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空見屋の8月俳句

2014-09-05 20:30:00 | 空見屋のスマホで絶句








やはらかな硬派でありぬ衣被



神木の倒れ臥しまま猿茸



虹痩せる小林歯科の向う側 (関悦史選 人) (坂西敦子選 地)



出口なき檻に入口秋出水



湯の色はミルキーブルー銀河濃し



猫じやらし踏み分け子狸あらはれる (写俳コラボ 自然を尋ねる人さん)



試みに猿に差し出す猿茸



電車通過す白線上に毛虫 (月刊角川俳句9月号 今井聖選 佳作)



俳句甲子園朱夏に止めを刺しに行く (一句一遊 天)



焦げ色の猿の腰掛獣臭 (ポスト 人)



八月やかなしみだけがリフレイン



源流の外れに平家螢かな (下野新聞 木島松穹選)(写俳コラボ 自然を尋ねる人さん)




魂祭妣は孤独になりたがる 



新盆の空き家に子らや孫の来て



つくつくし全霊よせて谺とす 



法師蝉伊那の井月(せいげつ)また泥酔 (ポスト 人)



盆路におちてきたらし天馬の子



旅人の胸おどらせて礼文滝 (写俳コラボ だんだんさん)



草丈の果や馬起つ夏深し (ポスト 人)



紅蓮の五日目の朝散りぢりに



二度洗ひしたる鮓桶嗅ひでをり 



ゆふぐれは血を吐くやうな晩夏光



夏蝶のおちゆく渓(たに)や綺羅無尽



炎天のゴルゴンゾーラいまひとつ



暑き日や日暮風待つ人も来ず



氷室より伐り出し角柱炎天へ 



炎天の猫くたくたとまた地べた (ポスト 人)(猫写俳コラボ 芯さん&さんごさん)





コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ディック)
2014-09-05 21:34:10
ほぼ一日一句でしょうか。
当方、一度怠け癖がつくと、立ち直りに時間が掛かります。
9月に入ってまた暑くなり、多少は言い訳になるかな、なんてその気持ちがいけないですね。
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Unknown (空見)
2014-09-05 21:58:04
☆ディックさんこんばんは~
新聞・俳句誌・NHKなどにも投稿を始めたので、そういうのはブログに出せないのね、だから本当はもっとたくさん作っています。
暢気そうに見えるアヒルが、水面下で足をスクリューみたいに回してるのと同じ(笑)
私の俳句ノートは相変わらずメチャクチャで、先月から少しずつ整理しようとしているのですが、すぐ嫌になってしまって(;^_^A アセアセ・・
せめて1か月分をブログアップすることで、何とかメモ的ですが記録しています。

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