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日々是楽!(Enjoy it every day!)

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎

幸太郎氏14作目は、2年ぶりの書き下ろしで待ちに待った長編大作だ。
前評判がかなり高かったので、いきなりかなり期待して手にしたが・・・う~ん、なるほど、これだよ幸太郎氏。最近、ちょっと軽めの短編ものが続いたので、幸太郎氏もイマイチ、マンネリ化しちゃったのかな?と心配さえしてしまったが、全く無用であった。
個人的にも、噂通り幸太郎氏の現時点での最高傑作と言われることに賛成だ。淡々とはじまるストーリー、はじめは自分もころっと騙され、でっきり首相殺しの悪人のダークな話かっ?と思いきや、「メディアにつくられる犯人像?」を思いっきりついてくる意欲作だ。ぐーっとひきこんだら後は点と点が絶妙にからみあってくる、いつもの幸太郎節だ。メディアや我々の思い込み、社会について、いろいろと考えさせられる秀作だ。これ読み終わると、何故か町のおまわりさんの見方がかわっちゃったりして・・・フィクションなのに、それほどインパクトありますよね。幸太郎氏、こういった大作をどんどんお願いします!

ちなみに本書は、「全国書店員が選んだいちばん!売りたい本 2008年本屋大賞」 を断トツで獲得です!

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