家ごはん

ウワサの素敵なおじさまのおうちにいってきました。
テスコで待ち合わせ、私の買い物につきあってもらい（車出してくれるときが買出しのチャンス！）、それから車で向かいました。

住所がどこかもわからなかったのですが、３０分くらい、途中の村を案内してもらいながら到着。
どうやら、最近家をリノベーションしたらしく、それで誰かに来て欲しかったんですね。たぶん。
奥様と離婚して６年になるそうです。
一人には大きすぎるこのおうち・・・
改築してキッチンとダイニングを広く取って、サンルームをつけて庭も温室をつぶしてパラソルの場所と猫のでかいおうちを作ったみたいです。
タイルや庭も全部自分でやったとのこと。
すげーー
プロの仕事にしか見えません。

お客さんが来るから掃除したとはいえ、棚の中もものすごいきれいに整頓されています。
キッチンもぴかぴか。
めちゃくちゃきっちりした人のようです。「どんなことにも全力を尽くしたいんだ」と言ってました。
そういう人なんでしょうねー、熱い人っていうのはわかります。

馬のドレッサージュみたいなのができるんだよ、という猫がお迎えにきてくれました。人懐っこくてかわいぃぃ。

私がshepherd's pieの作り方を見たいかも、と思ったみたいで下ごしらえだけしていました。
フランスに行ったときに買ってきた、というワインを飲みながら待っていました。
おしゃべりしながらもすごく手際が良くて、デザートと平行して作ってくれました。料理しながらもそうじしつつ、水滴ひとつも残さない！という几帳面な仕事ぶりです。
朝食は果物だけにしたので、お腹がすいてきました。

だいぶ時間がかかったけど、できあがったshepherd's pieは絶品！あったかい味がしました。
デザートを食べてから、庭に出てパラソルの下でお茶をしました。天気が良くて最高です。

それから、近くの海辺の町に連れてってくれました。
海辺の町は私が前から行きたいと思っていた場所です。イギリスの海辺の町にはめずらしい、上品なビーチリゾートです。
家族連れが海沿いのビーチ・ハット（小屋）をあけてベンチを出したりしてくつろいでいます。
潮風に吹かれながら散歩、これぞ、シーサイド・リゾート・・・牧歌的です。

帰りも近くの村を寄って送ってもらいました。
彼も「女の子にお料理作ってあげたり海に行ったりしたりできないんで、今日は楽しかったよ」と言ってました。
ま、女の子というのには程遠いトシなのですが、私にとってもこんなジェントルマンと楽しくすごせて、いいデートでした。

次はもし機会があれば、私の帰るまでに得意のチキン・コーマカレーを作ってくれるそうです。
「猫も君のこと好きだから、また来てね！」
って、言うことがまたカワイイ・・・。
年が近ければ絶対にコロっといってるに違いありません。

最近ムダに？モテている私・・・
うーん、日本に帰ったらこれは絶対ないね！