紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

太陽光の恐さ

2006年07月07日 | 家を建てる方に知って欲しい事。施工

当たり前ですが、人間、太陽がなければ生きていけません。それだけじゃなく、「気持ちいい」とか「すがすがしい」など精神的にも陽光は絶対必要なものです!

だけど建築にとって、太陽光はめちゃめちゃ必要なものであるとともに、少々厄介なしろもの。コーキング(壁と壁の隙間なんかにあるゴム状の物)は紫外線で劣化させられますし(だから、コーキングにたよった雨水対策はやれません)、塗料をぬった杉板が白く変色させられたりなんかします。

でも、今日言いたいのはそういう施工実務的な事じゃなく、仕上がりの美しさ・見栄えの事。

太陽光は職人さんの腕をさらけださせます。。

例えば大きな左官壁(吹き抜けとか階段等)。横日といって、窓からその壁に平行に光があたると、‘あら‘が出て大体壁がボコボコに見えます。横日があたっても、壁がきれいに見えているなら、それを塗った左官職人は相当に上手です。《そんな職人さん、なかなかいないです。うちの左官屋さんは大丈夫ですよね(笑)》

次に影。腕のイイ大工さんがやった家は影がキレイです!!屋根や窓枠・柱等まっすぐな所がホントにまっすぐな影になります。

Dmh71 Dmh113

↑当社モデルハウス(影がキレイでしょ!?)

当ったり前じゃん!と言われそうですが、なかなかこうはいかないものです。一度ご近所で見比べてみて下さい。結構分かると思いますよ。

ちなみに太陽光とは関係ないですが、瓦屋根職人の上手下手の見方は、

屋根に対して正面下から見るのではなく、斜め下から見るんです。一目瞭然です。。

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