前日、閉館日だった図書館。
翌日(昨日)再び行ってきました。
もともと図書館はお城の中にありました。
それが駅前に移ってから、1度も利用したことがありませんでした。
お城の中にあるときも、行くのは夏休みの図書感想文を書くときぐらい。
あと、移動図書館といって(白鳥号だったかな?)、近所まで車で本を運んでくるときに何度か借りたぐらいです。
私と違って、実妹@みきぞう画伯は本好きだったので、移動図書館を楽しみにしていました。
彼女は保育所の頃から本を丸暗記したりしてたので、担任保母に連れられて各教室を回り、そこで暗唱朗読させられたりして、タダの彼女の趣味なのに、そういう使われ方が大変そうでした。
さて、昨日借りたのは4冊。
まず、話題作家さんのを読んでみました。

「しろいろの街の、その骨の体温の」村田沙耶香
Amazonの紹介文は↓
『クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが――野間文芸新人賞受賞、少女の「性」や「欲望」を描くことで評価の高い作家が描く、女の子が少女に変化する時間を切り取り丹念に描いた、静かな衝撃作。
季節が変わるごとにたくさんの転校生がやってくるニュータウンで、クラスの立場も性格も、正反体の女の子と男の子が出会う―。学校が嫌いだった人たちへおくる、教室の物語』
Amazonのカスタマーレビュー内容もそれぞれ個性があって面白いです。
紹介文やレビューの通り、小学生~中学3年生の始業式朝までの物語です。
正直、タイトルがさっぱり分からなかった。
最後まで諦めずに読んで、はじめて「うーん、だからこのタイトルなのか」と。
日本語なんだけど、気持ちは、英単語の意味を必死で調べて、それをくっつけて、でも意味が通らなくて、なんじゃこりゃー全世界を日本語にしてくれ~!と悶絶して、最後まで読んではじめて英語で言うところのイディオムみたいな感じ?と紐解ける(解けないかも?)感じです。
↑
自分で書いてて分からなくなるわ(笑)
内容ですが、アラフィフの私には遠い昔のこと過ぎて、なかなか入れない。
主人公の結佳は、不満満載の毎日なのに、妙に達観し過ぎたところがあって、でもある面では本能に正直で、不安定でアンバランス。
確かに小中学生の頃って、自分が友だちにどういう風に見られてるか?
クラスの中での立ち位置。
ランク付け。
ここら辺は本能で感じてました。
最近、カーストって言葉が、学校内、PTA内でもあるらしいけど、これはわざわざ最近の人が口に出してしまっただけで、昔っからあったもの。
「面白さ」「足の速さ」「勉強の出来不出来」これらでクラス内でのランクがあり、昭和の最初の頃は「親の職業」で子ども内でのランク付けが確実あったようだし。(今もあるか)
結佳のあまりにも自虐的すぎる思考。
反して自分や人を冷静に分別し、それが正しいと思い込む思考。
好きという気持ちを無意識に持て余し、それは街のせい、学校のせいだとする思考する。
墓穴も掘りまくる。
学年が変わって、中学生になっても、その空回りが加速して続きます。
多分、ほとんどの人が思い当たるんじゃないかな? という感性です。
そこから脱却できずにP3~P224まで続きます。
P225~のある種犯罪めいた結佳の行動で、学校での立ち位置が一瞬で変わり、その位置ではじめて自分に素直に向き合ったようです。
P258~の主人公は素直になり過ぎて、自分と正直に向き合い過ぎてる感もありますが、幼さ、無知さ、強欲さ、(かな?)今までオブラートに包んできたものをむき出して初体験にいたり、一皮むけた新しい自分になって新中学3年を迎えるわけです。
確かにAmazonの紹介通りの衝撃作です。
本は読み続けないとダメですね。
最近の流行になかなかついていけません。(^^;
三島賞(Amazonレビューには野間文芸新人賞となってますが)を受賞されている小説ですから、何人もの選者さんがこの作品を読んで選んだわけです。
選者さんって色々な年齢の方がいるはずですが、きっと、いくつになっても頭が柔らかくて、主人公の色々な年齢層に寄り添って、作家さんの思いを感じ取り、そういう作業を繰り返して受賞作を選んでいるのでしょう。
1から作り上げる作家さんて凄いです。
その作家さんの思いをくみ取る選者さんも凄いです。
久々に読書してそう思いました。
翌日(昨日)再び行ってきました。
もともと図書館はお城の中にありました。
