こすた みあ Diary

旅の思い出、日々の記憶・・・

ブノワ

2006-02-27 | Gourmet


 BENOIT

 アラン・デュカス道 極み



2000年から継続中のワタクシのアラン・デュカス道に関しては、
ご興味のある方は過去記事をお読みいただくことにして・・・。
( あ、読んで頂いても大したこと何も書いてありませんが・・・。)
さて、そろそろ ブノワ
にも足を運んでみようかしら・・・と、そちらの情報に精通
しているワタクシのフレンチの師匠に「アラン・デュカス、そろそろ来日しますかね ?
来日中ならきっとキッチンの気合が入って美味しいですよね ? 」なんて問合せを
入れてみる。聞くところによるとデュカス氏は3ヶ月に1度の割合で世界中の自分の
レストランを巡っているとかいないとか・・・。

すると、My 師匠から思いがけない返事が返ってきた。
師匠 「この日ならインタビューするから、ご挨拶してみる ? 」
ワタクシ 「無理無理無理。絶対むり !! 恐れ多くて話すこと何にもありません。」
しかし、師匠はそんなワタクシの辞退表明を軽く聞き流す。
師匠 「何言ってるの ?! こんなチャンス滅多にないよ~。」
解ってます。解ってますとも。そんなチャンスは滅多にないことぐらい・・・。
そんなやり取りの末に、敢無く抗いがたい誘惑に負けたワタクシは、平日の
お昼から会社をお休みしてブノワでランチと相成りました。

さぁ、早速イメトレ開始。というわけで コチラ
の本を購入して、一夜漬けデュカス
様研究に励むことに。食材探しが、だんだん宝探しのように思えてきてちょっとした
冒険譚風。思いがけず楽しい本だ。農家出身というデュカス氏の食材や生産者に
対する深い愛情が文章からあふれ出す。今までは、氏に対して世界戦略に成功した
ビジネスマンというイメージを抱いていたのだが、この本を読んで、温かみのある
巨匠の素顔を行間から垣間見ることができたような気がした。1つ1つの素材に
徹底的にこだわること。その食材の美味しさを引き出す、オリーブオイルや塩などの
調味料探しにも情熱的に取り組む姿勢。なるほど、私がスプーンで「サラダ美味っっ。」
と思ったのも一概に間違えではなかったのかとほっと胸をなでおろす。

さて、当日。曇り空の中、ブノワ擁するラ・ポルト青山ビルディングへ。
ご一緒させていただいたワインエキスパートの方々に、お料理にあったワインを
セレクトして頂きながら楽しんだメニューは・・・

<前菜>
・フランス産ホワイトアスパラガスと長崎産グリーンアスパラガスのヴルーテ
・牛肉の手刻みタルタル 鶉の卵添え
<パスタ>
・インカポテトのグリーンニョッキ 貝類のラグー
<メイン>
・海の幸のココット仕立て
<デセール>
・フルュイルージュのフィエ いちごのソルベ


前菜こそ、塩味がきつすぎたり、そうかと思えば、ややインパクトにかけていたりと、
どうしたマッシモ ?! ( 総料理長のお名前。勝手に呼び捨て。)緊張のあまり手元が
狂ったか ?! と心配になる幕開けであったが、インカポテトのニョッキからはその
実力をじわじわと発揮。こんなにはらりとした口どけのニョッキは初めて。貝類の
ラグーからにじみ出す旨みと溶け合ってお口の中に至福の時が訪れる。メインの
海の幸は、軽くソテーされた、ホタテ、タコ、ムール貝、スカンピなどなど、コトコト
煮込まれたヒヨコ豆や穀類と一緒に併せられており、一見素朴なのだけれど、
手間隙かかった素敵なココット。これぞビストロ・シック・メディテラニアン。
地中海の太陽の恵みや風の匂いを感じる明るく美味しく贅沢なお味を夢中に
なってかみ締める。見目麗しく繊細なお味のデセールを堪能したあとは、いよいよ
デュカス様とご対面・・・。

