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新そば

2006-11-07 | 日本の情勢


マニラにはほとんど季節はありません。しかし,まだ私の体の中に日本の季節時計が残っているみたいで,ここんとこ無性に美味い料理が食べたくて困ります。


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合掌造り集落で知られる世界遺産の白川郷(岐阜県白川村)で5日、火災に備えた放水訓練が行われ、サイレンを合図に集落の各所に設置された59基の放水銃から次々と放水が始まると、かやぶき屋根の上に大きな水のアーチが描かれた。

http://www.chunichi.co.jp/flash/2006110501000203.html
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白川には何度か遊びに行ったことがあります。できれば,冬行きたいのですが,恐いのでいつも秋,紅葉の季節に訪れることになります。新そばめぐりをするためです。

まずは,高山「そば処東山」 
初めてこの店に訪れたときは非常に驚きました。もちろん,そばのクォリティの高さに,です。そばを口に運んだときの香りが今まで味わったことがないほど峻烈でした。口の中の空間が一気に緊張したことを覚えています。

あまりに感動したので,1週間後に親や親戚を引き連れてもう一度食べに行きました。全員がここのそばのファンになって帰ってきました。

しかし,その後何度かこの店に行きましたが,クォリティが下がってしまったようです。というのは,有名になりすぎたせいか,数をこなすようになっていったようなのです。特に,日祭日は明らかに凡庸なそばに成り下がっています。というのは,おそらく作りおきしたそばが出てくるのです。微妙にそばの腰がなくなっています。

私の高山出身の友人も同じことを言っていました。


次は,荘川「そば処心打亭」
04年の春に開業しました。私のそば好きを知る友人の誘いで開業間もない頃に出かけたのでした。
この店は「道の駅」の一種みたいで,荘川村の村おこしとして計画されたものであるとのことでした。それで,さほど期待せずに出かけたのですが,本格的なそばが出てきてびっくりしました

まず,メニューは「もり」のみ。直球ど真ん中です。香り,甘味ともに私を満足させるそばです。おそらく,荘川在のお母さんたちがそばを打っているのですが,年季が入っているのでしょう。

そのあと,白川郷を抜け,五箇山の方まで遠征して3件ほどそばを食べてきましたが,私どもを感心させるそばには出会えませんでした。

その後2回訪れています。まったくクォリティが落ちません。東海北陸自動車道荘川ICから5分も走れば到着します。


http://www.shokawa.net/sobanosato/



私は新そばの時期になると20軒ほどそばを食べに行ってました。5軒ほどは,なじみの店に行くのですが,あとは新規開拓です。

私が一番おいしいと思ったのでは,開田高原の「まつば」です。香りも良かったのですが,そばの甘味が強く,何にもつけなくても十分おいしくいただけるほどでした。同行者も同感でしたので,翌年,またしても親戚一同でこの店に訪れたのでした。

そうしたら,がっくりくる位味が落ちています。

決して店が手を抜いているわけではありません。そばにはそうした気難しさがある,ということを申しあげたいのです。従って,有名店でも実際に食してみるまでは本当においしいかどうかわかりません。昨日はおいしかったのに,ということがありうる食べ物です。商売ベースにのりにくい食べ物なのです。


salamat po



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