ワタクシ、ここ3日ほど目眩(めまい)が・・・・・・
ぼくのめまいは、年に一回あるかないか。
それはそれは見事に目が回る。
「回る」というより、ページをぱらぱらめくるように、壁紙や天井が左から右へ流れていく。
坂道でもないのに足を踏ん張ったりすることもある。
おっとっと てね。
ま、ゆっくり休めばすぐ回復するのだが、
そう、忘れた頃にやってくるのだ。 地震のように。
来ましたね。
来なくていいのに。
ちょうどガキんちょ達の練習が始まった頃合いだった。
コーチ陣、私のめまいの話題で盛り上がっていた。(重症な人、許されよ m(_ _)m)
いち早く地震に気がついた私の「あれ? 地震じゃね?」
に対してコーチ陣 「めまいでしょ!」と、とーぜんのお答え。
と、言ってるうちは良かったさ・・・・・・
そのうちにポプラの木がゆさゆさ揺れだし、
ガキんちょ達と走っていた監督もようやく気がつく。 遅っ
代表(御年70歳のご老体)、子供らに叫ぶ
「まん中へ行って伏せろ! 早くしろっ!」
子供たち、校庭のど真ん中まで走り、見事に伏せる。
キャーキャーいいつつ、うつ伏せに滑り込んでいく。
両手を上げたまま、バンザイ状態で伏せてるお調子者もチラホラいる。
20数人一緒だから、怖くない。
ホントはちょっと怖いけど、仲間たちがいるからぜんぜんだいじょうぶ。
ワンセグから アナウンサーの切迫した声が聞こえてくる。
海からまたアイツが来るかもしれないのだ。
来なくていいのに・・・・・・。
幸い、小僧たちは何事もなかったようにサッカーに没頭していく。
よかった、よかった。 ホント、よかった。
黄金の4人? 4銃士? フォー・トップス?
3年生の中に、抜群なのが4人いる。
今日はひとりがケガのためお休み。
したがって、ミニゲームになるとフォー・トップスは2対1に別れる。
2人のほうが圧倒的に有利になるので、ひとりの方へ私が入る。
大ブーイングがわき起こる。
不公平! コーチが入ると勝てない! というわけだ。
そりゃそーで、戦闘力10~20ぐらいでやっても、大人は大人だ。
※ ちなみに私の戦闘能力は100ではなくMax1000です。 見栄はってどーする^^
この「ひとり」が素晴らしい。
恐るべきことに、サッカーが分かっている。
本人、分かっていることを分かっていないが。
そのスキルの高さは見ているだけでも十分わかっていたが、
実際同じチームでやってみると、そのセンスたるや感動的ですらある。
最初に出したパスを瞬時にリターンしてきた時、うわっ こいつ分かってんなぁ と。
『ここはオレを使っとけ・・・・・・おぉ パス来るねぇ』
『そこにいて欲しいなぁ・・・・・・おぉ いるじゃん!』
社会人リーグの老兵たちより、小学校3年生と通じ合えるとは!
もうちょっとやっていたいなぁ と。
おっと、時間だ、ホイッスルを吹きましょう。
当然、私が入ったチームが勝利。
相手の小僧たちのブーイングがいちだんと激しい^^
はいっ 終了~~~~~
コーンとマーカー 片付けろぉ~
帰って 清武のゴールを見るぞ~
水曜と金曜の夜は、少年たちとサッカーを
2種類の練習をしたあと、ラストは4ゴールマッチ。
彼らにとって、なにより試合がいちばんなのだ。
この時点でキャーキャーとうるさいこと。
四角いフィールドの4辺のまん中に、三角のコーンを2つづつ置く。
2つのコーン、それがゴールだ。
通常ゴールは2つ。
それが倍になると、チャンスも倍。 判断力も倍必要だ。
条件を1つだけ与える。
「シュートの前にパスを1本つなぐこと」
3年生7人と、唯一の1年生の計8人で試合開始。
※ 実は試合前のチーム分け、メンバー決めが大変なのさ。
ガキんちょ達の決め方は「と・り・お」と言いながらジャンケンし、
文字通り、好きな子の取り合いをしていくのだ^^
その真剣さ、必死さときたら・・・・・・笑えるヨ
ちなみに、唯一の1年坊主、愛称はメッシ! 今のところ天才だ。
たまに・・・ひんぱんに 宙を見ている^^
私の担当している愛すべき8人は・・・・・・ヘタクソグループだ。
4つもゴールがあるのに、1つのゴール前でダンゴ虫状態がつづく。
どフリーのシュートチャンスを外しまくる。
たびたびケンカが発生し、フテるやつが出てきてはオレにどやされる^^
まあ、懲りないことこの上なし。
ハンドや危ないプレーにはPKをあたえる。
でもキーパーはなし。 ゴールの幅をせまくして、蹴るキョリを長くする。
正確なサイドキックが要求される(まあ、これが狙いなんだけど)
おっと、さっそくPK発生。
キッカーはリョーヤ(笑わない3年生だ)
案の定、ゴールが狭いだの、遠いだのブーたれているが無視。
