紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

前を削ぐ!

2017年09月26日 | 家づくり現場。職人さん達との打ち合わせ

さて今日は和歌山市西浜のH様家の現場から。

ただいまH様家は色々な造付け家具の工事が山本棟梁の手によって進められています。上の家具もそんな一つ。広間の家族の勉強机コーナーです。

 

以前お客様と一緒に銘木屋さんで選んできた、ブラックチェリーの一枚板。存在感も質感も良い感じです。けれど、現場で山本棟梁と声を合せて言ったのが、、

「ちょっとごつすぎるかな?」

もちろんごつく見せるパターンもあるし、材料が良いから全然嫌らしくはないのだけれど、少し野暮ったい感もちょいとします。

もう取り付けてしまっておりますが、やっぱり気になる。。私が言うより山本棟梁がすでに気になって仕方ないようで、何やらもぞもぞと。

「こんな風に前を削いでみようか?」と。

こういう手法は構造的にごつい木が必要な場合でも、軽やかに見せるために昔からよくやっている手法。(銀閣寺なんかのタルキなどでも見られたかと)

そりゃ素晴らしい!是非やろうということで、

こういうの本当はとても難しいんだけど、、、

流石です

下から仕上げちゃいました。。

削ぐ前と

 

削いだ後。

あれ、、、

写真ではそれほど分からんぞ。。という気がせんでもないですが、今更やめれませんから、、もの凄く雰囲気が変わった!と思ってください。

実際見た感覚は全然違いますんで。。

現場で凄いな〜と感心したので、その勢いのママ勇んで書いた割には最後でイマイチになってしまいましたが、、、、今日はこの辺で。写真の腕をもっとあげてまいります。

ではまた次回〜

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

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