新玉川温泉 報告その２

　ホテル内の様子について、書いておきたいと思います。

　部屋は、ビジネスホテルのような感じです。ベッドは畳ベッド。タオルと歯ブラシセットがついてきます。お湯ポットと、お茶菓子、お茶が置いてあり、自由に飲めます。冷蔵庫も完備。

　朝食夕食はバイキング。これが薄味で美味しかったです。例えば、かぼちゃ豆腐・湯葉・蟹シュウマイ・きりたんぽ汁・牛タンシチュー・サラダコーナー・イカの刺身・はたはたからあげ・やきそば…など。

　ゲルソン療法の人は、ちょっと厳しいかもしれませんが、普通のごはんに上記のおかずで良ければ大丈夫です。

　館内では、野菜ジュースはパックの小さな物が売っているだけ。私はにんじんジュースを２㍑持って行きました。それからハーブティも持って行きました。あとは豆乳・牛乳や普通の飲み物なら売っています。

 

　それから、やう゛ぁーいという感じなのが、テレビ！衛星放送しか映りません。で、最初慣れないうちは見るだけで、気持ちが暗くなりました。すっごく古いのばかりやっていて、白黒がざらにあるのです。

　例えば、ゴールデンタイムに、「夕陽が丘の総理大臣」（石立鉄雄！～覚えています？ってか知ってます？）の後、「あさひが丘の大統領」（谷隼人！宮内淳！藤谷美和子（なんと女子高生役だ！））ちょっと調べてみたら撮影は１９７９年に行われたとか。（生まれていない人もいるのではないか？）

　大体タイトルだって、「なめてんの？」って感じだし、つい見てしまったストーリーは、

　谷隼人演じるかっこいい先生は学校の人気者。お母さんに「自分の勤めている学校は伝統のある素晴らしい学校」と伝えてあるが、実は違う。ある日谷隼人のお母さんがやってきて、この学校は楽しいが伝統校でないことに気づき、谷隼人を連れ戻そうとする。学校を辞めようとする谷隼人、「辞めないで」という生徒。そんな時、ハンソクというあだ名の破天荒な教師（宮内淳）がやってきて、「子どものやりたいことやらせてやるのが親ってもんでしょう。」と説教を垂れ、谷隼人はお母さんの許しを得て学校にいられるようになった…。というもの。

 

　くっさーい。

 

　でも、１９７０年代はこれで感動していたわけだし、いつか私たちの世代で話題になったドラマも３０年後には、「くっさーい」って言われるんだろうな、と感慨無量。

　これ以外のチャンネルは、なぜかキッズ英語ばかりやってるとか、旅・温泉シリーズ。温泉に来て、他の温泉に行こうって誘われても…。すもう、スポーツとか。

　由美かおるが、２０代のときのドラマとか…　何事？

 

　テレビは見られないので、図書室に行ってみたら、結構マンガがあって楽しめました。私はごくせんをそこにあった分全部読みました。あしたのジョー全巻など、マニアな人にも楽しめる内容だと思います。

 

　それから、風呂。（最初に言えって感じですよね。）ここのお勧めは「貸し切り風呂」です。一人でも快く貸してくれるので、ハゲてても、傷跡があってもOK。もし大浴場に入るのが嫌ならば、一日何度でも入れます。予約はあまり入っていません。

　私の場合、部屋でタオルキャップ（１００円）の上から、タオルを巻き、浴衣を着て大浴場に入っていました。そして、一日一回だけ貸し切り風呂で頭を洗いました。泳げるくらい広い中浴場と家庭の風呂のような小浴場がありますが、空いていればどちらでも借りられます。

　湯治のスケジュールは以下の通り。

　朝食前　大浴場　（５分×３セットの源泉１００％チャレンジ）

　朝食

　岩盤浴に出かける。足湯に浸かっていると誰か話しかけてくる。

　昼食前　ホテルに戻って大浴場へ。

　昼食　食堂で取る。

　昼食後　図書室とか。

　２時過ぎ　岩盤浴に出かける。

　４時～５時　ホテルに戻る。

　５時～　図書室とか。

　６時　夕食

　８時ごろ　風呂

　９時ごろ　テレビを見たりとか、DSやったりとか。

　１１時頃　就寝

　という毎日を送ってました。おじいちゃんおばあちゃんは誰とでも友達になるんだけど、やっぱり同世代がいないし、いてもつれだって来てるしで、話せなかったです。退屈だな、と思ったこともあるけれど、岩盤浴に出かけている間は楽しかったです。周りの人と誰かしらしゃべっていたというのもあるし。

　何しろ自然に囲まれている時には、孤独を感じないものなのだな、と思いました。