MY LIFE AS A FOOTBALL

ないかな ないよな きっとね いないよな
会ったら言えるかな まぶた閉じて浮かべているよ

ボールは誰のもの

2007年01月30日 | ポンコツ作家部


■ 鶴城クラブ 1 ― 0 工友クラブOB ■

                    1/28 小瀬球技場 

・鶴城クラブ

GK カジ?・カガミ
DF ネスネスタ・ヤマモト
   トシオハ・トシオ
   ヨーダ・ヨダダヨ
   スモール・リトル
MF ウナギノ・シミズ
   タンテーノ・クドーチャン
   ディエゴ・レッツダイエット・カワスミ
   エーギョーノ・ナイトー
FW リョコーノ・コシイシ
   クーボ・サンチェス

 珍しく、ヨダダヨが遅い・・・
彼がチームのボール当番だから、来ないと練習できないのだ。
 ※たいして練習しないくせにねぇ

実はそのボール、全部ヨダダヨの私物なのだ。
チーム所有のボールがないなんて、そんなチームおらんやろ~

そんなチームがここにある! 

そんなんなんで、会計のスモール・リトルに提案してみる …

「部費が余ってるなら、ボール買うか?」

スモール・リトル、冷静に答える …

「誰のボールでも、あればいいでしょ」

なんて合理的な考え方でしょう。
そーいえば、前にもあったぞ …

「部費が余ってるなら、ユニフォーム買うか?」

という、私の場当たり的な提案に対して …

「いらないでしょ」

と、ひとことで却下された。
銀行屋は、出るカネにはシビアなのだ。

おぉそーか、上等だ、リトル
だったらテメぇの時間にルーズなとこにもシビアにならんかい!

・時間にはルーズなくせに、金にはシビア
・金にはルーズなくせに、時間にはシビア

ほらね、オレと銀行屋は水と油なのさ^^ 
プレーがかみ合わないのも当たり前。
 ※私の場合、ルーズになるほどのカネを持ってないんだけど。 ほっとけ

 さて、肝心な試合は・・・
甲府一高 対 甲府工業の、成れの果て対決だ^^

ウナギノ・シミズが、オフサイド・ラインをうまく抜け
グラウンダーのシュートを左スミに決めた。
結局、これが両チームのあげた唯一の得点になった。

ウナギノ・シミズは、自陣エリア内でハンドして、
PKを与えたので、あやうく1ゴール1アシストするところだった。

ピンチを救ったのは、バッタもんのキーパー、カジ?・カガミだ。
相手が蹴る前に、ライン上で踊ったのだ。

そのあまりのわけのわからん動きは、キッカーはおろか、
オレも幻惑されたくらいだ。

PKを取られると、ほぼ100パーあきらめる。
だから、ボールがクロスバーを超えた時は、うれしかった。

なにはともあれ、これで逃げ切ったのだから、
わけのわからん動きでも、やらないよりはマシなのだ。
なにより、あきらめてなかったカジ?・カガミはエラい。

ホメるだけでは、しゃくなので・・・

カジ?・カガミとトシオハ・トシオのふたりは、
ヴァンフォーレのシーズンチケットを購入したが、
これが、5万5千円!のメインスタンドの指定席だという。

理由としては、

① 今シーズンこそ、最後のJ1である可能性が高いこと
② 2時間前から並びたくないこと
③ ゆっくりビールを飲みたいこと

②③の理由見た? ジジくさいでしょう。加齢臭がただよってきそうだ。
よーし、オレはバックスタンドの自由席にするぞ!

とにかく、07年は2連勝スタートだ。
それも完封2連発! バッタもんのキーパーなのに~


 帰りがけ、自販機のところに家族連れがいた。
公園で遊んだ昼下がり、ちょっと冷たいジュースでも・・・

パパとママ、ちびの弟くんたちは、それぞれ好きなものを購入し
オーラス、一輪車に乗った低学年の女の子が残った。

お金を入れると・・・おっと、一輪車のバランスがくずれた。
女の子、あわてて自販機に抱きつくと … ガチャン

ジュースが落ちた音。
そう、おもわず手がボタンを押してしまったのだ。

「こんなん出ちゃった~~」

女の子、熱いお茶のペットボトルをパパとママに見せる。
その顔は「不本意~~!」と、アピールしている。

しかし、無常にもパパとママ、弟くんたちは、とっとと去っていく。
・・・完全にシカトだ^^

その光景を見ながら、オレもその自販機でアクエリアスを買う。
女の子、自分の熱いお茶と、オレの冷たいアクエリアスを見比べる。

「どーする?」とオレ。

「うーーーんと、これでいい!」

と、女の子、お茶を持って一輪車で家族のもとへ去っていく。
その顔はもうニコニコしている。

『おぉ、さわやかなヤツ』と、感心しつつオレも家に帰るのだ。


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