 階下へ降りていくと、インタビューを終えた
 デュカス様がにこやかに握手の手を差し伸べてくださる。
 My師匠から「何か質問とかある ? 」と話を向けて頂いた
 のだが、やはり質問なんて無理 !!
 ひたすら「ありがとうございます。お会いできて光栄です。」と
 米付きバッタのようにぺこぺこしながら記念撮影をして頂いたり、
 書籍にサインを頂いたり・・・。巨匠との Say Hello の時間は
 こうしてあっという間に過ぎ去った。


さらにMy師匠に手招きをして頂き、ピカピカに磨き上げられたキッチンを見学させて
いただく。総料理長のマッシモさんにも握手をして頂き怒とうのブノワ訪問終了。

あ~ほんのわずか数分の出来事ではあったが、遂に巨匠にお目にかかってしまった。
ひとまず、ワタクシのアラン・デュカス道は極まったということで・・・。
え ?! ルイ・キャーンズにも行ったことないクセに「極み」言うな ?!

お腹いっぱい。胸いっぱい。すっかりいい気分になったワタクシは、たぶん
ブノワを訪れたゲストのほぼ半数が同じ道を辿るであろう、ラ・ポルト青山ビル
1Fの ピエール・エルメ
のブティックに吸い込まれ、マカロンを購入して帰途に
ついたのでした。


アラン・デュカス道 ひとまず完。


バニュルス

2006-02-25 | Gourmet
ブログを始めてからというもの、ワタクシを困らせる悩みが1つある。
それは、コメントを下さる素敵な皆様から寄せられる更なる素敵情報の数々。
「あれも美味しかったですよ~。」とか「あそこも素敵でしたよ~。」とか
書き込みをして頂くと、ついつい、どれどれ・・・とそちら方面の検索の旅へ。
そして、更なる素敵なものを発見しては、欲望の渦にどっぷりと飲み込まれて、
気がつけばインターネットショッピングのサイトでぽちっと購入ボタンを押している
自分の姿を見つけ愕然・・・。

そして、今回もやってしまいました。
Peroの記事に書き込んでいただいた もたろうさん
の「バニュルス好きです。」に
ぴぴっと反応。早速キーワードで検索。すると・・・何何何 ?!

極上ロマンチック!!絶品甘口赤ワインの王様『バニュルス』!!
【チョコレートの最高究極パートナー!!】
妖艶な高級ルビーにカカオがとろける悩殺!! 奇跡の味わいに絶句!!
魅惑の聖夜に甘~い天使の雫!! オトナのディナーはロマンチック最高潮!!
[ドメーヌ・ド・バヨリィ・バニュルス・サンカン・ダージュ]

( 京橋ワインリカーショップ
さんから転載 )

なんですと ?! これでもかっっ ! といわんばかりに魅惑の言葉がサイトじゅうを上へ
下へと乱舞している。しかも・・・ワタクシがこのサイトを見つけてしまった時、奇しくも
燦然と赤く輝く「残りあと1本」の文字。もう駄目だ・・・。ぽちっ。
ワタクシのワンクリックによって「 SOLD OUT 」に変わった画面を満足げに眺めつつ、
魅惑のワインの到着を待つこと数日。いろいろと構想が膨らんでくる。

そうだ ! 今年はオット海外出張につきバレンタインディナーができなかったので、
お家バレンタインに変更しましょう ! ディナーの締めに、サロンドショコラで仕込んだ
ファブリス・ジロットのショコラにバニュルスを併せてデザートタイムはどうかしら ?
こちらのワインを2004年バレンタイン特集で大々的に紹介したというVOGUE誌の
記事によると『ヨーロッパでは、ディナーの後にチョコとお酒で一服するのはオトナの
常識である !! 』そうです。いや~ん。ワタクシったらオトナだわ~。と1人悦に入る。ニヤリ

というわけで、急遽お家ディナーに変更となった 2006年 St.Valentine
お外ディナー用に検索をかけていた「ピエール・ガニエール」のキーワードから偶然
ヒットした サンタムール
( ピエール・ガニエールで修行された細井シェフのお店です。
近くだったら是非行ってみたいのですが、少し遠いのが残念。) のレシピより
鴨のロースト
にトライ。あらあら、ずいぶん簡単にできてしまうのね。これだったら
肉じゃが作るよりもよっぽど簡単 ! バルサミコをメインに、赤ワインや、ブルーベリーの
粒がそのまま入ったジャムなど適当に併せてベリー系のソースも完成。
カブとヨーグルトのスープ、グリーンサラダ、フロマージュにサーモンのパテを併せて、
バレンタインディナーの出来上がり。
           

