早いもので4月ももうすぐ終わりに近づいてきました。
ブログを読んで頂きありがとうございます。
大工のともです。
現在施工中の中舞鶴新築現場の大工工事もほぼ完了し、現在建具屋さん、電気屋さん、設備屋さんによる器具取り付けなど、仕上げの段階に突入し、いよいよ5月中旬にはお施主様に引き渡しになります。
土曜日…場所を中舞鶴新築現場から作業場に移し…福知山新築M様邸の加工でした。
朝早くから遅くまでお施主様に参加して頂き、材料へ自然塗料塗りをお世話になりました(^_-)
一つ一つ思いを込めての作業…。なかなか根気のいる大変な作業ですが、楽しみながら作業されてました。
外部は茶色の自然塗料を塗ります。
お施主様の思い…住まい方…価値観…色々なお話をしながら…喜んで頂ける家を築くのはもちろんですが、作り手と住み手、施工業者とお施主様の以前に、まず人と人として良い信頼関係を築く事が良い家つくりに繋がると考えています。
M様お疲れ様でした。
まだ始まったばかり…これから共に楽しく家つくりをしていきましょう!
ここで大工のともの家に対する思いを書いてみようと思います。
「家とは・・・買うもののではなく、一緒につくるもの」私はそう考えています。
住む人によって、家は変わる後悔しない家を造るために家を建てようとする人には、何らかのきっかけがあります。
子どもが生まれて手狭になった。
以前から一戸建てにあこがれていた。
アパートの住人がうるさい。
アトピーやぜんそくなどのアレルギーを持っている家族がいる。
団地の付き合いに疲れた。
などなど、人によって理由はさまざまです。
もちろん、家を建てるのは、プロである私たちです。
家とは、人の命、健康を守り、人生、財産を左右する環境です。
一生にそう何度もできる買い物ではありません。
私たちは、仕事として何十棟、と家を建てますが、お客様はたった一度か二度。
だからこそ、毎回真剣に取り組み、「そこに住む人の生涯を守り抜く」ほどの自覚を持って家造りをしなければいけないと思っています。
でも、住まう人たちはどうでしょうか。
建物は、建築屋さんにお任せすればいいもの、「住宅は買うもの」だと思っていませんか?
確かに、お金を払うのは「住む人」です。
しかし、家は家族が生きていくための大切な器。
その器が、どんな材料でできていて、どんなしくみ、性質を持っているのか、家族みんなが健康に暮らしていける環境なのか、価値ある財産となりうる器なのか、住む人もきちんと理解する必要があると思います。
家族にとってより満足できる、幸せ度の高い家造りをするために、ぜひ知っておいていただきたいことをいくつかお話したいと思います。
そのための第一歩は、 「家は建築屋さんから買う」のではなく、「家は建築屋さんと一緒につくる」という意識を持つことが大切だと思います。
一緒につくる意識があれば、知りたいことがいろいろ出てきます。
そして、知れば知るほど、家に対する理解が深まり、情報がつかみやすくなり、あなたにとっての理想の家に近づくことができると思います。
住む人が本気になれば、家は確実に変わります。
確かに今の建築業界は、そういう家を否定するつもりはないですがコストパフォーマンスや効率を求めて、住まう人ではなく、生産者側の立場で家をつくっているところは多いです。
ですが、自分と家族の一生を左右するほどの器を真剣に考え、納得いくまで選ぶ人が増えれば増えるほど、生産者側の理屈は通らなくなると思います。
なぜなら、そういう人は造り手にとって「手を抜けない」人になるからです。
家造りのコストダウンの方法と大工のともの考えるローコスト住宅
自分でも出来るかな?というものからチャレンジしてみては如何ですか?
