本日は自家がんワクチンのインフォームドコンセントの日。
HPで調べたクリニックに行ってきました。丸山ワクチンの大学と近いので、今後もついでにワクチンを取りに行けるかなと思ったのと、ここの主治医が免疫学出身かつ日本医科大学出身で症例も多そうなので、選びました。
自由診療なので、他の患者さんがいない時間に診察が行われます。
今日も行ったら、最初は電気が消えてました。
さて、診察。詳しいことは、自家がんワクチンのHPから、問い合わせなどを行っていただくとよく分かると思います。
プロトコル(具体的な手順)
1 自分のがん組織を一度ホルマリン漬けにし、死滅したがん細胞から、がんの抗原を取りだす。(通常は患者の組織とリンパ球両方を試験管の中で対峙させないといけないらしいのですが、今回のワクチンを作った会社はそういう技術を発明したとのこと。)
2 その抗原をワクチンとして生成し、患者に注射という形で投与する。第1回は、皮内反応を見る。(つまりツベルクリンみたいなもので、ワクチンを打つ前に、がんの抗原を皮膚に植え、そこにリンパ球が集まってくるかどうかを見るのです。)
3 皮内反応を48時間後に測定、同時に第1回ワクチン投与。(右腕上腕部に5カ所)
4 2週間後第2回ワクチン投与。(左腕上腕部に5カ所)
5 2週間後第3回ワクチン投与。(右腕上腕部に5カ所)
6 第2回皮内反応テスト。48時間後、テスト結果判定及び、事後相談。
てな感じになるそうです。
肝臓がんには、きちんとエビデンスのあるこの治療。現在卵巣がんでは、合計3例しかHPに上がっていません。1例は奏功、1例は悪化、1例は不明です。
8例が、1年未満なので、経過観察中ということになります。
予想される不利益や副作用は以下
1 現在は臨床研究段階にあり、エビデンスもこれから上がってくる状態にあること。そうすると通常は治験となり、無償になるのだが、大手製薬会社ではなく、ベンチャービジネスの会社なので、有償になり、しかも患者が全額負担することになるということ。
2 免疫力が正常に機能しなくなった(上がりすぎる)結果、自己免疫疾患、例えば膠原病や関節リューマチになる可能性も否定できないということ。但し、現在500例ある中では報告はされていない。
3 万一のことが起きたときは、医療補償の範囲で補償するということ。
ま、高額な有償治験だと思っていたので、想定内。
「うちの病院では2割の人は再発を抑えられています。」とのこと。「8割はどうなったんだよっ!」と問いつめたいが、面倒なのでやめる・・・。多分再発してから来る人が多いので、ワクチンが間に合わなかったと考えられます。
また、卵巣がんなどの婦人科系疾患の人は少なく、消化器系や乳ガンの人が多いということでした。それは発症人数と比例していますね。
また、症状を話していて、そこのワクチン主治医に色々言われました。その根拠となるマーカーの推移は以下の通り。
4月 5月(手術前)5月(手術後)6月(化学療法1クール試行後)
CA-125 899→ 1070→ 116 → 29.1
CA-199 3015→3412 →263.9 → 66.6
7月(3クール後) 8月 9月 10月 11月 12月
CA-125 14.5 → 8.8 → 7.9 →7.6→8.6(風邪)→6.9
CA-199 40.7 →26.5 →17.8 →20.3→21.4 →23.7
1月
CA-125 6.2
CA-199 20.9
CA-125の標準値は一桁(14.5以下) CA-19-9は25以下です。(37までが境界)
そのワクチン主治医は、消化器が専門らしいのですが、「最初に3000以上というCA-19-9は面白いというか、面白いと言っては失礼なんですけど、相当高い数値です。」とのこと・・・。
確かに、125ばかり見ていたのですが、19-9も予断を許さない数値です。(次に更に下がりそうな予感はしていますが。)
「マーカーーが上がる前に、ワクチンを打ちましょう。では、早速来週来て下さい。もしかすると、マーカーの推移を見つつ、2週間に1度打つのを、10日に縮めるかもしれません。それは推移を見て判断しましょう。」とのこと・・・。
丸山ワクチンとの併用は問題ないそうです。(そういえば、ワクチンで風邪を治す。大体治ったんだけど、まだ鼻水がひいていません。経過報告です。現在2週間)
ワクチン主治医は「いい時期に来ましたね。」と言っていました。再発してからでは、ワクチンが間に合わなくなるそうです。
ほとんどの人が再発してから来るので、延命という形になってしまうし、化学療法及び放射線療法と併用できないので、効果が薄れるとのことでした。