そして、お待ちかねのバニュルスタイム・・・。
はいはい。寄ってらっしゃい。見てらっしゃい。
こらちは、妻が新宿までわざわざお出かけして、シェフと記念撮影しながら買ってきた
ショコラでございます。そして、こちらは、ショコラに併せる為だけにわざわざ購入した、
VOGUE誌でも紹介されているデザートワインでございます。
延々と続くワタクシの押し付けがましい講釈に「解った。解った。よく頑張った。
君の頑張りは認めるから早く飲ませろ。」と夫からクレームが飛ぶ

わくわくしながら口に含んだ魅惑のワインのそのお味とは・・・んん !! 美味い !!
深みのある果実の甘さをお口の中でまったり転がす。ポートワインほどクセがなく、
とっても飲みやすいデザートワイン。甘口ワインが嫌いなオットも「これは美味い ! 」
と大喜び。それだけでも十分、美味しいのですが、教えに従い、ショコラを1口。
おお~ !! 甘い×甘い = どうなってしまうの ?! と一瞬躊躇していたのですが、
なぜか、甘い×甘い = とっても上品な甘さとなってショコラのお味の迫力がぐぐ~んと
倍増 ! あ~ん、幸せ !! というわけで、また1つ幸運な逸品との出会いを果たしてしまった
St.Valentine 2006 もたろうさん素敵情報をありがとうございました

黒糖バナナ酢

2006-02-25 | Beauty
黒糖バナナ酢仕込み中

2月某日、南の島で過ごすヴァカンスをこよなく愛する皆様と、ご一緒させて頂く
機会に恵まれた。そこで、ワタクシが得た新情報とは・・・。

え ?! 新しくオープンするリゾートの情報 ?! それとも、あそこのハイダウェイは
格別 ! という体験談 ?! いえいえ違います。それは、なぜか「黒糖バナナ酢」
なる奇妙な響きのドリンクが美肌効果絶大 !! という口コミBeauty情報。笑
「毛穴が消える !! 」とまで言われた日には、何はさておき、試してみずには
おれません。早速、レシピを教えて頂き、食材を揃えて Let's Shaking !! 

 
 さぁ、mixする食材は、以下の通り・・・
 * バナナ 1本 ( 輪切りまたは、細かく刻む )
 * 黒糖  150g
 * 穀物酢 250cc
      
 たったこれだけ 


これらの食材を保存容器の中でまぜまぜして、冷蔵庫で1晩寝かせれば出来上がり。
豆乳またはミルクで3倍以上に薄めて召し上がれ。
( 冷蔵庫に保存して、1週間ほどで飲みきってくださいね。)

ということで、トライ致しました。
まずは、1口・・・うっっ酸っぱ甘い・・・。涙
普段、酢の物でさえあまり頂かないワタクシ、お酢の酸っぱさに思わずダウン。
次の日からは4~5倍に薄めてトライ。あら・・・なんだか美味しくありません ?!
既に味覚がおかしくなったのかしら ?! 日がたって、少しマイルドになった酸味に
豆乳をあわせれば、ヨーグルトドリンクのよう・・・とも思えなくもない味わいに。
うんうん。これならいけるかも ! そして、ワタクシの黒糖バナナ酢作りは2ラウンド目に
突入。初回は、めんどうなのでバナナを輪切りにカットしたのですが、今回は教えに
従い、細かく刻んで Shaking。こちらの方がバナナの甘みが加わってよりマイルド !!
これなら3倍でも大丈夫かも ?! 2週間経過して、ワタクシが実感している効果とは・・・
( 注 : 普段お酢類もバナナもあまり摂取していなかったワタクシの感想でございます。)

* 疲労回復
( 身体がスッキリ。疲れが取れるような・・・。オリンピックウィークで4時間睡眠
のワタクシでしたが いつもより、なんだか爽快 ! )
* 美肌効果
( 冬場でドライに傾いていたお肌がなんだかシットリ潤っているような・・・。 )

