From 1000m

ゆる山歩きも いいんじゃないかい?

金鶏山 信仰の山なのです

2012年03月23日 | 日記

今日は子供の通う中学校のテニス部に、テニスコートの測量を頼まれたのでした。 テニスコートを観察すると・・・ん~状態が良くないな~  顧問の先生と協議して本日は中止。 乾いてから整備してしっかり測量しましょう ということに・・・・   我が家にはトータルステーションという恐ろしく高価な測量器があるのです・・・それを誰かが聞きつけて・・・学校へご奉仕    まっPTA役員なんてこんなものです。   ということで家に戻らずなぜか思いつきで金鶏山に向かうのでした。久しぶりだね・・・いつも筆頭岩から縦走していたので今回は、東から金鶏山~筆頭岩に向かうのでした。

  

中途半端な表現で、「登山をお控えください」 の看板を横目に いやなザクザクの急登を50mほど登り上げ左の尾根へ。

あまりに有名な頭の無い神官がお出迎えしてくれます。 後ろの斜めに生えた潅木が、頭を割ってしまったようです。

 

見事なガリーに到着 直登と迂回コースがあります。もちろん楽しい直等コース・・・右が2段目のガリー 10mほど登ったら左のゴジラの背中を駆け上がります。おもしろーい!

 

叱枳尼天 とある。調べると 叱枳尼天は梵語ではdakini(ダーキニー)。夜叉神であって、もとは生きた人間の心臓を食べる鬼女であったが、マハーカラ(大黒天:シバ神の夜の姿)に敗れて、生きた人間の心臓を食べることは禁じられたが、代わりに、人が死ぬと他より先んじてその心臓を手に入れことが出来るように、人間の死を6ヶ月前に予知する能力を与えられ、強力な通力を得た。このため、叱枳尼天の法を修する者には自在の力を与えるようになったと云う     文献コピペ

 美しい天女の姿が彫られている。この碑をはじめ多くの石碑が眼を引きます。金鶏山は信仰の山なのだ。

   

ゆっくりもがいて1時間ほどか・・山頂に到着 山頂付近からの 西上州のパノラマです

山頂から三角点を過ぎ、松ノ木のあるピークで小休止・・・ここから一気に急降下なのだ。意外とザレていて悪い下りキレットを越えああしたりこうしたり・・・まあ楽しい薮山です。

  

このスラブのトラバースは、10m下って足場のよいところを通過します。根性のある方はそのままどうぞ・・

いくつかの岩峰を巻いたり登ったり 薮山ピークを越えると、筆頭岩がお目見えになります。今日は筆頭岩には興味なし・・・一本杉の近くのピナクルでカップラーメンとコーヒーを沸かしておいしくランチタイムなのだ・・・

  

車道に降り、歩いたルートをおさらいしながら気持ちよく車まで車道歩き・・・この道大好きなんだよね 3時間のプチハイキングでした。

 

 


中之嶽神社から星穴岳P6コルまで偵察山行  おむすび穴までノーザイルで行きたい方もご覧あれ

2012年03月05日 | 日記

ぽかっと休みが1日とれたので、思いつきで妙義へ・・・まあまだ日陰に雪があるので無理はしない・・・・つもり でチョッと偵察山行  星穴岳P6のコルまで向かいます。星穴岳P6・・・地図には載っているんだけど何でそんなところへ?  実は以前、星穴岳から中木乗越までルートらしきものが在ったようなのですが、今は地図からも消え・・・こちらも「さらに失われた道」となっています。 星穴新道を登り、険悪な稜線を中木乗越まで縦走して林道中之嶽千線を国民宿舎まで戻るという 「失われた道 完全版」をもくろんでいるのでした。 今回は、何らかの手がかりでもないかな~という安易な気持ちで探検します。そして行き着いたのは、 ~げに恐ろしき星穴岳の稜線~なのでした。 このルートは「おむすび穴までノーザイルで行きたい」という人とリンクします・・・が、行けないこともありませんが「行きはよいよい帰りは怖い」ルートなのでザイルは必修。まあ・・・当然、登山道なんてありません。 

 

※8mm20mあば生きて帰れるとおもいます。  こんな感じでP6コルまでお茶のみに行きます。

 

新調された鳥居をくぐり石階段を上りあげたら左に200m直進 大岩の上に祠のあるところが取り付きです。左に巻きながらこの岩伝いにしばらく薮山歩き。

  

しばらくは崩れ易い枯葉の堆積した薮山をトラバースになります。ここでヒント・・・杉の植樹帯伝いに歩くのですが、道らしきものは獣道のみ。高度計を750mで歩くのがポイント。これ以下に下がると後々厄介なことに・・・なります。ちなみに駐車場が700mなので高度計をセットしてちょうだい。

  

 

屏風状の岩伝いに歩き、途中気持ちの悪い生き物のような岩を横目に植林帯を抜けると西岳から派生する尾根に着きます。ここで正面に星穴岳の険悪な岩山がお出ましになります。

 

山を巻きながら一度沢まで下りそのまま遡上・・・対岸の植林帯が切れたところから星穴から派生した尾根に登りあげます。わかり易い細尾根の急登りを詰めると岩峰に突き当ります。これを目印に進路を左へ・・・この辺から岩峰群が威圧してくるのだ・・・木の根に掴りながら崩れ易い急登をトラバースしながら高度を上げましょう。

 

岩稜帯を巻きながら上り詰めると星穴から派生する大岩のあるルンゼに到着・・・ここはそのまま登ると行き止まりです。星穴に行きたい穴屋さんはさらにスラブを左にトラバースして隣の狭小なルンゼを詰めてください。射抜き穴直下岸壁に突き当り、ルンゼを詰めれば星穴にたどり着くはずです・・・このコースだと景色もなく悪いトラバースの連続なので下りで使うのがよいでしょう・・・    さて・・・今日は目的がこちらではないのです。

 

目指すはこちら・・・ ああしたり・・・こうしたり・・・そしてP6のコルがあるピナクルに到着

  

P6のコルから見た星穴方面・・・ おそろしや  ・・凄いのでした。

そして肝心のルートの形跡は・・・なるほどね・・・  雪解けを待ち 「失われた道 完全版」 ここから中木乗越を目指します。