昨日は電動工具を並べたんで、今日はミュージックビデオだ。
・・・よくわからん繋がりだこと^^
昨夜、町山智浩と小林克也がコラボして、
お互いの番組にリモートで行ったり来たり。
克也さんは最初独学で英語をやり始め、先生は50年代のアメリカ音楽。
プレスリーやエディ・コクラン、バディ・ホリーから習ったら、
英語の成績がアップしたんだと。
FENも聞き始め、まじめな性格なもんで白人と黒人の喋り方の違いまでコピー。
後にニューヨーカーから、
君の英語には黒人やブリティッシュの訛りが入ってるね、と言われたとか。
おふたりの話は当然“Black Lives Matter”へ。
ここでマーヴィン・ゲイの「What's Going On」 が流れる・・・
元々はベトナム戦争に従軍した実弟の手紙からインスパイアされた曲だけど、
今のアメリカでもまったく違和感なく、むしろ現在の曲として広く歌われているそう。
Marvin Gaye - What's Going On (Official Video 2019)
で、次に流れたのがストーリーズの♪ブラザー・ルイって曲だ。
おお、知ってる知ってる。けっこうヒットした曲だ。
Stories - Brother Louie
ルイルイって、太川陽介にもあったなぁ
エビスさんを大切にね、頼むよ。
エビスさんの症状はウチの母親と同じだ。
頼むよ、ルイルイ
えーと、ストーリーズの方は異人種間の恋を歌っている。
黒人女性と白人男性の恋・・・
ブラウンシュガーは隠語じゃヤク、アヘンのことだ。
彼女は夜のように黒い
ルイは白より真っ白
ブラウンシュガーを味わうような危うさ
ルイは一晩で恋に落ちた
黒人と白人
互いに影響を与えながら、それぞれ音楽のクオリティをゴンゴン上げていく。
Sam Cooke - A Change Is Gonna Come (Official Lyric Video)
サム・クックのア・チェンジズ・ゴナカム「A Change Is Gonna Come」は、
ディランの♪時代は変わる「The Times They Are A-Changin' 」に影響を受けている。
公民権運動にも深くかかわり、
MVにもマルコムXやモハメド・アリと写っている場面が出てくる。
Bob Dylan - The Times They Are A-Changin' (Audio)
もひとり克也さんが紹介したのが2パック。
曲名もそのまま「Changes」だ。
白人も黒人もずっとチェンジを歌い続けているが、
本質は少しも変わっていない現実がある。
2Pac - Changes (Official Music Video) ft. Talent
2パックの25年の生涯は、
Wikipediaで読むだけでも言葉は悪いが腹いっぱいになる。
この曲もデモで大合唱されているそうだ。
マーヴィン・ゲイ、サム・クック、2パックの3人に共通するのは、
死因が銃創、つまり射殺されたことだ。
日本にいる限り、このあたりのことは現実味がまったくない。
番組の最後に克也さんが町山さんに尋ねる。
大統領選はどうなります?
町山智浩の答えがおもしろかった。
バイデンは人気がないけど、
大統領になっても4年後には辞めて副大統領を大統領にすると公言している。
その副大統領は女性で、黒人かヒスパニック系の候補が4人くらいいる。
つまり、大統領と副大統領、2人コミコミで選挙を戦う と。
そして起死回生というか、絶対的切り札がミッシェル・オバマである と。
オバマが副大統領候補になれば圧勝なんだけど・・・希望的観測ってやつだ。
追伸:
The Temptations - Papa Was A Rolling Stone
パパは転がる石、ろくでなしさ
これ、スパイク・リーの新作映画「ザ・ファイブ・ブラックス」の裏テーマにもなっているそうです。
テンプテーションズのメンバーの名前がファイブ・ブラックスの役名であり、
その5人がベトナムへ探しにいくのが、ノーマン・ホイットフィールド。
この人は有名なモータウンのソングライター兼プロデューサーであり、この曲の作者。
最高なのはイントロの長さだ^^
レコードのシングル盤でさえ2分はイントロだし、
オリジナル? LP用?なんか4分イントロだぜ!
クセになるぜぇ
Mステならイントロだけで終わる。
The Temptations - Papa Was A Rolling Stone