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イギリス大好き!デボン大好き!エクセター大好き!

イギリスでの生活やイギリスにまつわることなど・・・!

いじめ

2006-11-12 22:47:35 | 学校と教育
the problem of bullying in schools...
13歳の大河内清輝さんが愛知県西尾市でいじめを苦に自殺したのは平成6年のことだった。
その当時も相次いで少年少女がいじめを苦に自殺したことは記憶に新しいが、この度も連鎖反応と呼ぶべきか、少年少女の自殺が続いている。
先日いじめ問題に関して調べているうちに、ある方のブログに偶然たどりついた。
GK68's Redpepperというブログだ。
そこには、『週刊メールジャーナル』(2006/10/18 No.356)で気になる記事があったと記してあった。
メルマガを編集発行している川崎氏の記事で、「いじめによる自殺報道は学校社会の本質を見ていない いじめのない学校なんてあるはずがない」という題で、「いじめというのは学校のみならず、人間の本能である。したがって学校ではいじめは当然のこととして教師は対処しなければならない」、「つまりは、自己の生存権のために、魚類や野獣が、自分の縄張りを守るために他者を追い出そうとたたかう本能と、ほとんど同じ行為なのである。」とあったそうだ。
このGK68's Redpepperというブログを書いておられる方のコメントは実に的を射ている。
「縄張り争いをする動物がいるといっても、相手を殺すまでには至ることはない。ましてや、生物界において最も知能の発達した人間が、なぜ縄張り争いをして、相手を死に至らしめる必要があるのか。そもそも、川崎氏は、「本能」などという言葉を簡単にヒトに使っているが、ヒトほど本能から遠ざかった、あるいは本能という呪縛から解き放たれた生物はいないのではないかと考える。それは、高度に発達した知能だけがもたらすことである。 つまり、いじめの発生と撲滅とは、この高度に発達した知能をもってすれば、かならず解決できるはずである。逆に、もし、川崎氏のいうように「縄張りを守ろうとする」ような本能がヒトに存在するなら、ヒトはもっと動物的であっただろう。つまり、ヒトの主な行動は他の動物と同様に、食欲という自己の保存と、性欲という種の保存のみに。もっとも、そうであったなら、いじめの問題はおろか、環境問題もエネルギー問題も、さらには同種が殺しあうという戦争の問題も存在しうるはずもなく、その方がよかったのかもしれないが。
私もこの方の意見に同感である。
「いじめはなくせる」。
また、12年前、タレントの反町隆史さんが、めざましテレビで「いじめられる側にも原因がある」ととうとうとのたまわっていて呆れたが、いまだに「いじめられる方にも悪い点がある」という考え方は根強く残っている。
そして、「やり返すだけの強い心をもて。」・・・どうしてこういういじめを科学的に捉えない発言が相次ぐのだろう。
いじめは何も「弱い子」だけがうけるものではない。そして、特段の理由がなくとも勃発する。また、しっかりした子ども(大人の場合でも)でも、精神的苦痛に耐えられず、エネルギーをなくしてしまうのだ。
一時の流行や騒ぎで終わり、喉元過ぎればまたいじめ問題が軽視されることのないように、常に考え話題にしたいものである。
画像はCountess Weir Combined Schoolに掲示してあったゴールデン・ルールの一部。


変わりつつあるExeter Univ.

2006-10-06 23:03:18 | 学校と教育
今日のニュースで、エクセター大学のHeavitree RoadにあるSt Luke'sキャンパスが一部売りに出されるようだ。
エクセター大学は、Streatham Court Campusと、St Luke's Campus、そしてCornwall Campusより成る。
St Luke's Campusでは1854年より多くの教育実習生が学んできており、何千人という施設利用者には狭すぎるというのが理由のようだ。
将来大学の拡大に向けての計画のひとつでもあるらしい。
St Luke's Campusの使用はクリスマスまでに終わるそうだ。
St Luke Campusが360度のイメージ画像で見られるサイトはこちら。↓
http://www.exeter.ac.uk/virtualtours/stlukesbroadband/index.shtml


教育基本法

2006-06-11 16:38:10 | 学校と教育
国会では、教育基本法改定の動きが進んでおり、早期成立がねらわれている。
「なぜ今教育基本法改定なのか?」
「教育基本法とはそもそも何なのか?」

慌ただしい日々の中、こうしたことを立ち止まって考えることなく過ごしてきた。
しかし今日立ち止まって考える機会があった。

われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。…

これは教育基本法の前文の一節だが、教育基本法は、平和憲法で示される理想を実現するために制定された教育の憲法である。
なぜこれを今改定するのか?
改定案は、教育基本法前文中の「真理と平和を希求」という部分が、「真理と正義を希求」となっている。
これは、日本国憲法第9条の改定をもくろむ動きとリンクするものではないのか????

「トップダウン」式で物事が進んでいくことがあまりにも常態化していて、私も相当感覚が麻痺しているが、今一度立ち止まって考えなければ、そして平和と民主主義を守るために行動しなくてはならないことがたくさんあると感じている。

画像はCountess Weir Combined Schoolでの歌の発表の様子。


学校給食その2

2006-05-20 08:26:34 | 学校と教育
今朝のニュースで、イギリスの学校給食についての改革と現状が伝えられていた。
小学校で学校給食に費やす支出は、一人あたり47ペンス(2005年・平均)が今年は51ペンスになるらしい。
お菓子の自動販売機を撤去したり、学校によってよっては朝食も給食として出すなど、子どもの食事と栄養改善に目を向け、本格的に教育の質を向上しようとしている。
朝食も給食を実施している小学校の教師は、導入してから子どもの学習への集中力が高まったと報告していた。
しかし、学校で密かにお菓子を売る子どももいるらしい。。。
(見つかると厳しい罰則アリ)
給食の中身が変わっても子どもの食生活はまだ当分変わることはなさそうだ。
栄養や食に関する教育の改善が望まれる。
画像はCoutess Weir Combined Schoolの先生と児童たち。↓


授業をサボる生徒

2005-11-23 18:53:00 | 学校と教育
イギリスでは学校の授業をサボる中学生が増えているらしいが、デボン州では罰則や警察との共同パトロールにより、昨年に比べ授業をサボる生徒が少なくなったそうだ。
デボン州のsecondary school全体の生徒の出席率は93.5%とのこと。
保護者への働きかけも熱心に行われているようだ。
学校の教育活動の見直しは行われているのだろうか?
子どもたちが受けたくなる授業、通いたくなる学校づくりに関してはどうだろうか・・・?
画像はBrixham Community Collegeのスペイン語の授業の1コマ。