Dandelion~美容師の生活~

ヒトのために地球のために自分ができること

根っこのルール。

2019-09-04 05:05:42 | はたらくこと

「〇〇にとって“優勝”はリーグ優勝でなく、日本一のこと」という不文律が存在する。

という文をみつけたんです。

はじめて目にした「不文律」という言葉。
なのに、その前にあるひと文でその意味を納得することができたんです。


【不文律】
① 「不文法(ふぶんほう)」に同じ。 ⇔ 成文律
② その集団の中で、暗黙のうちに守られている約束ごと。
<三省堂 大辞林 第三版より>



美容師は、美容師だけの不文律があって、普段いっしょにはたらいていなくても、なぜか、その時々の役目を感じて、お客様をキレイにすることに仕事をすることができる。

サービスマンは、サービスマンの不文律があって、瞬時にアイコンタクトで指示を感じ取ることができる。

企業ではたらく人は、はたらき人の最低限を守ることをきっと、不文律としている。

これはなぜかわからないけど、知らず知らずわかってきたことかもしれないけど、大勢の人たちと仕事をするときは、TOPのやりたいこと、したいこと、向かいたい方向などを見ながら、じぶんの役割を全うすることがたいせつなことだと思うんです。

そして、ひとりで仕事をするということは、そのTOPと同じような考え方を持たないといけない。

「不」がついているから、よくない言葉のようにも聞こえやすいけど、このように考えるとすごく根っこが一緒だと、いい仕事ができるということ。
でも、考えてみると<思い込み>という名もこれに近いのかな。


【成文律】
「成文法」に同じ。⇔不文律。
  ↓↓
一定の手続きに従って制定され、文章で表現されている法。法律・命令・条例・条約など。成文律。制定法。⇔不文法。
<デジタル大辞泉(小学館)>



ただ、反対語の「成文律」とは、目に見えるやり方のようなもので、マニュアルのような全員がおなじ感覚が持てるようにと、手順やルールを書き記しているモノだと思う。

けど、マニュアルだけじゃ伝わり切れないのが「不文律」にあるような気もします。

たとえばね、会社には「行動指針」のようなものがどこにでもあります。
これが、そこではたらく人たちの役割の行動判断基準となるわけで、何かをするとき、何か新しいことをするとき、それはそれに反していないかどうかを考えることが、考えていくことが「はたらく」ということにつながってくると思うんです。

もちろん、それはキレイごとかもしれない。

けどね、ひとりではたらくとなったとき、その「行動指針」がないと、ただの「金稼ぎ」だけになってしまって、目的や目標がなくなって、そのうち何でこの仕事をするようになったんだろうと、悩むときがきっと来るような気がするんです。

そしてね、これからはたらこうと思っている若い子たちへ。

わたしには、ちょっとわからない感覚だから、これは少し想像でもあるし、世間一般的に言われているようなことでもあるんだけど、とりあえず、どこでもいいから職に就いたら「はたらき人としての不文律」を探しながら、はたらいてみるといいと思う。

よく言うでしょ?
「〇〇になりたいと思ってたのに、いまの△△がじぶんの天職になりました。」

それはきっと「はたらき人としての不文律」を見つけることができたからだと思うんです。

〇〇にこだわって、へばりつくようにするのもよしっ!
まわり道して、遠回りして、休憩して、ショートカットして、△△がじぶんの仕事!でもよしっ!
みんな途中経過にいる人だからこそ、協力し合って、絶対の不文律をできるようにする!
絶対は、絶対にありえないことなんだけど、向かい続けるのよね。

要は、10代や20代で成功した人がいる世の中だけど、ありえないほど、80代で成功する人には敵わないということです。
だってさ、80代の人から見れば、みんな、はたらき人のアマちゃんです。


TOPではたらいている人、はたらいたことある人、ひとりではたらいたことある人は、きっとおなじ「不文律」を持っているに違いない。




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