「なぜ塩見工務店が自然素材にこだわって家作りをしているのか?」について話したいと思います
塩見工務店は祖父が立上げ、父が後を継ぎ、私達で3代目になり現在親子3人で営む小さな工務店です
私は小さい頃から大工職人の父の姿を見て育ちました。
電気工具もなくすべて手作業、長い時間をかけ1件の家を建てていた祖父の時代から・・電気工具が普及し、材料を墨付けし作業場で多くの職人さんを抱え手刻みで家を建てていた父の時代・・・、そして10年程前私が父の元で大工をやり始めた頃から、合理化や機械化が進み手刻みからプレカットが主流となり、ハウスメーカーの数も増え色々な工法が生まれ、誰でも簡単に家に関する情報が手に入る時代になり、家も昔と比べると安く建てられるようになったと思います
インターネットの普及やハウスメーカーの宣伝力もあり住宅の多くが合理性を求め、早い・簡単・きれいというだけで新築材やビニールクロスで木を塞ぎ建具も建材の建具を使う家が主流になりました。
世の中の一般的なお客様が求めるのなら・・・と、ハウスメーカーと同じような既製品の建具や建材を使い家を建てていた時期があります
小さな頃から父が家を建てる姿を見て、木が身近にあり木が見える家が当たり前で育った私にとってカタログを見ながら建具を注文し、説明書を見ながら建具を取り付け、建材で木を塞ぎ、ほとんど木が見えない家というものに疑問を感じ始めました
確かに便利ですし効率的ではありますが・・
続く・・・
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