「手術では取り切れていないけど、薬が効いて、今のところ抑えられてますね。」
と言われて、うーん、と考え込んでしまいます。「今のところ」ねえ。じゃあ、抗ガン剤を打ち続けるしかなくなるじゃないですか。
薬を止めてからの方がマーカー下がったんですけど、というと、「後から効果が出てくることもあります。」とのこと・・・。
ま、とにかく打ってみますか、ということで、即断。いい時期だし。
帰りにATMで約150万を振り込んだ時は緊張しました。最近、振り込めないようにしたかと思ったら振り込めるんですね。
即断のために、初診料など余計なお金がかからずに済みました。組織を預けて、明日ワクチンを作ってもらいます。
追記
今週号のAERAは必読。抗ガン剤の新しい展開と、未婚女性の卵子凍結保存について、レポートされています。
やるなら早い方がいいし、副作用もそんな無さそうだしね
だけど高いなぁ振り込む時ドキドキだよね~!大金だし
乳癌の人も結構いるんだね~!まぁ乳癌になる人って多いからね
これからは風邪引いても「丸山ワクチン」と「自家がんワクチン」で一発で治るかもよ
また経過報告待ってま~す
発熱と発赤はあるみたいです。
早いほうがいいって、今日も脅されましたよー。本当にこの病気になってから脅されっぱなし。サイモントンがなければ、もうとっくに凹んでますよー。ありがとうサイモントン。
このワクチンは、実はがんにしか効きません。しかも手術した組織のみに有効。すごいでしょ?
というわけで、風邪は丸ワクにお願いって感じです。
でも、薬を飲んでいないので、風邪気味とか、風邪が治りにくいというのは、生活に無理があるんだなってすぐに気づけます。
私の場合、仕事が悪いみたい。
やっぱり自分のペースで仕事ができるようにしたいです。
いずれ、本を出版できますよ!
絵門さんのは「・・・・ゆっくりと」というタイトルでしたが。
ねこたさんは「癌に追いつかれないようにつっぱしれ!」って感じで、スピードと実行力が、すごいですね。
やりたいと思う人はいても、実行に移せる人はわずかです。
私を含め、多くの人の、参考と励みになるんじゃなかろうか?と思います。
がんばって下さい、でも無理しないでねっ!
ワクチンすごいね~。もう打ったのかな。ワクチンといえば、インフルエンザとかおたふく風邪とか防御するめに打って、確かに効果あるもんねっ!モッグルさんのおっしゃるように、「つっぱしるねこたん」が浮かんできます。信じるモノは救われる!ホッシーの怪しげな勧誘はスルーして、ねこたんが信じる道を進んでいってるんだもん、すごいよっ!やってみたい事は、やっておこうっ☆
この行動力&実行力。感心するばかりじゃなく、自分も何かやらなきゃ!って気持ちになります!(「何かって何?」って感じですけど(^^;))
それにしても、金額がスゴイ(ーー;)
そういえば、前に何かで高額の振込みをするとき(何か忘れちゃった・汗)、免許証のコピーをとられましたよ~
タキソールが打てなくなったので、地固めすることもできず、かといって副作用のきついアクトポを積極的に地固めに採用する気になれず、こういう展開になっている訳です。
つまり「免疫地固め!」とでも言いましょうか。
サイモントンに行くと、「大丈夫。抗ガン剤じゃなくても、全人的に治すって手があるから。」って良く言われます。でもどうやって?
うーん。でもその全人的に治すって、副作用もなさそうでいいなあ。
でも、突っ走ってるつもりはないんですよ。でも、毎日スケジュールが医者で満杯です。(笑)
地固めできないから、タキソールで・・・。
増えないように何とかするために、知恵を絞ってます。
でも、どんな医者より、サイモントンに行くのが一番心強かったです。当たり前かも知れないけど。
医者はある意味「研究対象」としてしか見てない気がします。
例えば、予備校とかで「成績の悪い子」がここまで伸びて○○大学に合格しました。みたいな。
人間として見る日はいつ来るのかな?
何か話を聞きに言ったら「あーだこーだ、早くやんないと、あんたの場合はアブナイかもね」みたいなことを言われて、即決せざるを得ないような感じになるのです。
免疫地固め、さて、どんな風になるやら。
私の生存自体が(しかも無病だっ!)エビデンスってやつになりますよー。
本当に、がんの場合は切ってからが勝負。
でもどうやって?って感じですよね。
なんだか字の大きさにホッ☆
今回は、ストロベリーですなっ。
今回の北海道旅行はごはんがはずれっ。
はずれたごはんで無駄に2㌔も肥った自分が悲しいです。