さらに、糖分を黒糖でしっかり摂取しているせいか、やたらに食べたくなる甘い物に
あまり食指が動かなくなってきたというオマケ付き・・・。
ということで、ネットで検索をかけてみると、出るわ出るわ、黒糖バナナ酢情報。
どうやら、無敵の横綱 朝青龍 関も毎朝愛飲されているとか?!
数々の健康雑誌でも取り上げられているこちらのドリンク。雑誌に掲載されている
主な効果は次の通り。

美肌効果 / 便秘解消 / ダイエット効果 / 冷え性改善 / 安眠効果 etc.

さぁ、試してみたくなったそこの貴女。
バナナを買いにスーパーへ走れ !!

 Special Thanks to ミルク
ミルクちゃんは朝飲む派 ? それとも夜飲む派 ?!
ちょっと太りそうな事だけが心配なの~。

 

NAIL marche

2006-02-21 | Beauty
 
 - NAIL marche -
 お抱えネイリストを持つ悦楽


突然ぽっかりと予定が空いてしまった午前中。
なんでも登録されている友人の携帯電話から、楽しい一時を約束してもらえそうな
電話番号を必死になって検索する。「これだ ! 」友人が探し出した電話の相手とは・・・
第1回 INTERNATIONAL NAIL EXPO で総合グランプリに輝いた凄腕ネイリストの
えいこ さん。なんでも、友人のイギリス留学時代の友達のそのまた友達だとか。

友達の友達は、皆、友達。私にとっては、友達の友達のそのまた友達。笑
1度もお会いしたことのない相手に平日の午前中からいきなりTEL !
「あの・・・ワタクシ、Rちゃんのお友達のMと申しますが、突然お電話してしまって
ごめんなさい。今、暇なんですけどお友達と2人分のネイル、お願いできます
でしょうか ? 」こうして押しかけ強盗と化したワタクシ達は勇んで えいこちゃん の
お宅へGO !

道すがら、かいつまんで話してもらった えいこちゃん の凄腕ぶりは、以下の通り。
カリスマネイリスト 黒崎えり子さん と同じサロンで4年間、仕事を共にし、切磋琢磨。
1996年の第1回ネイル・エクスポでプロフェッショナル部門の総合グランプリを獲得。
海外セレブをも顧客に持ち、アメリカまで呼びつけられてネイルアートを施すことも。
( 勿論、旅費はセレブ持ち !! )

こんなプロフィールをお聞きして期待を抱くなという方が無理 !
自宅兼サロンの えいこちゃん 宅にお邪魔した時には、私も友人も既に異常な
ハイテンション !! 「どんなスタイルがいいですか ? 」優しくリクエストを聞いてくださる
えいこちゃん に一言「はい。セレブ風でお願いします !! 」元気よく答えた。
( カラーの指定ぐらいしろよ・・・ )

 そして、できあがったのがこちらのネイル。
 ベージュのカラーリングに3Dのお花とダイヤモンドの様に
 輝くカラーストーンでアクセント。あ~こんなネイルで
 お嫁に行きたかったワ。純白のウェディングドレスにも
 映えそうな正にセレブな仕上がりに思わず溜息。

それにしても、美しく仕上げられた指先って、なんて幸福度の高いアイテムなんでしょう。
レストランでグラスをかざす我が指先を見つめては思わずウットリ。パソコンを叩く
ワタクシの指先を見つめては、またうっとり。電車のつり革に捕まるオレ様の指先を
見つめてはまたまたウットリ。(もういい ?! )

今回は、ワタクシ本当に悩みました。未来永劫 えいこちゃん はお抱え秘蔵ネイリスト
として秘密にしておきたい存在のような、でも、こんなに素敵に仕上げていただいたので、
やっぱり公開してしまいたいような・・・。複雑に揺れる乙女・・・失礼、熟女心。
でも、やっぱり共有したくなっちゃうのですよね。素敵情報は
(それに、ワタクシ、ネイルサロンにお伺いするのなんて、3ヶ月に1回あるかないか・・・。
お抱えにする資格ないですから。残念。)

ということで えいこちゃん のネイルサロンのコンタクト先は以下の通りでございます。
センス抜群、優しく気さくな えいこちゃん のネイルサロンへ、ものども揃ってLet's Go !!

