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嫌韓ブーム

2006-08-21 | 日本の情勢


このプログは当初フィリピン主体のはずだったのですが,特定アジアが主流になってしまいました。

豊田有恒氏だったか,重村智計氏だったか忘れましたが,15年ほど前にこのような発言をされていました。「日本人の半島研究者にはろくなのがいない。まともな人間でも半島にかかわると人相が変わってくる。」

「知れば知るほど嫌いになる国ー韓国」という言葉の裏返しです。韓国を知れば知るほどネガティブな感情が沸き起こってきます。ネットでは「フォースの韓国面に落ちる」という表現がなされています。スターウォーズにちなんだ表現です。上手いことをいうなあ,と感心しましたが,本質は同じです。韓国にかかわると人間が偏狭になります。



●戦後の嫌韓感情●

日本の嫌韓感情70代以上の戦争体験者は普通に持っている感覚です。実体験として半島を捉えているからです。特に,戦後まもなくの半島人の暴虐ぶりにはひどいものがありました。

http://haniwa82.hp.infoseek.co.jp/meigen/crime.html  

しかし,日本の復興とともに半島は日本から遠ざかっていきます。日本全体が心理的にアジアと関わるのを遠ざけていたこともあります。また,実利的にアジアを報道する意味がなかったこともあります。

次に日本人に嫌韓感情を植え付けたのは,ソウルオリンピック前後です。ソウルオリンピックの審判問題,反日姿勢やNIES問題,半島に進出した企業がされた仕打ちなど,実例をもって再度韓国が我々の前に現れたのです。

http://snow.kakiko.com/korea02/k_select7/k6903.html

私もこのとき,韓国に異常さを感じ,嫌韓になりました。従軍慰安婦問題,教科書問題等で騒がれていたときですが,韓国に大きな疑問を感じていたため,日本のマスコミ報道のひどさにも気づくことができました。

そして,現在の嫌韓ブーム02年ワールドカップの韓国のふるまいに起因するものです。生の韓国を知った若い人たちがショックを受けたのでした。以前と違うのは,情報をネットから得ることができたことでした。以前なら,お飾りの日韓友好報道により,嫌韓感情は水面下にもぐりこんでいたでしょう。ところが,ネットを通じて韓国の実態を容易に知ることのできる環境になりました。

●日本の世論●

日本の世論は三つに分かれています。

     ①韓国を知らない又は興味がない人たち
     ②韓国を知る人たち
     ③左翼により贖罪意識を植え付けられた人

       です。
 
の人たちは,いわば「テレビの言うことを鵜呑みにする人たち」。全人口の30%程度はいると思われます。彼らの韓国に対しての接し方はあいまいな好意です。それは日本人の性質ですし,偽りの日韓友好報道や韓流ブームに接していますから。

の人たちは,ほとんどが嫌韓派でしょう。

の人たちはいわゆる良心派です。しかし,彼らと話して時々感じるのは,本当は韓国嫌いなのでは?と思わせる人がいることです。なんだか,自分を偽っているような気がするのですが。私の偏見でしょうか。

嫌韓の人たちは,実際の韓国に接した人たちです。日本の常識を遥かに越えた振る舞いを目の当たりにして,カルチャーショックを覚えた人たちです。容易には感情が好転しません。そして,おそらくマスコミの度を越えた日韓友好報道が嫌韓感情をあおっています。マスコミに対する不信はネットへの信頼につながります。嫌韓感情は日本の多数意見として定着すると思います。



●韓国面に落ちる●

で,最初に戻ります。結局,日本全体が韓国面に落ちる わけです。日本人はお人良しである,と良くいわれます。それは否定的な意味合いも強いですが,同時に日本の強みでもあったわけです。人間としてのステージが高い,と思うからです。

しかし,韓国が日本人に与えたショックー同じ人間でこうも違うのかーは,急速に日本人に混乱を生んでいます。そのことはよく自覚していかないと,我々も口から泡ふいて罵倒を繰り返す韓国人と同じレベルになってしまいます。

私は嫌韓感情を持ってからは,韓国という言葉にほとんど好意的な感情を抱かなくなりました。色眼鏡で韓国を見てしまうのです。これは半分正しい姿勢であると私は思っています(自己保身のため)が,韓国人は人それぞれだ,というあたりまえの事実から遠ざけてしまいます

例えば,イスンヨプ。今年は大活躍です。人格的にも評価できる人のようです。しかし,なんだかおもしろくない自分がここにいるわけです。巨人もとうとう終了したか,という気分に支配されている私がいるわけです(私は昔巨人ファンでした)。

何とか,私の中で折り合いをつけていかなくてはならない,とは思いながら,なかなか韓国面から抜け出せない自分に苦労しています。



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