ひな菊の丘から

南河内を訪ねて

コロナ前と後での大きな違いの一つに、土日の過ごし方がある。昨年の2月頃までは、週末に予定が入っていなかったことなどほとんどなかった。それもたいていはライブ演奏か、ライブ鑑賞か、バンド練習、そうでなければフェス。おかげさまで、この1年半、音楽関係なしのお出かけをだいぶさせてもらったけど、まさに夏のフェスシーズン真っただ中で、こんなに予定なし、って・・・。

土曜ルーティンの買い出しを終えて、部屋の掃除も済み、昼ご飯を食べながらTVを見ていた。もう遠出はできないけど、ちょっと景色のいいところにでも車で行きたいな、と思ってた。道の駅めぐりはこのところ止まっていて、TV画面では千早赤阪村の道の駅が紹介されていた。「そう言うたら南の方の道の駅、ってほとんど行ったことないなあ」
と、相方が「1時間ぐらいで行けるみたいやで。」即車に飛び乗った。

高速も名阪道も通るけど、いつも通過してたあたり。なかなかおもしろいドライブだった。遠くにPLの塔が見えた。去年、へのへのに行った時、見て以来だった。



おお!そうだ、ここは大阪府下でたったひとつの『村』だった。




駐車スペースは5台分ぐらいしかない。でもすぐ隣りにあるホールの駐車場は解放されているようだ。翌日、職場の上司である村民に聞いたところ、この日行われていたワクチン接種に彼も行っていたらしい。そして、帰りにここで「たまねぎの塩」を買ったそうだ。「買わへんかったん?」と聞かれたけど、そんなんあったのね。



彼が駅長らしい。



手作り感満載。日本一かわいい道の駅らしい。桃パフェ食べてみたかったけど、ソフトクリームでがまん。



石窯ピザ、TVに映ってたのは男性だったけど、この日は女性ピザ職人だった。



メダカもいた。



看板にある棚田、SNSで教えてくださった方があった。もっと早く出てたらのんびりあちこち回りたかったな、と思うような標識がいっぱいあった。



出発は遅かったけど、まだ間に合いそう、というので私がずっとずっと行ってみたかったところに行くことになった。ほんとにこんなところにあるの?という場所にそれはあった。しかも道はここで行き止まり?近つ飛鳥博物館。



ちらっと見えてるけど、外側の屋根部分にあたるところが全て階段になっている。ここを使ってトレーニングする人もいるらしい。でも展示場所は一階から地階にかけて。



修復土器みたいなところに手を入れたらアルコールが出てきた。



広くて立派な建物だけど、レプリカが多いので撮影可能な場所がたくさんある。鳥の形の埴輪。



耳輪とか玉とかまが玉とか



スロープで降りる。



一番下に仁徳天皇陵の模型、前方後円墳や方墳などのミニチュア



アリみたいに見えるけどひとりずつちゃんと作ってある人間。墳の巨大さが目に見えてわかる。



ちいさいもの好きはワクワクする。



こんなとこばっかり見てた。



須恵器、蓋つきには何を入れてたのか。



これすごいよね、まるでコーヒーカップ。下の段のはおもしろい取っ手の形、と思ったけど、こちらが本流なのかな。



鹿谷寺石塔の複製を見る相方。



展示物の中には、高槻や茨木の古墳から出土されたものもたくさんあって、「あれ?紫金山、って聞いたことあるぞ」と思ったら吹田やった。それでも河内國の古墳群には及びもつかないことはよくわかった。



私は西洋中世史を専攻していたので、日本の歴史にはあまり引っかからないのだが(それでも一般の人よりは興味あるかも)古代史、特に聖徳太子の時代にはものすごく魅かれる。いや実は、『日出処の天子』の影響なんだけど。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「お出かけ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事