               ****  NAIL marche  ****
 Contact : eiko [ laimy@fmns.view21.net ]
 Place : 出張 または 自宅兼サロン にて
 Price List : ネイルケア 2,500 / カラーリング 1,500 /
 ハンドスペシャルコース(ネイルケア+マッサージ+カラー) 4,500
 フットスペシャルコース(フットケア+角質除去+マッサージ+カラー) 7,000
 3Dアート 1本 300~ etc... / 23区への出張旅費 ¥1,000


( アフター5にこっそり借りた会議室で、会社のお友達と施術してもらう・・・
そんなことも可能ですね ! と悪巧み中のワタクシでした。うふ )

 

Pero

2006-02-16 | Gourmet
 BAR de ESPANA Pero

「RESTAURANT SANT PAU」を擁するグラナダグループが昨年、銀座に出店した
スペインバルへ。サン・パウで料理長を務めていた山崎氏が、こちらの開店に際し、
スペイン1と名高い、アリカンテのバル「ヌウ・マノリン」で修行を積んできたというの
だから人気の裏にはしっかりとした礎があるようだ。

予約を入れていた為、2Fに通されたが、ゴチャゴチャした感じの1Fも、食材が並ぶ
カウンターなど雰囲気たっぷり。さて、おおいに語り、おおいに喰らった小皿料理は
以下の通り。

パンコントマテ
オリーブ
鴨肉の生ハム
ムルシア風サラダ
タコと野菜のオリーブオイル煮
ムール貝の白ワイン蒸し
イベリコ豚ロース肉の煮込み
イワシのエスカベッシェ
バレンシアパイ
バレンシア風パエージャ



これらを、グラスのカヴァや、セルベッサをちびちび飲みながらガツガツ喰らう。
食後は、チーズのアイスクリーム、バスク風ケーキにコーヒーを頂きフィニッシュ。
たっぷり4時間3名でのお食事会は、お1人様7000円ほど。
たくさん、お喋りしたい時ってかしこまったお食事よりも、タパスをちょこちょこ
つまみながらというスタイルの方が便利。お喋り好きなスペイン人による暮らしの
知恵から生まれてきたスタイルなのかもしれませんね。
あ~お腹いっぱい。美味しかった。


BAR de ESPANA Pero
東京都中央区銀座6-3-12
03-5537-6091


BIKRAM YOGA

2006-02-15 | Beauty
BIKRAM YOGA 銀座
- ニューカマーは築地系?! -

爆発的ヨガ旋風のオオトリを飾るべく、本場ビバリーヒルズからビクラム・チョードリー先生
率いる BIKARAM YOGA
が遂に上陸 !
LA本校の著名な生徒には、マドンナ、ブルックス・シールズなどハリウッド系セレブから、
ニクソン元 Mr. プレジデントまで錚々たるメンバーが名を連ねるというのだからすさまじい。

スタジオに入ると、上半身裸んぼのインストラクターのお兄さんがお決まりの口上を
述べ始める。「はい。ホットヨガ初めてのかた ?! あ~たくさんいらっしゃいますね。」
「このホットヨガ、温度40度湿度55%以上の空間で26のポーズを行っていきます。」
知ってる。知ってる。薀蓄はいいから早く始めてくれ・・・。軽く聞き流していたのだが、
この兄さん、レッスンが始まったらただ者ではないことが判明 ! あの汗がぶんぶん飛び散る
熱帯モンスーンな環境の中で、レッスンの間中、ひたすらかけ声を張り上げ続ける。

「ロッキャイン ロッキャイン ロッキャイン ブレスプッシュ ブレスプッシュ ブレスプッシュ
はい、そこのミスピンク 腕をもっと伸ばして。はい、ミスアディダス バランス バランス。
そう ! いいスマイル。エ~クセレント !! 」

