題詠100首blog

こちらは「題詠100首blog」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、ご参加ください。(五十嵐きよみ)

097:告白

2005-12-30 | 091-100の歌
「097:告白」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

097:告白(エクセレント安田) (風流三昧)
好きですと告白できず胸に秘め恋の病でお目々がハート

097:告白(ねこまた@葛城) (ねこちぐら)
偏向を告白するに現代は仮面はいらず素顔で語る

097:告白(美山小助) (小助の和歌)
告白の 文(ふみ)を書けども 目を合わせ 恥ずかしさあり 後ろ手に持つ

097:告白(しゃっくり) (春雨じゃ)
慣れた頃実年齢を告白す六歳の差で採用の後

097:告白(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
白々しき科白(せりふ)も混じえ告白す白々明(しらじらあけ)の白山(はくさん)白し

097:告白 行方祐美 (やまとことのは)
告白は菜種の梅雨に聴くべしとだれが決めたや今日春の雪

097:告白(船坂圭之介) (kei\'s anex room)
何もかも告白したきあのひとの影消えゆきぬ 春の夕ぐれ

097:告白(はこべ) (梅の咲くころから)
告白を聞いたあの日は別の人 見ていたことを今告白す

097:告白(まつしま) (心の空)
告白で下ろしたけれどその重荷 誰が背負うの 字足らずのまま

097:告白(みずき) (空)
告白が代へし一生(ひとよ)の草むらが重たき水に冷ゆる今宵も

097:告白(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
入籍をしてからB’zが嫌いって告白されても今更困る

097:告白(飯田篤史) (ひこうき雲)
告白のかわりに風をさみしさはさみしさのまま風をあなたに

097:告白(よっきゅん) (よっきゅんの100首)
あの人に 告白します ドキドキよ アタシ昔は 男の子なの

097:告白(ほにゃらか) (♪おみそしるパーティー♪)
告白も断罪もせぬ生き方を選べずにをり われはわれなり

097:告白(紫女) (クロッカスの歌)
告白の現場より背を向け逃げる暗い廊下に揺れる両足

097:告白(丹羽まゆみ) (All my loving ♪)
告白を机上にこぼしゆく唇(くち)のかたちを遠く遠く見てゐつ

097:告白(柴田匡志) (明日はきっといいことがある)
我はタバコアレルギーと告白して君は慌ててタバコをなおす

097:告白(川内青泉) (青泉の部屋)
見合いにてスピード婚のわたしたち愛の告白する暇もなし

097:告白(animoy2) (~うたよみ日記(短歌とともに)~)
告白が脅迫となる危機はらみ化学変化を遂げる男女は

097:告白(本原隆) (それについて)
それくらい君は一人でできていい告白という独り言する

097:告白 (新津康) (NOTHING WORKS)
告白をしてはいけない。君は今、誰を見ている、見つめ続ける。...

097:告白(aruka) (外灯都市)
懺悔しにくる人はみな口々にまったくおなじ告白をした

097:告白(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
好きだよと告白された青き日に「なんでわざわざそんなこと言う」

097:告白(藤原 湾) (湾の歌詠の日々。)
リビングに家族集めてごめんなさい頭を下げて告白をする

097:告白 (新井蜜) (暗黒星雲)
正直に告白します羽衣はあなたを誘うために脱いだの

097:告白(春畑 茜) (アールグレイ日和)
水桶に浅蜊の口はひらきをり雨やまぬ夜の底の告白

097:告白(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
告白の胸の鼓動を若者の<コク>りしときに知るや知らずや

097:告白(ゆあるひ) (ゆあるひの鍛高短歌4)
ぼんやりと君の告白聞いていた淡い空気の粒が凍った

097:告白(秋野道子) (気まぐれ通信)
再会は表紙ではなく本編を告白しあう潮時である

097:告白(ざぼん) (グレイト・エスケイプ!)
牛乳をぶちまけたような告白に震えてたこと疑ったじゃない

097:告白(やな) (やなさんの基地)
約束も告白さえも嘘なのだぐるぐるまわる籠の滑車だ

097:告白(西宮えり) (aglio-e-olio)
ガーベラの咲く道だけを示されて「ごめんなさい」で始まる告白

097:告白 (青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
前提を疑ってみる 告白が真実だとは限らないから

