From 1000m

ゆる山歩きも いいんじゃないかい?

2014 荒船山・毛無岩・イデミ 9時間のロ~ングトレッキング 

2014年05月11日 | 日記

朝、4時30分に起床・・・ 外に出るとあまりにもトレッキングな陽気!  ということで思いつきで、車にザックとブーツを放り込み、目的地も決めずに内山峠へ・・ 

 

途中、コンビニで食料と飲料を調達、 先日の遭難事故が気になったので、毛無岩に向かうことに・・・ 前回、千ヶ平から毛無岩を目指す予定が、急な仕事が入り途中で挫折したのが消化不良でどうも心残りなのだ・・・ されど標高の低い沢の「むっしー」も嫌なので、心を決めて荒船山から毛無岩を目指します。

6時20分 内山登山口を出発。 何処かの大学の山岳部らしき20名ほどが先行。途中で先に出してもらいました・・・ 荒船山・経塚山までは「自分の家」なのでここでは割愛いたします。

経塚山を過ぎ、主稜線を立岩に向かいます。細尾根を下り、30分ほどで毛無岩分岐点に到着。  地図からも抹消された「失われた遊歩道」へ・・・ 左の写真は、崩落を起こしている双頭の「無名峰」 立派なお山なのに名前がありません。 分岐を右へ行くと立岩方面です・・・ 

 

 

無名峰を左に巻きながら 「崩落地の通過」 大きく4箇所ぐらいか・・ 数年ぶりの通過です。  

崩落直後より良好な感じでしたが 、何箇所か崩落地の地盤が弱く、緊張を強いられるルートとなります。 か細く踏み跡もあります・・・ 崩落箇所を高巻きなが通過し相沢越へ。 目的地の毛無岩、その前方に 「イデミ」が姿を表します。

 

  

左 手前がイデミ、奥に毛無岩本峰  中 相沢越標識  右  毛無岩前峰から千ヶ平分岐

 

10時ジャスト 毛無岩ジャンダルムへ到着。 毛無岩から西上州の山並みが綺麗! 先日、妹を連れて登った「大岩・碧岩」もバッチリ丸見えよ!  

 

 

有名な、本峰のナイフリッジを駆け上がり・・・ 10時ジャスト  毛無岩到着です。 

ここまで爽やかな陽気に後押しされ、立ち休み以外休憩無し・・・水分補給なし! 内山駐車場から3時間40分で一発到着です。 

さて、先日の死亡遭難事故の件・・・ どこから滑落したのだろう・・・ 年齢を考えると、この辺に入山するのは無謀とも思えるのだが。登山経験20年のベテラン・・・ この山域ではアルプスより難易度が高いのだが・・・  気がつけば自分も登山経験33年?  気を引き締めましょう。

 

 

毛無岩山頂から 手前に「イデミ」、その後ろの「無名の双頭峰」 遥後ろに荒船山のテーブルトップ・・・その先の内山峠まで  こ・・これから帰らねば・・・

 

 

日曜なのに、人の気配なし・・・  360度の景色独り占めで、ゆっくりご機嫌コーヒータイム 30分ほどまったり・・・ 

恐ろしい高度感! ( ・∀・) イイネ! ここは岩登りのゲレンデなのです。  ここで外気温20を超え、暑さの洗礼を受け始めるのでした。さあ帰りまショ。

 

 

  

帰り道、どうしても気になるお山・・「イデミ」へ寄り道。無名峰とイデミの鞍部から 潅木につかまり、藪山を直登!。  山頂に標準点アリ。 

 山頂付近でアカヤシオが満開でお出迎えです!  見晴らしは・・・(/ω\*)   

 

 

来たルートを忠実に辿り、経塚山へ・・・  何やら女性だけの団体様 30名ぐらいが経塚山に登ってくる! 圧倒され道を譲り、メンバー様に尋ねると

 好日山荘90周年特別企画  『荒船山』 おとな女子登山部女性限定ツアー だそうです。 皆様おしゃべりしながら楽しそうでした。(^-^)

 そして荒船山艫岩展望台は 「人・ひと・ヒト・hito・・・」 人間の匂いにむせ返りながら なんとか内山登山口へ安着! 

 

9時間のロ~ングトレツキング 歩いたねー・・・ o(^o^)o  

 

 


 タラの芽収穫  大失敗の巻

2014年05月09日 | 日記

あ~~ やっちまいました・・・・  たぶん10日は遅かったのでしょう シャングル状態なのでした・・・  多忙で山菜から気持ちが離れてたね。

こんな年に限って、この一帯が誰にも摘まれていないのです。今年は休憩させてあげましょう。 来週は更に標高をあげてみましょう 

タラの芽収穫・大失敗の巻でした (^_^;)  


GW 西上州  遭難事故について

2014年05月07日 | 日記

GW日本各地で多くの山岳遭難が相次ぎ、通い慣れた山域でも、死亡遭難事故が発生してしまいました。

遭難された方には心よりご冥福を申し上げます。

 

新聞記事より

6日午後1時20分ごろ、群馬県南牧村の荒船山(1423メートル)の毛無岩付近で「5人グループの1人が滑落したようだ」と、単独で登山していた男性(61)から110番があった。県警富岡署員が約2時間後、尾根から約50メートル下の沢で女性を発見。ヘリコプターで前橋市の病院に搬送したが、死亡が確認された。
 富岡署によると、死亡したのは千葉県、主婦(69)。登山歴約20年で、女性5人で毛無岩に向かっていた。同署は足を滑らせたとみている。
 現場は中上級者コースで、沢があるなど、足場が悪かったという。他の4人にけがはなかった。 

 

 東信濃~西上州は気軽に入山できる身近な山域です。地質の変化に富み、類まれな景観と自然の営みを感じさせてくれます。

その反面、険しさと地質の脆さは、危険と隣合わせなことは言うまでもありません。 昨年、9月の台風による豪雨、また今年2月の豪雪による雪害で、倒木・浮石・崩壊・崩落が見受けられます。 無理な崩落地の通過や軽装備での山行は事故に直結します。

山岳遭難に何度となく遭遇していますが、「え?こんな場所で?」 という意外な場所が多いように感じます。現場での判断を間違えることなく 「安全な岩と藪山歩き」 を楽しみましょう。

東信濃・西上州・・・  個性輝くマイナーな山へ! 

 

 

荒船山~毛無岩 崩落が進んでいます。 「山行の参考」 にはしないでください。 過去の通過記録・・・

荒船山から毛無岩 ピストン  いけない見本だね こんな歩き方しないでね