紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

揃うと気持ち良い!

2019年01月15日 | 家を建てる方に知って欲しい事。施工

本格的に新年スタートして1週間。休みモードな頭と体もようやく慣れてきた所でしょうか?

えっ?私ですが、もちろん1月5日のスタートからフルスロットルでありますよ。はい。

今日は海南市の築60年超日本家屋リノベーション現場から。

上写真でもあるように外回りの下地は昨年後半で終わっておりますが、内部も

吉野桧の無垢の床板も張り終わり、

新しい間仕切りの下地も出来てきて、随分と家らしくなってきました。リノベーション後のお家の空間も随分イメージできるようになってきて、お客様も大変喜んでくれております。

『実は、リノベーション工事スタートから数ヶ月は、解体して、柱や梁もかけていたりする部分もあるし、壁の内部や屋根裏でも腐っている部分も見えてきたし、崩れていくばかりで、本当に新しい家になるのか?リノベーションやって失敗だったんじゃないかと心配ばかりだったんです』とお客様。

現場が始まってからも1〜2週間に一度は会ってきちんと説明していたつもりですが、やはりお客様はそうなんですね。だってプロじゃないですもんね、説明が足らず不安にさせ反省でございます。

間仕切り壁の下地と同時に、

入り口や収納の木枠なども入ります。

そんな木枠にからめてですが、よく仕事が良いとか悪いとか言いますよね。「匠の技」とか。結構キャッチーな言葉に使ってしまっていますから、今世間では、あちらでもこちらでも匠はワンサカおることになりますが。。。

詳しい仕事の良し悪しなんてのは、お客様にはなかなか分かりません。その辺も分かる様にご説明できれば良いですが、まずは簡単に隣り合う物同士の高さがピシッとそろっているとか、2つの部材がくっついている所が隙間なくビシッと納まっているとか、真っ直ぐな部分が真っ直ぐ。水平な部分がきちんと水平。そういう所で十分かと思います。

お客様の目から見て、丁寧だな〜とか、きちんとしているな〜とかの感覚で十分。人の目はなかなか怖いもんですからね。

ひるがえって、紀の川市のS様家。

大工工事真っ最中ですが、こちらの現場でも

隣り合う窓同士とそれに直角にくっつく室内窓の木枠。

はい。よっても大丈夫。ぴったりキッチリです。

まあまあ色々複雑なことはありますが、現場を見廻っていてこういう部分を見ると、私も気分良くなるわけです。

やっぱり何でもきちっと揃っていると気持ち良いですよね!

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

 

 

 

 

 

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