「居場所」（前回の続き）

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さて、前回の続き。

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お客様の望む生活・好み、そして「光」「風」「眺め」、そして空間の大きさ・高さ、壁と窓のバランス、壁の量。

などを総動員して、「心地よい家」を目指すのですが、

その「心地よい」は、「気持ちのよい居場所がある」って事なのだろうと思います。

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・キッチンに立ってる時、子供が遊んでいるのとその向うに庭の緑が見えて、何だかとても幸せな感じがする（F様談）

・家事の合間に、窓から見える向うの公園の緑を見ながら、ダイニングテーブルでお茶を飲む時間がとてもほっとする（O様談）

・夜、家族が寝てから、リビングのソファに座って、照明を付けた庭を見ながらビールを飲むのが、すごくイイよ（K様談）

・日曜の昼間、地窓から吹き抜ける風を感じながら、昼寝すると気持ちいいよ（M様談）

・部屋にこもって仕事した後、リビングの木製窓を開け放って、ソファに座ったり、デッキに座り込んだりすると、最高。何だか一気に体もよみがえる気がするよ（K様談）

これらは、実際僕がお客様からお聞かせ頂いた一例で、今思い出した事を書いたのですが、

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これ以外でも、

・リビングのソファに座った時の、何だかとっても安心する様な感じ。だとか、

・キッチンで調理中に小窓から少し緑が見えるのが良い。その小窓から家族が帰ってくるのが見えるのが良い。だとか、

・書斎コーナーから窓越しに見える、お隣さんの緑が、ほっとする。だとか、

・ダイニングに朝日が入る、天窓からキレイな光が落ちて気持ちよい。だとか、

・休日、家族でキッチンを囲みながらワイワイ料理して、それをデッキに持っていって食べるのが、すごく楽しい。だとか、

・吹き抜けから溢れてくる光がポカポカで、リビングにチェアを置いて、その光を浴びながらうたた寝をするのが幸せ。だとか、

・ダイニングやリビングで座っている時、壁や天井を見ると、ほっとする。だとか、

例を挙げだすとキリがありませんが、

そんな、家の中で、ご自分のご家族の、「とってもとっても気持ちの良い居場所」があるのが、「心地よい家」なのだと思います。

そして、それはリビングやダイニング、そしてキッチン等、長時間いる場所になければと思います。

が、

たくさん挙げた例、どれ一つとっても、それを満たすには、

「ただ、窓をどこに付ければ良い。」「ただ、こういう間取りすればよい。」等、ただそれをすれば良い。って事ではなくて、

窓の高さ配置、壁の配置、壁と窓の量のバランス（これ重要。ただ窓が大きければ気持ちよい。って訳じゃないと思います。）空間の大きさ高さ、床壁天井の仕上げ、

それはもう色んな事が複合的に絡みあって、

「気持ちの良い居場所」＝「心地よい」が出来上がるのだと思います。

そして、そんな「気持ちの良い居場所がある」って事は、

どんな高級な材料・設備・調度品に囲まれて生活るより、心地よくて、幸せで、贅沢な事だとは思いませんか。

（いや～、すごいレベルの調度品だったら、それ見てるだけで「気持ち良くて幸せ」とも言えますが。。（笑））

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「どんな生活がしたいですか？」等と聞かれても、難しいですよね。

じゃ～、

「どんな事が気持ち良い？」

「暮らしの中で、どんな時間があれば、気持ちよい？」

そういう角度から考えて見ると、おもしろいかもしれません。。

って、

うちは、それがなければ「家づくり」できないし、

（お客様の口からそれが出てくれれば良いのですが、お客様が上手く表せないのも、また当たり前の話。だっから、それを探り出す・聞き出す「打ち合わせ」はとっても大切。）

本来、こんな「気持ちの良い居場所」を探して・造っていくのが、「家づくり」だと思っております。です。

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《お客様も、住んでみて、初めて「こういうの良いわ～」と気付く事も多いですから、その辺はつくり手の経験&勘&嗅覚みたいなものも大きく問われる訳で、、、、、やっぱ「家づくりは」難しいですね～（笑）》

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和歌山・大阪の「心地よい家」づくり　大彦（株）