休暇
注意!!映画の感想の場合ねたばれが含まれる事が多々あります。これから観る予定とかある場合は本文は決して読まないで下さいませ。
MOVIX利府では月曜日メンズデー。野郎どもは一律1000円です。
でこの作品は仙台ではここだけみたいでしたので、来たついでに観ました。
かつて状況劇場の看板俳優小林薫さんが刑務官。
それと菅田俊さんも同僚の刑務官としてご出演♪
菅田さんは状況劇場に僕と同期入団でした。でもその前に菅原文太さんの付き人や仮面ライダーで主役を張っていたり芸歴はかなり長いっすね。
自分の父が亡くなった時、僕はかなり貧乏で仙台に帰るお金がなかったのですが、菅田さんにお金を借りて帰ってくることができたのでした。
もちろん返済はすぐにしました。
そのせつはありがとうございました。
どこかで道は分かれましたが、こうしてご活躍嬉しく思っています。
唐さんの乗るタクシーを停める時も、車道に飛び出てばっと両手を広げて停めていたのも、残像として残っています。
住んでる世界が違うなと感じました。
おっと映画のほうを.....
まず彼が何故死刑判決を受けたのかはなにも語られない。
彼が犯した犯罪はどんなことだったのか。
それとちょっと自信ないのだけれど、彼の部屋に両親の幽霊みたいなのが見えたのは僕だけじゃないっすよね?
なんとなく自分だけだったらいやだなあ....
あのシーンは必要だったのろうか。
死刑執行に関わった刑務官はその後2日間の休暇。支え役をしたものには一週間の休暇が与えられる。その一週間の休みが欲しくて支え役を買って出る主人公。
キャリアを積めば積むほどどこか痛んでいる刑務官。
もしかしたら死刑の賛否ではなく、死刑執行の方法に問題提起している作品だと思いました。
賛否だとやはりなぜその判決を受けたのかが分からないと卑怯だもんなあ。
それとかつて某刑務所にお仕事(服役じゃないよ)に行った時はみなさん坊主頭でしたが死刑囚は特別なのかな?
ちょっとひっかかってます。
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追記
冒頭の法務大臣の書類への捺印のところ字が細かくてよく見えませんでしたが、罪状は”強盗目的の老夫婦殺害”だったらしいです。
両親の幽霊に見えたのはたぶんその老夫婦の亡霊だったのかも。