始めこそ聞き取れるこのかけ声も、兄さんのテンションが盛り上がるにつれ、もの凄い
勢いでスピードアップ。もはや、聞き取り不能。そこはまるで築地中央卸売市場。
「安いよ安いよ。サァ、買って買って買って。まずは、1000円。まずは1000円。さぁ、いくよ。」
市場で響き渡るあの威勢のいいせり声と、兄さんのまくしたてる掛け声は、全く同じリズムを
踏んでいる。

本来、自分の限界と向き合う中でふと無我の境地に到達するはずのヨガなのに、もう気が
散って気が散ってしょうがない。おまけに気の向くままにカマ言葉まで駆使するのだから
たまらない。「あら、ミスイエロー。貴女のそのか細いウェストの中にきちんと収まるように
腕を抱え込んでぇ。そう ! エークセレント !! パーフェクト !! グレーート !! 」もう駄目だ。
無我の境地からは程遠い

そんなこんなでようやく26ポーズ終了。本場LAのレッスンもこんな築地系イントラ兄さんが
取り仕切っているのであろうか ?! インドヨガカレッジ ( チョードリー先生実弟が校長を
務めるヨガスクール。詳しくは コチラ
) は、こんなのじゃなかったぞ・・・。
そんな思いにかられる一方、器用な日本人のこと、ビクラムの名を語る以上、そっくり
そのまま真似ているに違いない。そうも思われ・・・。

BIKRAM YOGA 銀座、そのホットヨガスタジオの内に潜む敵は、決してうだるような温度、湿度、
連綿なく続く26のポーズだけではなかった。仮想卸売市場でヨガのポーズを取り続けるという、
この難行・・・。

そうか ! あの雑音さえをも振り払って無我の境地に達した時こそ本当の悟りの境地に
導かれる ! そういうことなのか ?! ぽんと膝を打つ私の脳裏では、兄さんの声が例のリズムで
こだまする。「ラーイト ! イエース ! 大正解 ! ミスピンク !! イッツ リアリー ホッツヨガ !! 」
ホント ?!


そんな BIKRAM YOGA 銀座校のオープン記念、入会金5000円無料キャンペーンは2/28まで !
あ、必ずしもこの兄さんのレッスンに当たるとは限りませんのであしからず。
 


イル・ギオットーネ

2006-02-10 | Gourmet

 
 IL GHIOTTONE
 - 笹島シェフの素敵な笑顔 -





今、もっとも予約困難なリストランテの1つ イル・ギオットーネ のランチテーブルを
幸運にも確保することに成功。( 噂通り、予約の電話はなかなか繋がらない ! )

わくわくしながら TOKIA
に向かうもラストオーダーから15分も遅刻・・・。
「ごめんなさ~い」駆け込んだ私達は、優しいスタッフの笑顔に暖かく迎え入れられた。
ランチコースは、1,890円 から 5,250円 の4コースから成る。更に事前に予約をして
おけばディナーコースと同じ価格のスペシャルランチも頂くことができるそう。
次はいつ予約が取れるか解らないものね。とりあえず、お願いできるコースの中で
1番お高いやつ持ってこ~い !! 英断をくだす。( と言っても5,250円 )

シュー生地に蟹肉が詰められたオシャレなアンティパストは、ふんわりと広がる
蟹肉の甘みがシュー生地とマッチ。これから始まる宴が素晴らしいものである事を
雄弁に物語る。プリモピアットは、軽くフリットされた白魚とふきのとうを、ブロッコリー
のソースと、ポーチドエッグから溢れるとろとろの黄身で頂く1皿。1つ1つの素材が
しっかりと存在を主張しながらも絡み合って奏でるたえなるハーモニーにうっとり
頬をゆるめる。セコンドピアットは、聖護院大根とサーモンのミルフィーユ仕立て。
あ~美味しい・・・。もう美味しすぎて語る言葉を無くしてしまう。美しいロゼ色に
焼き上げられたウズラは、たっぷりのお野菜と共に。お見事 !


