創業昭和21年。前身の芝居茶屋「稲竹」は1838年創業で最近では朝ドラ「おちょやん」に出てくる芝居小屋のモデルとなっているとのこと。

週末の昼時とあって5〜6名の待ちだが仕方ない。席につくや否や迷わず注文したのが名物の「きつねうどん」!きつねうどんの発祥地は大阪なのでてっきりここ今井がそうだと勘違いしている方も多いのかもしれない?ちなみにそちらは明治26年創業の大阪・南船場の「うさみ亭マツバヤ」だからね。
それでも、きつねうどんが代名詞になっているんだから美味いんんだよ。


おぉ〜美味そう。早速、七味をたっぷりかけて頂こう。あれっこの七味ちょっと他と違う。山椒が強い?柚子も効いている?おいおい、めちゃ美味い。もちろん、スープも素晴らしい。薄味なので本来自分の好みではないのだけど、決して物足りないわけでもない。北海道産昆布と九州産の鯖節とうるめ節のいい出汁が効いている。大きな特長あるわけではないのだが、麺も十分コシがあって美味い。


そして、肝心のあげはすごく分厚い!なるほど期待通り!上品なんだよね〜。これが老舗名店と言われる味なんだろう。
今井のあるところは、ご存じ大阪一の繁華街ミナミのど真ん中。あのくいだおれ人形やかに道楽の蟹オブジェをはじめ、数多くの名物オブジェがならぶ道頓堀商店街に店構えているが、ここ今井だけちょっと雰囲気が違って老舗感をたっぷり醸し出している。
たまにはこういう格式あるうどん屋もいいものだ。ご馳走様でした。