雨の日にも履ける「ゴムソール」の靴「ダイナイトソール」

　秋は雨の日も多いです、雨にも履けて履きやすい靴。

　グッドイヤーウェルト製法の革底の靴をお履きの方が困るのは雨の日だと思います、顧客様にも良く聞かれます。

　当店では今年の１月に「スペイン」の有名な製造メーカーに靴を注文出来る機会が出来ました、その時何を頼もうかと考え、ゴムソールを使った履きやすい靴を頼もうと決めました。

　

　ソールは「ダイナイトソール」で製法はグッドイヤーウェルト製法、木型は細目でシャープなモデル。ソールもダイナイトソールだけでは柔らかいので一枚薄革を挟み込んで、ソールをしっかりとさせる。
　甲革と中物は良い物を、甲は薄く、腰裏と中底は革で、色々注文をしました、話を良く聞いてくれまして出来ました。とても上手く出来ました、評判も良いです。
　完全な雨靴では有りません、ただ革底の靴に比べれば滑りにくく、水の浸透も少ないです。
　今は在庫も無くなり追加製造中です、１１月には新しいデザインも追加で入る予定です、もうしばらくお待ち下さい。

PARBOOT フランスが誇るお洒落なゴムソール靴

　今晩は１１月に成りました、大分秋らしく成りつつ寒さも朝晩はきつく成りました。

　今日は秋の雨対策のお話です、当店の顧客様が雨の時なにをお履きに成りますかと言いますと、一つにはゴムソールの靴を履いておられます。

　その中で評判の良いのはフランスの「パラブーツ」です、製法は登山靴にも使われております「ノルベジャン製法」です。
「グッドイヤーウェルト製法」の変形ですくいが内でなく外に出ます。
　水のしみ込みが少なく丈夫な作りです。

　また「パラブーツ」の特徴の一つですが、自分の工場でソールも製造しております、「パラテック」と言い配合は他のゴムと微妙に違います、柔らかくてクッションは良いのに摩滅が少ないです、他社のゴムに比べて１．５～２倍長持ちいたします。自分も使用してますので実証済みです。


　こちらが有名な「シャンボード(CHAMBORD)」です、「パラブーツ」の顔みたいな商品です。


　シャンボードのブーツタイプ「ベルーシー(BEAULIEU)」です。


　シャンボードと同じ型ですがデザインはプレーントウです、「ＣＨＥＶＥＲＮＹ」当店の別注です。製造は終了しました。


　シャンボードタイプの変形です、甲が低くレングスが長いです、シャンボードは甲が余る方向きです、細目の足形の方に向いてます。左の色は当店の別注カラーです。


　同じく甲の低い方向きのブーツです［ＧＵＥＲＮＹ］左は別注カラーです。製造は終了しました。


　パラブーツの中でビジネス向きなのは「アビニョン(AVIGNON)]です、ブラチャーモカで比較的おとなしく見えます。同じく左は別注カラーです。


　カジュアルタイプは「ミカエル(MICHAEL)」と「ミリー(MILLY)」です、甲の部分はアザラシの毛皮です、お洒落に履いてください、「ミリー」は製造終了です。

　パラブーツの良さはソールに有ります、当店はソールも二種類ご用意しております、履き心地が変わらない修理を目指しております。
　最初はお高いかと思われるでしょうが、ソールが丈夫ですし修理をしますと、６～８年はお履きになれます、６～７割の方はリピートなさってます。
　当店もパラブーツを取り扱って１２年に成ります、大体の癖は理解しております。シャンボードタイプに使われております「テックスソール」はまれにヒールが取れます、これはソールとヒールと付ける時の下処理の問題です、パラブーツ社は「日本の風土の問題だ」と申してます。当店では剥がれた時は下処理してもう一度接着し直しております、その後は殆ど剥がれません。