個人用 教員資格認定試験(小学校)対策

小学校教員免許取得を目指して勉強中。過去問・予想問題などを解きながら得点アップを目指す。

新しい心理療法

2014-06-26 09:00:39 | 教育心理(カウンセリング・不適応行動)
・交流分析(バーン)
エゴグラムを基に自我状態がどのような構成になっているかを分析し、二者間の関係をベクトルで捉え、そこで悪循環に陥っている交流パターンや強迫的に従ってしまっている脚本を分析することにより、対人関係を望ましいものに書き換えることを目指す。

・認知療法(ベック)
自分自身が置かれている状況を、証拠が不十分なまま信じてしまう恣意的推論、すべてに白黒を付けたがる二分割思考、偏った情報を鵜呑みにする選択的抽出などの認知の歪みを正して、無意識的な自動思考を明らかにし、問題の解消を目指す。

・主張訓練法(ウォルピ)
他者の意見や欲求と同じように自己の考えや欲求を尊重し、その気持ちをありのままに他者に明確、かつ上手に伝え返す社会的スキルという資質の獲得を目指す。

・論理療法(エリス)
問題の本質は過去の不適切な体験にあるのではなく、今現在、不適切な信念を抱いているからだと考える。そこで、自分自身のABCシェマがどのような構造をしているかを理解し、非合理的な信念を見出し、合理的な信念を持つように働きかける心理療法である。

・ゲシュタルト療法(パールズ)
問題を過去に求めるのではなく、「今、ここで」の体験を個人の存在全体の中で捉え直し、自分自身を直視し、自己の感情への気付きを果たしながら自己実現を促進することを目指す。

・構成的グループ・エンカウンター(國分康孝)
最初にリーダーがこれからやる課題の内容を説明するインストラクションを行い、実際にその課題を体験するエクササイズをする。そして最後に、体験してみて感じたことや考えたことを互いに表明し合うシェアリングを行うことによって、自己洞察や他者理解を促進することができるという考えのもとで開発された集団心理療法である。

・エンカウンター・グループ(ロジャーズ)
来訪者中心療法を集団場面に適用するために考案された技法で、ファシリテーターと呼ばれるリーダーと参加者が数日間の合宿を通して、自分自身の特徴を他者に表明する自己開示を行い、他者からの受容を体験することで自己理解を深めることを目指す。

用語

2014-06-03 20:17:45 | 教育心理(カウンセリング・不適応行動)
・ピア・カウンセリング
カウンセリングの専門家でなくても、同じ境遇の者同士が語り合うことで、問題や悩みを克服することは可能である。

・マイクロ・カウンセリング(アイヴィ)
カウンセラーに求められる資質や技能は多様であり、それらを体系的に学ぶことができるように、カウンセリングの技法を階層的に位置付けた訓練プログラムが開発されている。

・予防的役割
大災害などに遭遇した直後から、積極的にカウンセラーが関わることによって、心の問題を軽減させることができる。

・治療的役割

・かかわり行動
相談を効果的に行うためには、適切な着席位置やアイコンタクト、うなずきなど、受容的な身振りを心がけるなどの工夫も重要である。

・インテーク面接

・傾聴
クライエントという人物全体が発するあらゆる信号にカウンセラーが注意を向け、感覚的に受け入れること。

・明確化
クライエントの中で問題の本質が分からなくなった際、カウンセラーからポイントとなる点を指摘すること。

・リード
カウンセリング場面でカウンセラーからクライエントに対して質問すること。

カウンセリング・マインド

2014-06-03 20:11:41 | 教育心理(カウンセリング・不適応行動)
カウンセラーに求められる、より望ましい聴き方の実践。ロジャーズによる。

・自己一致
カウンセラーが、カウンセリングの場で感じていることと、表出している言動に矛盾がなく、純粋な気持ちでクライエントに向き合う姿勢。純粋性、真実性とも言われる。

・共感的理解
クライエントと同じ立場や状況になったらカウンセラー自身が感じると思われる気持ちを感じ取り、共有し、共有できていることをクライエントに伝え返す姿勢。共感とも言われる。

・無条件の肯定的関心
クライエントの訴えをカウンセラーがすべて取捨選択なしに受け止め、それらを認める姿勢。受容とも言われる。

カウンセリングの技法

2014-06-03 20:05:45 | 教育心理(カウンセリング・不適応行動)
・指示的カウンセリング(ウィリアムソン)
問題の本質は、クライエントが必要としている情報が不足しているからだと考え、カウンセラーが積極的に情報提供を行って問題の解決を目指す。進路や学業全般に関する相談に有効である。

・非指示的カウンセリング(ロジャーズ)
問題の本質は、生まれながらに持っている成長する力が発揮できていないからだと考え、カウンセラーの援助の下でその力が発揮できるようになることを目指す。

・折衷的カウンセリング(ソーン)
特定の立場にとらわれない技法。多くの場合、カウンセリングの初期は非指示的な技法で問題を明確にし、その後問題の本質が見極められた後期には指示的な技法を用い、より短期間で問題解決を図る。

集団心理療法

2014-06-03 19:59:31 | 教育心理(カウンセリング・不適応行動)
・エンカウンター・グループ(ロジャーズ)
非指示的技法を集団場面に応用した技法で、参加者が「今、ここで」の自分を率直に開示することを通して、自己洞察や他者理解を図ることを目的とする。自己及び他者との心の出会いを目指して合宿形式で行われる。

・心理劇、サイコドラマ(モレノ)
監督、補助自我、演者、観客、舞台という5つの構成要素を基に、筋書きのない即興劇を演じることを通して、自発性を養うことを目的とする。

・構成的グループエンカウンター(國分康孝)
リーダーが設定したプログラムの説明(インストラクション)、その体験(エクササイズ)、体験して感じたことの共有(シェアリング)からなるプログラムで、自己理解、他者理解を目指す。