出来る・出来ないというのは結果論です。
初めから何でも出来る人などいません。
実はコレ、家づくりやリフォームでも同じ事が言えるんですよね。
家づくりやリフォームって職人技が必要だから難しそう・・・と思っている人も多いですが、一般の方でもチャレンジ出来る部分もあります。
断熱材の施工やワックスなどの木部の塗装、少し器用な人になると塗り壁や腰壁・天井などの羽目板貼りなど・・・・
危険な部分は職人さんにお願いして、気を付けなければならないポイントさえ教えてもらえば、
時間が掛かるかもしれないけど自分達の手で仕上げる事が出来るんです!
そうすれば出費を抑えコストダウンする事も可能になります。
初めは戸惑いもあると思います。ミスをするかもしれません。
それでも、自分達の住む家の工事に自分達も参加するんだ!
という気持ちがあれば、次第に腕も上がるし愛着のある家になると思いますよ。
そして、大切にしようという気持ちも強くなると思います。
これから10年、20年・・・・30年と住み続ける家に少しでも愛着を持ってほしい・・・
少しでも参加して安く提供したいという思いもあり、今回のお宅だけではなく
今までお施主さんにワックス塗りや珪藻土塗りに参加して貰い家作りをしてきました。
作業場でのワックス塗り・・・・・
現場での珪藻土塗り・・・・
2012年4月に完成した古民家再生の現場では解体やワックス塗りから、床張りまでお施主さんにも参加して一緒に家造りをしました。
現場で相談をしながら・・・・
↑お施主さんの書斎になる部屋は床の解体から、大引、根太掛け、床張り・壁の板貼りまでお施主さんによる施工です。
施主参加型で、あなたも自分達の住む家の工事に参加してみては如何ですか?
初めから何でも出来る人など、いないのですから。
家を少しでも安く建てたい!その気持ちはよくわかります。
施工業者にコストダウンの直接交渉・・・・。
しかし、提示された見積りからコストを落とすということは業者側に大幅な利益が無い限り施主側にとってメリットになる事は殆どありません。
結局、安く作って!とお願いして自分の首を絞めることにも成りかねないのですから。
そして、コストダウンの方法として・・・
僕の考えでは、アノやり方ではコストダウンにはならない!と思う場面がありました。
皆さん、家づくりで1番高いのは何だと思いますか?
設計料? 水廻り系の設備? それとも・・・
実は、平均して1番高いのは人件費なのです。
材料のコストを抑えて、人件費が増える。
(経験からいうと・・・材料が安くても施工しにくかったりで手間がかかる場合が多々あります・・・・)
最近、材料お施主さん支給という言葉を聞きますが、あとあと簡単に取り換えができるものならいいと思いますが・・・
あとあと取り換えの難しいものは
結局施工費が高くつきコストダウン出来なかったって事になるかもしれませんので注意が必要です。
それでは、結果的にコストダウンには繋がりません。
それなら材料工務店支給のお施主さん施工のほうが確実にコストダウンに繋がると思います。
トータルコストを抑える事がコストダウンなのです。
そして建てた後の光熱費やメンテナンス費が安く済む家が
本当のローコスト住宅だと僕は思います。
壁紙(クロス)の張替え不要!なのは無垢の板だったり・・
良い断熱材を使用して後々の光熱費を安く・・・・
メンテナンス費を考えると、こちらの方が安上がりなのです!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
ぬくもり・香り・手触り・経年変化などなど・・・木の持つ魅力を多くの人に伝えたい!
木をもっと身近な存在・・生活の一部へ・・・。と思いを込めて、木工品をつくる工房ができたら楽しいやろなといつかしようといっているうちに5年経ち…構想5年・・・木の良さを活かし、真心こめて愛着がわく木工品を作っています。
木工工房「Sincerely Wood」を立ち上げてみました。
とはいえ・・・現在店舗はなく、休日・仕事終わりなど空いた時間で作った木工品を妻がアレンジ、仕上げ、塗装など手を加えて手作り市に出店、
依頼があれば作成して販売するスタイルで活動していこうと考えております。
一応、facebookページ木工工房「Sincerely Wood」を作ってみました。
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