけで虜になるほど楽しいハンドリングを持っています。
ファットバイクの場合、そもそもタイヤのグリップ力が絶大なので、間違った操作をしてもタイヤが滑らないため、この操縦性と相性がいいと思います。
デメリットは超高速域で操縦が非常に難しいということですが、やっぱりタイヤのグリップが絶大なのでデメリットになっていないのです。
ある意味メリットはあってもデメリットのないバイクのような気がします。
ここからは私個人の感覚です。
普通に走る分にはChargeが良いですが、いかんせん操縦の自由度という点ではSALSAが圧倒的に突き放しているので、実際に山を走りに行くならMUKLUK以外考えられません。
ライダーとバイクの一体感を感じられるのかそうでないのかが命を失うかどうかの分かれ道となりますので、バイクライドにどこまで求めているのかで選ばれるとよいかと思います。
しかし単純にコンポーネントはCOOKER MAXI2の方がだいぶいいんですよね。困ったことに。