するとリョーヤ、座って片手を前に出し片目をつぶっている。
そう、芝目を読んでいるのだ^^ おもっきし土のグラウンドで。
「ゴルファーかっ!」 と、一応突っ込んでおく。
蹴られたボールは、とんでもない方向へ転がっていく。
そもそもインステップで蹴ってるし。
私の狙いなど、どこ吹く風だ。
ゲームはつづき・・・・・・ふたたびPK発生す。
ボールをセットすると、今回は関係のないはずのリョーヤが横から出てきて
座って片手を前に出し、片目をつぶり・・・・・・
「ゴルファーかっ!」
すると、もひとりがリョーヤの隣に座り、片手を前に出し・・・
「ゴルファーかっ!」
すると、もひとりがそいつの隣に座り・・・・・・
「ゴルファーかっ!」
チーム4人が横並びに座って、芝目を読んでいる^^
やるなぁ、おまえら わかってんなぁ ギャグは重ねないとな
この夜は、「ゴルファーかっ!」が何度も校庭に響いたのでした。
結局、PK 一回も入りませんでした^^
だから、ちゃんと蹴れって。
まっ たく 久しぶりじゃ^^
んでも、サッカーだけはやってました、観てました と。
8月9月、そして10月も半ば。
早いもんで、正真正銘の小僧たち(小学生)の練習に参加して2ヶ月ちょいが経過。
う~~ん、ガキんちょ達の上達は速い。
う~~ん、今時のガキんちょ達の名前はハイカラ^^ ハイカラって・・・・・・
「空」や「太陽」は当たり前、「詩」と書くウタ君もいるぜ。
さすがに悪魔君や王女(プリンセス)ちゃんはいないけど。 いるとこにゃいるらしいぜ
いくつもの輝く目が、ツバメのヒナのようにこっちを見上げつつ
「コーチ、コーチ!」と呼びかけてくる。
まあ、かーいーやね
多少、憎たらしいとこもあるけど。 おおむね可愛い^^
今日も今日とて 3年生のソータとカズヤが激しく争っております。
試合なら1発レッドが出るであろう反則合戦を繰り広げているおふたり^^
「くおらっ ガキ! シバくぞ!」
・・・と言いたいところをグッとこらえ(コーチという立場上ね)
「ここはサッカーするところだよ。ケンカすんなら出てっていいよ・・・」
出て行かないふたり^^
まずは威勢のいい方のカズヤを軽く抱きしめながら
「サッカーやんの? 出ていくの? どっちだ?」 と聞くと
「サッカーする・・・」 と ちょいと小さめな声で答える。
向こうでいじけているソータに「ソータは?」と怒鳴ると・・・じゃなくて優しく聞くと
「サッカーする・・・」 と 蚊の鳴くような声がする^^
「よーし、じゃサッカーしよう!」
これにて一件落着 と思うでしょ^^
そーはイカのキン◯マ 固くて噛めないぜ
ふたりの小競り合いは ワタシにバレないようエンエンとつづくのでした。
一応気を使ってるのさ、子供なりに^^
子供を見ているのは楽しい・・・なんてことを言ってるうちに
ヴァンフォーレ甲府 J1昇格決定でございます。
いやいやいやいや 独走じゃないすか。
す・ば・ら・し・い ということで また次回。
ようやく、なんとか秋めいて来ました。
熱帯状態、長かったぁ つくづく。
さぞや死にかけた方もいたことでしょう。
死にかけた、といえば日曜の晩はツリかけました。フトモモが。
太腿の内側の2,3ヶ所が固くひきつり、
それが全体に波及し、ツル寸前に追い込まれ・・・・・・ピピピピンチじゃあ
ふくらはぎがつった時の痛さは十分に承知。
それが今回はふ・と・も・も こりゃヤバイなぁ 痛さ倍増のはずじゃ
というのも、この年にしてコーチのライセンス取得のため、講座に参加中であります。
「JFA公認D級コーチ養成講習会」
超久しぶりの生徒役、受講生であります^^
指導教本をめくると、はじめにこう書いてあります。
「日本サッカーを強く厚くする」
すそ野を広げ、
育成の土台を堅固にし、
総合力を高めることで、
頂上を高くする。
サッカーは成熟した世界のスポーツ。
代表の強化だけで強くすることはできない。
いいすね。
その志(こころざし)やよし! であります。
で、その二日目は実技がつづき(しかも人工芝)、老兵ヘトヘトでございました。
家にたどり着き、風呂から出てリラックスしていると・・・・・・フトモモがピクピクしだしたわけです^^
あんな格好こんな格好、姿勢を変え向きを変え、揉んだりほぐしたり・・・・・・いや~ん
幸い大惨事には至らず、なんとか回復しました。
さて、D級コーチ養成講習会。
おもしろいです。
サッカー経験がなくても平気です。
実際、クラスメート?の中には、子供がサッカーを始めたので自分もやってみようと思って参加した、
という健気な若いお父さんもいます。
老いも若きも、パパもママも、
参加してみるのも一考かと。 なかなか面白い経験になると思います。