２０４０年広島オリンピック⑤

　２０２０年では無く２０４０年のオリンピック誘致を目指し、それに向けて広島をオリンピック開催を可能にする街に変えて行くと言う連載記事の第６弾は『真の商工会議所と広島市中心街』です。　広島商工会議所については私もこのブログで何度も書いている通り、表に出て来るのは地域の有力企業の面々ですけど裏で仕切っているのは”天下り”した広島市の幹部ＯＢでしょう。　旧広島市民球場の跡地問題においては”アカ市長”と商工会議所の”天下り”共がまさに好き勝手な事をやっており、市民球場（あえてそう呼びます）の解体についても市民の反対意見には一切耳を貸さずに春の統一地方選挙の争点にされては困ると言わんばかりに大急ぎで破壊を強行する、まさに”民主主義の敵”で”文化の破壊者”で”平和の敵”としか言い様が無い連中です。　私もあの場所を原爆ドームの正面だから静謐を保つ為だと全面に植林して”平和の森”にでもすると言うならまだ理解も出来ますが、広島市は平和公園周辺の住民や事業者に景観保護の為の高さ規制を言っておきながら、自分達は市民球場の跡地に居座り、広島市の税金で建て替え費用まで補助してもらおうと言う厚かましさ、まさに”税金泥棒”です。　かつて明治時代に自由民権運動が起こった最初のきっかけは政治家が国有工場を同郷の政商にタダ同然で払い下げした”政官業の癒着”を新聞がすっぱ抜いた事だったと記憶しているのですが．．．



　毎度お馴染みの市民球場跡地公園のイメージイラストです。　勝手に拝借と言いたいところですが、元はと言えば市民の税金でプロのイラストレーターに描かせた絵なのですから”市民”として好き勝手に使う権利はあります。　この絵はもちろん役人では無くプロの方が描いているのですが、例え自分で描かなくても描かせた人の深層心理と言うものが絵の中には浮き出て来るみたいですね。　年末の”御用”いや中国新聞に商工会議所の新しい会頭になった広島ガス・深山英樹氏の”提灯”いやインタビュー記事が載っていたのですが、外国人観光客の呼び込みは良いとして２０１３年に広島での開催が決まっている『全国菓子大博覧会』の経済効果を力説されても、あれはあくまで一月程度の”一過性のイベント”に過ぎず、肝心のその後の事はやはり何も語っていません。　賑わいに拘るのなら二週間に一度、万単位の観客を集めてくれるサッカー場の方が圧倒的に良いに決まっています。　上のイラストみたいに人を集められるタレントを呼べば多額のギャランティーが必要ですが、サッカー場なら集客はサンフレッチェが自前でやってくれて”余計な税金”は一切掛からないのですから。　市民はもっと税金の使い道と言うものに強い関心を持たないと後で大変な事に．．．

　更に記事の中では経済界から要望の強い劇場の整備も実現を目指したいとありますが、広島には既に広島郵便貯金ホールと広島厚生年金会館をそれぞれ広島県と広島市が”税金で”引き取っているではないですか、それを最大限利用するべきです。　前から書いている通り、広島市は劇団四季に常設の専用劇場をこの冴えない公園の”客寄せ”として建てたいそうですが、”プロの興行団体”である劇団四季はそんなオファーは当然ながら受けてもらえないでしょう。　ここで上のイラストをもう一度ご覧になって頂きたいのですが、右側の新商工会議所ビルの”裏”に描かれている建物がその劇場です。　電車通りや平和公園側から目立ってナンボの”プロの興行団体”の劇場を、オフィスビルの裏に隠してしまう辺りに広島市の役人や商工会議所の連中の文化理解の低さと無能さが浮き彫りになっています。　この事実だけを見てもこんな冴えない公園が集客など出来ず、（文化にもエンターテインメントにも無知なので）下手なイベントを散発的に行い、市民の税金を無駄に使い続ける事が確実だと今から分かると言うものです．．．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　上の写真は昨年末に開館した映画館『八丁座』です。　シネコンに押されて一度は潰れた映画館を引き受けて再生させるにおいてサロンシネマの蔵本社長は、「電車通りに面した街の中心部から映画の看板が全て失われて活気が無くなっている、もう一度広島の街に元気を取り戻したい。」とあえてこの場所に拘ったそうです。　”文化”とは街の中心で存在感を発揮しなければならないのに、先程の話に戻れば本来目立たなければいけない劇場を”オフィスビルの裏”に平然と配置出来る阿呆さ加減と”文化的無知”、こんな連中に広島の街を活気付けられるはずが無いと思うのですが．．．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「ユーチューブ」で引退表明　秋葉・広島市長に聞く(産経新聞) - goo ニュース

　春の市長選挙には出ないと宣言した市長ですが、それに関して新聞もテレビも自分の言った事を勝手に都合の良い様に編集してしまうので信用出来ないと、動画投稿サイトに自分で退任理由を一方的にしゃべった動画をアップしてそれを見ろと言ったのだとか。　信用出来ないも何も、今まで新聞やテレビなど地元メディアを脅し、自分に都合の悪い情報は出させなかったくせに今更地元メディアが信用出来ないとは本当にふざけた男ですが。　旧市民球場問題での自分への反感や、不正経理問題など辞めると知れば手の平を返して責められるのを恐れているのだと思いますが。　本当に最後まで卑劣で姑息な男でした．．．

　　　　　　　　　　　　

巨人、バニスター獲得…でも親の二の舞い避けたい(夕刊フジ) - goo ニュース

　今やかつての助っ人外国人選手の息子さん達がプロ野球選手として活躍し、中には親子二代で日本のプロ野球にやって来る選手も登場したと言う訳ですね。　ジャイアンツも特に大リーグでの実績豊富な大物ではありませんし、日本で才能が開花するのではと期待して採用したのでしょう。　カープ戦以外で活躍し、親子二代で日本で活躍してもらいたいですが．．．

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　聞いた話では、広島商工会議所は加盟する企業が減っているのだそうで。　まあ自分の街を廃れさせてまで私利私欲を追求する”無能な組織”などに入っては自分まで”共倒れ”になってしまいますから当然と言えば当然ですけど。　春の統一地方選挙で市長、市議、県議を刷新して市政を立て直す必用がありますが、何の役にも立たない、それどころか広島の街に害をなす”天下り”商工会議所などみんなで脱退して崩壊させ、本当に”広島愛”を持った人や企業を中心とした新しい商工会議所を設立するべきです。　本当に”解体”されるべきは市民球場では断じて無く、無能な今の商工会議所の方だと私は思います．．．



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　．．．以上です。