様々な素材が美しい京野菜とともにお皿の上を綺麗に彩る。丁寧に真心を込めて
仕上げられたお皿は、どれもはんなりとした優しい味わいに。
ドルチェはエスプレッソ風味のパンナコッタにピスタチオのジェラートが添えられたものを
チョイス。ハーブティーを頂きながら「美味しかったね~」ウットリと余韻に浸る。

幸運なことにシェフ自らに「お腹はいっぱいになりましたでしょうか?」と優しい
笑顔でお見送りをして頂きながら、帰途につく。あ~この笹島シェフの笑顔が
この素敵なリストランテをこんなにも優しい空間に仕上げているのね。納得。

予約さえ取れるものならば、ハードリピートしたい素敵なリストランテ。
いつか京都の本店にも是非訪れてみたい。


魔法のお塩

2006-02-06 | Gourmet
ポルトガル。ワタクシにとって特別に思い入れの強いこの異国との出会いは、
なんと言ってもフットボール。

EURO 2000 ( 欧州選手権 ) で活躍したこの国の黄金世代 ( ヴィトール・バイア、
ルイス・フィーゴ、ルイ・コスタ、パウロ・ソウザなどなど ) の織り成すフットボールは、
小気味良いドリブル、細かいパス回し、インテリジェンスに溢れるゲームメイクに、
時に技に溺れすぎる危うさと、ラテン男特有の魅力的な容姿が相まって、筆舌に
尽くしがたい魅力に溢れていた。その魔力と言ったら、2002年のW杯で、日本中が
沸き立つ日本代表フィーバーをほったらかして、韓国ラウンドに回った彼等を
応援すべく、夫婦ともども渡韓して、韓国全土追っかけ巡礼したほどだ (笑)

あ~あの時、カルビの故郷スウォンで食べた焼肉に、ビビンバの故郷ジョンジュで
食べた石焼ビビンバの美味しさったら・・・。と、なぜ記憶がフットボールではなく、
食べ物に取って代わっているのかと言えば、躍進する日本代表とは対照的に
優勝候補の一角と目された我が愛しのポルトガル代表は、第1ラウンドで脆くも
散っていったから・・・

そんなこんなで、すっかりポルトガルびいきになったワタクシ、実はまだその地を
踏みしめたことはないのだが、そんな思い入れの強い異国から、今日はワタクシ
お気に入りの調味料、手摘みのオリーブを搾油して絞られたオリーブオイルと、
塩田で作られた塩の花をご紹介。

 
 CARM ( オリーブオイル ) と、Flor de Sal ( 塩の花 )
 は、どちらもポルトガルの風と大地と太陽の恵みを
 大切に大切に取り入れて育てられた、生産者の
 顔が見えるLOHASな食材たち。



特に2001年スローフードアワードを授賞したお塩は「海のシャンパーニュ」と
評される絶品 !! オリーブオイルにパラパラと落として、パンにつけたり、
ポトフの仕上げにパラパラと一振り、勿論、サラダに焼き魚、美味しいお豆腐には
お醤油の代わりにパラパラ・・・。この仕上げのパラパラで格段にお料理がおいしく
なるのだから、我が家では「魔法のお塩」とすっかり寵愛されている。
現に、E・カイザーとA・デュカスがコラボレートしてつくったお仏蘭西はパリの話題の
パン&食材ショップ ビー・ブーランジェピシエ
でも、ゲランドの変わりにこちらの
お塩が置いてあった
というのだから食材オタクのお墨付きだ !
ほんのり緑色に色づいた香り高いオリーブオイルと、こちらのお塩を味わいながら、
まだ見ぬポルトガルの地へ、今日もうっとりと思いを馳せている・・・。


こちらの食材達は、どちらもポルトガル専門ショップ メルカード・ポルトガル

で購入可能です。ご興味のある方、どうぞお試しあれ。


我が家では、常に食卓に常備されているこちらのオイル & ソルトにペッパーと
ビネガーを併せてサラダのドレッシングとしています。ただ今、このオイル &
お塩に負けないワインビネガーを熱烈募集中。お勧め情報お持ちの方、
ぜひぜひ、教えて下さいませイタリア産でもフランス産でも国籍は問いません !


