紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

下地(したじ)。

2008年06月26日 | 家づくり用語

まずは一つ応援クリックお願いします・・人気blogランキングへ

下地(したじ)。

家づくり現場で、よく登場する言葉でありますが、、

簡単に言いますと、家が出来上がると見えなくなってしまう所

床板や壁の左官塗り・クロスなど、家が仕上がっても見える所・材料は「仕上げ=しあげ」って言って、それの反対が「下地」

だから、

(世の中で一番使われているであろう)

壁がクロス仕上げの場合、

そのクロスを張るための石膏ボードは「下地」。

その石膏ボードを張るための木も「下地」という事になりますね。

この下地

家が出来ちゃえば見えないからって適当に工事すると、仕上げに影響してきます。(水平や平行がきちんととれているか?、角はきちんと直角になっているか?また仕上げ材料の耐久性などにも)

また、壁下地の木などをきちんと細かく入れないから、「子供がちょっと壁にぶつかると穴が開いた」なんて話にもなります。

Img_0914

↑こんな横の木(縦の場合もありますよ)が下地の一例。胴縁なんて言います。

結局、「下地」と言っても、仕上げに影響があるから、決して手を抜けないモノでありますし、、

そもそも、下地は適当にやって「仕上げでうまくやってもらおう。ごまかしてもらおう。」なんて気で、イイものは出来ません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ココまでは、壁や床などの仕上げをきちんとするための意味での「下地」。

でも、また違う「下地」もありまして、、、

何かを取り付けるための「下地」。

例えば照明器具であったり、エアコンであったり、手すりであったり、、、

こういうのは建築工事と絡みますから、まあ大丈夫ですが、

例えば「

例えば「特殊なカーテン

こういうモノを家が完成してから取り付けるつもりであれば、

それはつくり手に伝えておかなければいけません。

(気の利いたつくり手なら、そちらから聞いてくれるでしょうが、人間忘れる場合もあるし、そうじゃない方が全然多いですから、それ位は御自分で気をつけましょうね。)

小さな「絵」なら大丈夫ですが、大きな「絵」や、重い「絵」(石膏などでつくられた絵)を飾るつもりならば、取り付ける予定の壁にまえもって下地が必要です。

普通のカーテン、ロールスクリーン程度であれば、気の利いたつくり手なら、窓枠の上にそれに対応できる下地を入れておいてくれますが、

特殊なカーテン(バルーンシェードとか)や、窓のはるか上天井一杯からカーテンをつりたい。

そんな時は、伝えておかなければ、下地がなく取り付けられない・取り付けるのに一苦労って事になってしまいます。

・・・・・・・・・・・・

それから、案外うっかりしてしまう事もあって、この間もお施主様から聞いてもらって、助かったのですが(汗)

バルコニーなどに物干し金物を取り付けたい場合の「下地」。

壁に取り付ける場合も、天井に取り付ける場合も、

物干し竿は洗濯モノが一杯ぶら下がって重くなりますので、

「下地」は必要です。

Img_3985

ついつい忘れて仕上がってしまっても、後から何とかする手はありますが、、

何とかならない場合。

物干し金物の取付部が不細工になってしまう場合。

もありますので、

前もって考えておくのに越した事はございません。

どうぞお気をつけ下さいませ。(もちろん僕も(笑))

最後まで読んで頂いてありがとうございます。そしてまたまた応援お願いします。↓↓↓↓できれば2つともクリックお願いしまっす。

Banner_02_66

にほんブログ村 住まいブログへ

和歌山・大阪の「心地よい家」づくり 大彦(株)

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 土台通気? | トップ | 天気運? »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我が家は只今 下地の段階なので勉強になりました。 (こうちゃん)
2008-06-26 21:58:53
我が家は只今 下地の段階なので勉強になりました。
返信する
こうちゃん、こんちは。 (hiro)
2008-06-30 13:03:51
こうちゃん、こんちは。
コメント遅くなってすいません。
いやいや、勉強になるだなんて事ありませんよ(笑)
返信する

コメントを投稿

家づくり用語」カテゴリの最新記事