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イギリス大好き!デボン大好き!エクセター大好き!

イギリスでの生活やイギリスにまつわることなど・・・!

悲しいニュース

2005-11-23 18:36:30 | 学校と教育
11月21日のExpress&Echoには、Westexe Technology Collegeの生徒が地域住民に迷惑をかけているというニュースが載っていた。
彼らの行き過ぎた行動で、安心して暮らせない住民が増えているのだそうだ。
この現象は4年前からあり、最近はさらに悪い状態なのだとか。
スクーターを乗り回して歩行者を通らせなかったり、他人の家の前に座って飲酒・喫煙をし、居住者に対してひどい事を言ったり窓から中を凝視する生徒がいるとのこと。
学校の職員もいろいろな策を講じているらしいが、なかなか難しいようだ。
私も汽車に乗ったとき、若い学生のマナーの悪さに憤慨したことがある。
向かいの座席に土足のまま足を投げ出して座っていた女の子、携帯電話で大きな声で喋っていた男の子…
そういえば小学生くらいの男の子が大きな音でゲームをしてるのに、隣に座っている親が注意しなかったこともあった。(結局私が彼に注意したが)
でも若者だけがマナー知らずではない。大人も結構ひどい。
「他人のことを気にしない」のはイギリス人の特徴であるが、大人のこうしたマナーの悪さを改善し、子どもたちに正しいことを教えていかないとこうした問題はなかなか解決されないのではないかと感じた。
日本でも同様に…。画像はロンドンのPaddinton駅構内の様子。


学校給食

2005-10-16 12:35:42 | 学校と教育
イギリスでは料理家ジェイミー・オリバーによる強力なキャンペーンの後、学校給食の栄養的な質についての話題が、選挙問題に発展したらしい。
給食という学校教育の1つの小さな分野にもかかわらず、政府は選挙運動の中、学校給食の新しい栄養基準を設けるための機関を設立するなど、大変熱心に教育問題に取り組んでいる。
イギリスでは、子どもたちがジャンクフードを多く摂取する傾向から、反社会的な行動や学力の低下など、さまざまな問題が起こっていると指摘されている。
貧富の差が激しいため、特に公立の学校では学校給食の担う役割は大きいのだろうか。
最近の日本政府はとにかく景気回復にのみ焦点をあてていて、公教育を軽視し教育予算を大幅に削減している。
日本はイギリスの教育政策を多く取り入れていると聞いたが、もっときちんと良い点を取り入れてほしいと思う。
「たかが給食」だが、そこから生じる大きな問題にメスを入れていく姿勢は大いに見習ってもらいたいと思う。
画像はCoutess Weir Conbined Schoolのcanteen。
おかずやデザートが選べ、美味しかったー!!
ちなみに給食は希望制で、手弁当もちの子どももいる。


リビアの英語教育事情

2005-09-07 08:00:19 | 学校と教育
国から派遣されて研修に来ているリビアの英語教師8人と、リビアと日本の英語教育についての共通点と相違点について話し合った。
私が話を伺ったのは、Preparatory Schoolという日本の高校にあたる学校に勤めるフィトゥリ氏。彼は44歳で教職経験が長い。彼の英語はアラビア語訛りが強かった。
リビアでも小・中学校で教える外国語は主に英語であり、生徒は教科書を使いながら12歳から英語を学び始める。だが、生徒は日常的に英語を使わない生活なので、英語学習に対して意欲があまりないようである。
大きな相違点は、ALTなどネイティヴスピーカーが国内にほとんどおらず、リビア国内での英語教育はリビア人によってなされている点である。トリポリ国際空港からイギリスまで4時間弱で行けるが、教員はあまり海外には行かず、国内で英語を勉強しているそうだ。
リビアでは1ポンドが2.40ディナールで、教員の月給は経験年数によって異なるが、300ディナール程度である。物価が大変安いので、教員の待遇はかなり良いと言える。
英語教授法はダイレクトメソッドを心がけているが、生徒の習熟度等に応じてアラビア語で授業を進めることがあるようである。
入試はなく、年に2回(年度半ばと年度末)試験があり、その結果により次に進む学校が決められる。
日本の英語版学習指導要領や教科書を見せたりしながら日本の英語教育について紹介したが、リビア国内での英語教育のレベルと日本のそれとはずいぶん差があるように感じた。しかしリビアは油田開発が活発になされていて豊かな国であり、将来的には教育環境も大いに改善されるのではないかというフィトゥリ氏の意見が印象的だった。
リビアでは学校制度が今年から変わり、6歳から15歳までの子どもが通うessential schoolと、15歳から19歳までの子どもが通うsecondary schoolと大学、専門学校がある。


世界で一番いい大学

2005-09-07 07:14:32 | 学校と教育
Institute of Higher Education, Shanghai Jiao Tong Universityが出した世界の大学ランキングでは、エクセター大学は世界では401-500位、ヨーロッパでは169-205位、イギリスでは37-40位だと位置づけられている。
http://ed.sjtu.edu.cn/rank/2005/ARWU2005TOP500list.htm
中国の大学が世界でどの程度のレベルか調べるために出したものらしく、自然科学の分野での調査・研究発表に基づきランキングが出されている。
同じ401-500位の範囲には日本の東京都立大学が入っているが、どの程度の信憑性があるかは全く持って疑わしい(と私は感じた)。
さて、エクセター大学の売店(我々は「生協」と呼んでいる!)には、大学グッズが売られていて、Tシャツやステッカーには「Probably the best university in the world」と書かれている。
probably」とあるのがなんともlovelyだ。
何をもって「一番良い」と言うのか議論は分かれるところだが、そこで学ぶ学生が「一番良い」と思うことこそふさわしい尺度なのではないかと感じた。


私立学校

2005-09-02 03:42:48 | 学校と教育
イギリスでは、私立学校の方が圧倒的にレベルが高いそうだ。
オックスフォード大学の生徒のうち45%、そしてここエクセター市のエクセター大学の生徒の3分の1が私立学校の卒業生らしい。
また、私立学校は優秀な教員を集めるために給料を高くしているので、イギリスの私立学校の学費は、20年前の128%にまで上がっているらしい。
イギリスでも子どもを大学に行かせるのは大変なようだ。