DEBUO日記アジア情報

東北,東南アジアの政治,経済,音楽,食が中心です。

フィリピンの食①

2006-07-09 | フィリピン

フィリピンの食


質素

フィリピン家庭料理はまず大変質素であることが目につきます。私のお世話になっているファミリーは決して貧乏ではありませんが,それでもライスとあと一品つくくらいです。パンだけ,ということもあります。おそらく他の家庭も似たようなものでしょう。フィリピンでのエンゲル係数はかなり低いという感じがします。

 

食材が貧弱

フィリピン料理は,他の人も言うように,決しておいしいものではありません。まず,食材がおいしくありません。米,野菜,肉,卵,魚・・・日本のものより味がおちますし,場合によっては臭みがあります。

 

調理方法が未発達

食材がおいしくないうえ,フィリピン料理方法は発達しているとはいえません。目に付くのは,ごった煮料理が多いこと。ごった煮料理は料理法としてはかなり基礎的といわれています。要するに,料理は未発達なのです。


ごった煮料理といえば韓国を思い出します。韓国はわかります。歴史的に非常に貧乏な国でしたから。冷害や旱魃,洪水が頻繁に襲う国ですので,食生活に余裕がでるはずがありません。北朝鮮をみればわかりますよね。あれは,伝統的な朝鮮半島食料事情です。


でも,フィリピンは南国です。少なくとも,食材は豊富にあるはずです。魚も果物も。米も5期作くらいへいきなんじゃないでしょうか。ある旅行ガイドには,かつてフィリピンはアジア一裕福な国であった,とありました。ところが,少なくとも料理に関してはその裕福さを感じられません。料理に関しては,タイやベトナムとは比べるべくもなく,インドネシアと比べても内容が落ちるように見受けられます。王権の不在故でしょうか?


味覚

フィリピン料理の味付けの特徴は,甘い,すっぱい,しょっぱいでしょうか?なかでもは最大の特徴は,甘いこと,ではないでしょうか。料理が甘い国というと,あまり見当たらない気がします。すっぱい,しょっぱいは,他国でも或いは地域によりよく見られる傾向です。


日本も砂糖やみりんを多用します。しかし,甘くする,というより,口当たりを滑らかにするためのものでしょう。タイ料理は甘い・辛い・すっぱいが共存する。フィリピンは,明らかに甘くすることを目的としていると思います。


すっぱいに関しては,食中毒対策でしょう。しょっぱいのは食生活が貧相ゆえでしょうか(ご飯を少ないおかずで食べるため)。


不味い

で,結局フィリピン料理は極めて不味いです。これは偏見ではないと思います。フィリピン人はコーラといっしょに料理を食べます。それは不思議ではありません。フィリピン料理は,コーラに見合ったレベルの料理,ということなのです。私はフィリピン料理をあえて食べようとは思いませんが,どうしても食べなくてはならないときはコーラで流し込みます。


ただし,すべてのフィリピン料理が不味いわけではありません。上手な作り手もいます。私の友人のお母さんの料理は大変おいしいので,時々頂いています。


一般的に料理に関心がない

フィリピン人はあまり料理をしません。料理をするのはメイドだったりします。料理に対する偏見があるのでしょうか?下々の労働である,というような。或いは,単になまかわなのでしょうか。そういえば,フィリピン人は歩きません。


私の彼女はすべて料理をしないか,或いは料理に対する知識が相当欠けていました。私も料理をしますので,いっしょに作ったりしますが,彼女たちは固定観念からなかなか脱することができません。しかも,創意工夫をしよう,という気構えはゼロです。


デートでおいしいお店めぐりをしたいのですが,彼女たちは味オンチです。多分,ジョリビー以上の味覚を持ち合わせていません。また,食べ歩きの趣味がありません。結局,その辺のフランチャイズ,Maxとかになるわけです。


最新の画像もっと見る