死ぬ前に見ておくべき風景 ベスト3
・万里の長城
・オーロラ
・クアーズ・フィールドでの大谷のフリーバッティング
メジャーの記者の表現は、大げさで気が利いている 時もある。
というわけで、大谷 翔平は美しい。
大谷がケガで出場しない試合を桑田が解説していた。
さすが桑田、タイミングが悪い^^
そのメインディッシュなしの中継を観てしまう私もワタシだ。
それもこれも半分以上が桑田の功績だ。
桑田の話がなかなかおもしろいから つい。 息子も変・・・おもしろいが。
・ガムは噛んでいい。
・鳴り物反対!(日本の応援)
・フライは正面より肩の上でキャッチする方が理にかなっている。
などなど、非常に論理的で納得できる。
サッカーのチビっ子を教えていた際によく言われたのが、
ゴールデンエイジ(10歳~12歳)年代の指導のあり方だ。
この年代は神経系が発達するから、体力より技術を伸ばせ と。
桑田もまさに同じように言う。
小学生には速いボールを投げさせるより、
遅くてもいいから正確なコントロールを身につけさせろ と。
で、大谷不在の試合の白眉は、
自身がイチローとメジャーの舞台で対戦した場面を解説するところだ。
パイレーツ・桑田、マリナーズ・イチローとの最初で最後の対決。
試合前、キャッチャーにイチローをどう攻めるか告げたそうだ。
1球目は今の僕が持ってる1番速いボールを顔の前へ投げる(のけぞらせる)
2球目は外でストライクを取る。
ここでキャッチャーから異論反論が入る。
「いやいや、ストライクを取るって、取れなかったらどうする?」
桑田 「絶対取るから心配いらない」
「外角、いちばん遠いところでストライクを取る」
キャッチャー、まだ信じていない様子・・・そりゃそうだ。
桑田 「3球目は内角のスライダーでファールを打たせる」
キャッチャー、もはや何も言わない^^
桑田 「最後はカーブでセカンドゴロか、ファーストゴロになればいい」
そして、この通りに桑田は投げるのだ!
さて、どうなったか?
3球目はファールでなく空振り。
4球目も空振りし、イチローは三振する。
・・・野球はシナリオのないドラマじゃなかったの?
シナリオ通りに投げ、シナリオ以上の結果を出す。
ほぼ初めて桑田真澄を見直した^^ 遅っ