赤門記者のメタボな日々

笑いの街・大阪で、笑えることも笑えないことも追いかける因果な商売。明日は笑っていたいなあ…。

大阪で生まれた男

2008-06-04 22:25:00 | Weblog
 人気急上昇中のヒップホップユニット、ET―KING。
大阪在住の7人組で、現在も市内の一室で共同生活をしています。
今日はその拠点から徒歩圏内という、
「大阪の象徴」通天閣の地下にある通天閣劇場でライブを行いました。

 アルバム「SOUL LAUNDRY」と、
シングル「ふたりの歌/ヤッターマンの歌」の発売日に合わせたイベント。
普段は割と年配の方が多い客席も、今日はほぼ若者でぎっしり埋まりました。
CMソングにもなった「お前とおったらおもろいわ~」の曲「愛しい人へ」で
一躍人気者となった彼ら。
最近は東京と大阪を行ったり来たりの日々だそうですが、
持ち前の“大阪くささ”は全く失っていません。

 今日もライブ後の取材で
「ET―KINGの音楽は、大阪でしか出来ひんと思ってます。大阪を離れる気はありません」
ときっぱり宣言していました。
お笑い業界でも、大阪で売れ始めると東京進出する展開が目立つ昨今、
なかなかできることではありませんね。

 かのヒット曲「大阪で生まれた女」は、「大阪の街よう捨てん」かったはずが、
最後には「大阪の街を出よう」となっていましたが、
彼らは今の心意気を守って、大阪で活動し続けるのでしょうか。
とりわけ音楽業界は、
東京に出ないと何も始まらないといっても過言ではない状況ですが、
彼らがそんな一極集中に風穴を開けてくれないかと、
関西在住の記者としては少なからず期待しております。

 そんな彼らの今年の目標は「紅白出場」。
ま、そこは東京でもしゃあないわな…。