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【奈良・部落解同市職員】実名、NHKが報じる

2006-11-01 | 日本の情勢


差別の問題はこちらをどうぞ。

WIKIPEDIA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%A8%E8%90%BD%E5%95%8F%E9%A1%8C


最近は()問題は公然と語られることがありませんので,30代以下の人には実感としてぴんとこない方もいらっしゃるかもしれません。或いは地域性がありますので,といってもただの集落としての意味しか浮かんでこない人もいるでしょう。

しかし,以前の差別はかなり露骨でした。今50歳代の人たち,60年代に青春を送った人たちですと,といえば,岡林信康「チューリップのアップリケ」。貧困と差別を歌った歌です。或いは白土三平「カムイ伝」狭山事件を思い出されるかもしれません。私の故郷のそばにはがありましたので,私の親もしょっちゅうについて口にだしていました。就職,結婚差別はひどいものがあり,「地名総鑑」が企業や上流だと思っている人たちの家に置かれているといわれていました(それはいまだに置かれていると思います)。

問題が在日問題と違うのは,はまさしく日本人自身が生んだ闇である点です。が制度化されたのは江戸時代であるといわれていますが,存在自体はずっと以前からありました。職業からくる差別だとか,大和朝廷の征服過程で土着の人たちが差別されただとか,日本人の宗教観故だとか,いろいろ言われています。とにかく,歴史が古く,しかもいわれのない差別である点が在日問題とは違います。

在日問題は,確かに半島併合からくる問題でありますが,彼らの殆どは自発的に日本にやってきた人たちですし,コリアン自身の粗暴なふるまいに起因する要素がかなり強くあります。例えば,「在日」,と言ったときに私は台湾人を思い浮かべません。コリアンに比べて台湾人が非道なふるまいをしたという記憶が殆どないからです。

戦後のコリアンの横暴ぶり
http://haniwa82.hp.infoseek.co.jp/meigen/crime.html

差別を解消しようとする動きは戦前からありました。「」という言葉は,一般社会とが融和するように,という意味で戦後使われるようになりました。マスコミでも言葉狩りが行われ,問題は表に出てくることが少なくなりました。

ところが,差別を解消しようとする動きに反し,逆差別ともいえるような動きがにおきてきました。差別解消の名目のもと,に対する様々な恩恵ー保障やインフラ整備などーが国や自治体からなされました。するとそこに群がる人たちがでてきたのです。或いは,ごみ処理場を建設しようとするとを避けては通れません。処理場には巨額のお金が動きますので,ここにも利権を求める人たちが群がります。

こうした人たちは出身者でない場合が多いようです。しかも,非合法な団体や個人との結びつきが強い人が多く存在するといいます。彼らの存在がに対する見方を変質させました。出身者は恐い,となるわけです。しかも,彼らのふるまいは差別はいけないというPCに隠れてしまいます。彼らの背後にあると考えられている暴力に怯え,表の社会からの糾弾はご法度であることが常識化していました。

この常識が破られたのが,ハンナン事件です。背後に,小泉政権の抵抗勢力(野中広務氏)との確執が噂されています。抵抗勢力と対決する,ということはこういうことなのですね。この事件については関西では革命とさえ言われています。

京都の事件,そして今回の事件はこの流れを引き継いでいます。問題は,あってはならない差別です。しかし,それを利用してぬくぬくとしている人たちを断罪することはのためにも大切なことです。今回はあのNHKが実名報道しています。逮捕に至るのでしょうか。NHKは相当なソースをつかんでいると思われます。を語って不法な振る舞いをする人たちにようやくメスが入ろうとしています。


補追:やくざの6割が出身者(元公安調査官)
http://ime.nu/210.153.15.29/asx/061019_suganuma_300.asx


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