MTBは最近まで確実に進歩を遂げてきましたが、個人的に一つだけどんどん改悪していった領域があります。
それはリアのみ多段変速によるリアエンドの重量増加です。
最近の12段リアスプロケットの安いやつの重さはなんと600gもあるんです。これは10速の頃と比べて4割くらい重くなっています。
タイヤ並みの重さがリアハブにくっついてるんですよ。
運動性能の観点から見ると、重量物はBB付近に集中しているべきで、フロントエンドやリアエンドは可能な限り軽くしておきたいんです。
それなのに、今はリアエンドがめちゃくちゃに重いバイクばかりです。特に完成車はリアスプロケットを軽いやつにすると言うことはまずないことなので、後ろばかり重いバイクが多いです。
そう言うわけで、完成車のチューニングポイントとしてはリアスプロケットの軽量化は非常に効果が高いです。
例えばこのXX1のリアスプロケットならば372gと10速の頃と同様の重さなので、リアエンドの重さを感じることはあまりありません。
せめてGXやXT程度のレベルのリアスプロケットにしないと、後ろが重いことによるリアタイヤの運動性能不足によってライディングが面白く無くなることも十分に考えられます。
カーボンハンドルバーをつける前にリアスプロケットを軽くした方が絶対にいいですよ。