Hotel Chains

2006-02-01 | et cetra
バーチャルTRIP
-脳内トラベラーの妄想ヴァカンス-


ワタクシにとって旅行をする際の最大の楽しみがホテル選びである。
というより、目的地より先にホテルありきの旅の方が多いと言っても
過言ではない。ホテルに宿泊する。それ自体が旅の目的なのである。

そんなわけで トラベル+レジャー誌
コンデ・ナスト・トラベラー誌
毎年発表されるランキングを見つめては、バーチャルTRIPへ出発する。
ある時は、シャンパンの聖地と南仏の旅へ。
まずは、ランスの レ・クレィエールに宿泊してミシュラン2つ星レストランで
ディナーを楽しみましょう。その後は、エズ村に移動して・・・う~ん
シェーブル・ドール と シャトー・エザ どちらに泊まろうかしら悩めるわ~。
またある時は、海と砂漠のリゾートシティ・アラブ首長国連邦デュバイへ出発だ。
アル・マーハ・デザートリゾート & スパ で砂漠のオアシスを堪能した後は、
ロイヤル・ミラージュ か ザ・リッツカールトン でビーチリゾートライフを満喫しましょう。
確かあそこには世界でたった1つの7つ星ホテル バージュ・アル・アラブ があるけれど、
ちょっとお部屋が趣味じゃないから見学だけでいいかしら。(見学するのも有料らしい
けれど・・・ ?! ) こんな具合に、その地を実際に踏みしめる日が、果たして
訪れるのかどうかも解らない、見果てぬツアースケジュールを組んでみては、
うっとりと妄想にふけっている。

 そんなワタクシにとって、数々の魅惑のホテルが写真と
 共に掲載されているホテルチェーンのディレクトリは、見て
 いるだけで時間を忘れる、妄想ヴァカンスの必須アイテム。
 予てからリクエストを入れていた2006年版のディレクトリが
 いよいよ手元に届き始めた。

数あるホテルチェーンの中でも特によく耳にするのが、
ザ・リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド
 
日本で加盟しているホテルをざっと見回してみても、 帝国ホテル 、ホテルオークラ 、
西洋銀座 、 ザ・ウィンザー洞爺 と一流どころが名を連ねていて、外しのない
チェーンであることが窺える。

その他にも最近気になるのが デザイン・ホテルズ
二期倶楽部 などデザイン性の
高いホテルがラインナップ。インテリアやテーブルセッティングの写真を見ている
だけでも勉強になる。ちなみに昨年訪れたマジョルカ島の ホスペス・マリセル も
こちらのチェーンに加盟していた。

 そんな名だたるホテル・チェーンの中でも特にお気に入りなのが
 ルレ・エ・シャトー
ワタクシの心のリゾート、タヒチの
 ル・ タハア・プライベートアイランド & スパ に宿泊した際
 「当リゾートはフレンチポリネシアで唯一、ルレ・エ・シャトーに
 認定されたホテルです。」と、フロント横で、こちらのチェーンの
 旗がさも誇らしげにはためいているのを見て以来のお気に入り。
 


日本の加盟状況を見ても、強羅花壇様 や 蓬莱 、 あさば など確かな審美眼が
感じられる素晴らしいラインナップ。あまりの素敵さにルレ・エ・シャトーの
メンバーシップ 5C Club に入会しようと、決意のもとに問合せ。
「年会費など、なにか規定はあるのでしょうか ? 」問合せに対応して下さった係りの
女性はとても丁寧に返答してくださった。「特に入会金などはございません。1年間に
20日間以上、ルレ・エ・シャトー加盟店をご利用いただいた方を対象としております。」
ふっっ・・・門前払いだ しかし、脳内トラベラーはこんな事でめげてはいけない。

そして、もう1つのお気に入りが スモールラグジュアリーホテルズ
 
シックスセンシズやバンヤンツリーなどはこちらのホテルチェーンに加盟している。

さぁ、次はどのデスティネーションを目指しましょう。次第に熱を帯びながらページ
を繰るワタクシの隣では、妄想ヴァカンスが妄想のままで終わりますように、
見積もり依頼をかけはじめたり、ホテルにメールを送ったりし始めませんように・・・
恐れおののく夫がシッカリと監視体制に入っている。
 


モルディブ旅行記第2段、ソネバギリ編もアップ致しました。ぜーぜー。
2003年 4月28日
から 5月1日 です。よろしければ、ご覧になって下さいね。