カウンターに千日前なバンジョー弾きさんと、その奥方発見。隣に滑り込ませてもらおうと思ったら、なんと椅子を譲っていただき、最前列かぶりつきで聴くことになりました。
ね、カウンターのはしっこでしょ?
対バンライブをしたこともあるし、フェスでも何度もご一緒しましたが、3ステまるごと聴くのは初めてです。
以前にも書いたかもしれませんが、奥さまのたんちゃんとは学生時代からの知り合いで、宝塚フェスのステージでご一緒したこともありました。彼女のバンドのコーラスのトラで出たこともあったっけ。その当時から抜群の歌唱力ときれいな英語(ネイティブですもんね~)、そして表現力にも定評がありましたが、年を経て更に磨きがかかっています。
ダーリンのO野さんは、学生時代の私のアイドルでした。でも陰できゃーきゃー言うてただけなので、ご本人は私の存在すらお気づきでなかったようですが、トホホ。クラレンスフリークとして、男の子たち(当時のね)からも絶大な人気を誇っておられました。
そのお二人が繰り広げるのは、ビートルズやSSW系の曲からコアなブルーグラスまで。もっと泥臭いデイジーヒルとはかなり路線は違いますが、好きな曲をやりたいようにやってるんや、っていう心意気は同じだな、と共感します。常連のお客さまにビートルズ好きがおられて、彼のリクエストに答えてO野さんの歌、というのも久しぶりに聴かせていただきました。
隣の隣を見ると、千日前なバンジョー弾きがギネスを注文。美味しそうなので私もお願いしました。で、そしたらやっぱりここはフィッシュ&チップスかな。晩ご飯、しこたま食べてきてるのに。
クラレンスのギターインスト3部作(O野さんの中で)も、3ステージで1曲ずつ披露されたり、掛け合い風のアレンジの歌があったり、二人だけなのを忘れる位バリエーションがいっぱいあって、これも見習わなきゃ、と思ったのでした。
O野さんのスライドギターっちゅうのもありましたね。MCを訥々とされるのですが、その中身がたいへんマニアックで、横で聞いてたマニアックなバンジョー弾きは、「これは僕らとおんなじやな。」と。
たんちゃんは歌詞が頭に入ってるのに、なんで歌詞カードを置いてるんだろう、と思ったら、よーくご覧ください。朱筆がいっぱい入ってる。スパルタなダーリンによるポイントチェックなのだそうです。ああ、ここも見習わなきゃ。うちなんてスパルタやられたら膨れますからねえ、私が。ちゃんと謙虚に聞かなきゃいけませんねえ、アドバイスは。
とはいえ、日常生活ではけっこう奥さまの方がビシビシいってる感じが見え隠れするのですが、これは私の勘違いかしらん?ねえ、たんちゃん?
ともあれ、本当に上質の音楽を楽しめる空間でした。バリンジャーの時も思ったのですが、(あくまでも私感)聴いて元気になる音楽、気持ちがゆったりしたり、やさしくなれる音楽、そういう音楽が上質な音楽だなあ、と。私もそういう表現ができるようになりたいな、とまたがんばる気持ちを与えてもらった夜でした。
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デイジーヒルようこ
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