それが駅前に移ってから、1度も利用したことがありませんでした。
お城の中にあるときも、行くのは夏休みの図書感想文を書くときぐらい。
あと、移動図書館といって(白鳥号だったかな?)、近所まで車で本を運んでくるときに何度か借りたぐらいです。
私と違って、実妹@みきぞう画伯は本好きだったので、移動図書館を楽しみにしていました。
彼女は保育所の頃から本を丸暗記したりしてたので、担任保母に連れられて各教室を回り、そこで暗唱朗読させられたりして、タダの彼女の趣味なのに、そういう使われ方が大変そうでした。
さて、昨日借りたのは4冊。
まず、話題作家さんのを読んでみました。

「しろいろの街の、その骨の体温の」村田沙耶香
Amazonの紹介文は↓
『クラスでは目立たない存在である小4の結佳。女の子同士の複雑な友達関係をやり過ごしながら、習字教室が一緒の伊吹雄太と仲良くなるが、次第に伊吹を「おもちゃ」にしたいという気持ちが強まり、ある日、結佳は伊吹にキスをする。恋愛とも支配ともつかない関係を続けながら彼らは中学生へと進級するが――野間文芸新人賞受賞、少女の「性」や「欲望」を描くことで評価の高い作家が描く、女の子が少女に変化する時間を切り取り丹念に描いた、静かな衝撃作。
季節が変わるごとにたくさんの転校生がやってくるニュータウンで、クラスの立場も性格も、正反体の女の子と男の子が出会う―。学校が嫌いだった人たちへおくる、教室の物語』
Amazonのカスタマーレビュー内容もそれぞれ個性があって面白いです。
紹介文やレビューの通り、小学生~中学3年生の始業式朝までの物語です。
正直、タイトルがさっぱり分からなかった。
最後まで諦めずに読んで、はじめて「うーん、だからこのタイトルなのか」と。
日本語なんだけど、気持ちは、英単語の意味を必死で調べて、それをくっつけて、でも意味が通らなくて、なんじゃこりゃー全世界を日本語にしてくれ~!と悶絶して、最後まで読んではじめて英語で言うところのイディオムみたいな感じ?と紐解ける(解けないかも?)感じです。
↑
自分で書いてて分からなくなるわ(笑)
内容ですが、アラフィフの私には遠い昔のこと過ぎて、なかなか入れない。
主人公の結佳は、不満満載の毎日なのに、妙に達観し過ぎたところがあって、でもある面では本能に正直で、不安定でアンバランス。
確かに小中学生の頃って、自分が友だちにどういう風に見られてるか?
クラスの中での立ち位置。
ランク付け。
ここら辺は本能で感じてました。
最近、カーストって言葉が、学校内、PTA内でもあるらしいけど、これはわざわざ最近の人が口に出してしまっただけで、昔っからあったもの。
「面白さ」「足の速さ」「勉強の出来不出来」これらでクラス内でのランクがあり、昭和の最初の頃は「親の職業」で子ども内でのランク付けが確実あったようだし。(今もあるか)
結佳のあまりにも自虐的すぎる思考。
反して自分や人を冷静に分別し、それが正しいと思い込む思考。
好きという気持ちを無意識に持て余し、それは街のせい、学校のせいだとする思考する。
墓穴も掘りまくる。
学年が変わって、中学生になっても、その空回りが加速して続きます。
多分、ほとんどの人が思い当たるんじゃないかな? という感性です。
そこから脱却できずにP3~P224まで続きます。
P225~のある種犯罪めいた結佳の行動で、学校での立ち位置が一瞬で変わり、その位置ではじめて自分に素直に向き合ったようです。
P258~の主人公は素直になり過ぎて、自分と正直に向き合い過ぎてる感もありますが、幼さ、無知さ、強欲さ、(かな?)今までオブラートに包んできたものをむき出して初体験にいたり、一皮むけた新しい自分になって新中学3年を迎えるわけです。
確かにAmazonの紹介通りの衝撃作です。
本は読み続けないとダメですね。
最近の流行になかなかついていけません。(^^;
三島賞(Amazonレビューには野間文芸新人賞となってますが)を受賞されている小説ですから、何人もの選者さんがこの作品を読んで選んだわけです。
選者さんって色々な年齢の方がいるはずですが、きっと、いくつになっても頭が柔らかくて、主人公の色々な年齢層に寄り添って、作家さんの思いを感じ取り、そういう作業を繰り返して受賞作を選んでいるのでしょう。
1から作り上げる作家さんて凄いです。
その作家さんの思いをくみ取る選者さんも凄いです。
久々に読書してそう思いました。