097:告白(暮夜 宴) (青い蝶)
お日さまに恋したモグラ告白は命がけです向日葵畑

097:告白(濱屋桔梗) (桔梗の独白)
コスモスが垣根のむこうで悲しみと悦びについて告白していた

097:告白(わかば) (わかばのうた)
告白は不発のうちに春が過ぎ、夏、君の味方だと言っていい?

097:告白(スガユウコ) (ココロに花を)
ユウコさん告白します愛してる ! ツヨシくんより(うちの猫です)

097:告白(あんぐ) (あんぐの短歌)
ころころと吾が心は変わるから告白できない明日にしよう(097)

097:告白(あんぐ) (あんぐの短歌)
ころころと吾が心は変わるから告白できない明日にしよう

097:告白(goldfish) (月と金魚鉢)
告白の言葉を探す長い旅抱きつくなんて動物だもんね

097:告白 (寺田ゆたか) (素浪人Joeのスローライフ)
・そのかみの幼き恋の告白もいまは酒宴の肴となりぬ

097:告白(改行やたら好きな人) (軟骨れいあうと)
 道亡くし  犬のおまわり  さんでなく  迷子の猫に  告白したり

097:告白(ドール) (花物語?)
告白はもう遅すぎるとわかっている 季節はずれのpreserved rose

097:告白(澁谷 那美子) (題詠100首に参加中)
若き日に告白されし男(ひと)に逢ふ 今でも好きでいてくれますか?...

097:告白(小早川忠義) (ただよし)
認めたくなき心の一部テーブルの「仮面の告白」手に取らずあり

097:告白(小早川忠義) 再投稿 (ただよし)
認めたくなき日もありてテーブルの「仮面の告白」取らずありなむ

097:告白(みゆ) (*** ことばあそび ***)
告白の返事も訊かず逃げ出した君に贈ろう第二ボタンを

097:告白(るくれ) (とっても単純なこと)
初恋はそういうものさ告白で変に力をつかって散るのさ

097:告白(Yosh) (★光に向かって★)
突然の別れの告白より驚く 「俺が死ぬぞ」と 臨終気付く

097:告白(碓井和綴) (雨歩日記)
経験を重ねるほどに色は濃く残されておりされど告白

096:告白(日下智世) (万美愛任叶結実)
「好きです」と君に告白するメール未送信のまま一週間経ち。

097:告白(水都 歩) (水都blog)
泣きながら君の告白聞いているすぎし時間よ帰らざる過去

097:告白(愛観) (ひ と ひ ら こ と ば)
「あの頃さ」なんて思い出したようにする告白ならずっとしないで

097:告白(美里和香) (     Popん?TANKA)
                                          Y.M.C.A. 告白までのカウントダウン流れてるB・G・MはYOUNG MAN

097:告白(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
ひくひくと左目尻が引き攣って止まらなくなる告白の瞬間(とき)

097告白(帯一 鐘信) (361℃)
告白の空気感じりゃ湧き上がる入道雲に問いただす 野暮

097:告白(はるな 東) (菜の花の道)
誰かが言う好きだったよときっという同窓会で嘘の告白

098:テレビ(謎彦@題詠100首) (ジャポン玉)
ある者はカラーテレビを抱きかかへ入水してゆく平氏の族(うから)

097:告白(星桔梗) (風船がわれるまで)
突き抜ける夏の匂いに惑わされ恋に落ちたと嘘の告白

097:告白(花夢) (花夢)
いつかするはずでいた告白はもう春の野原に溶けてひさしい

097:告白(智理北杜) (智理北杜)
週刊誌の中吊り広告白々しい見出しの記事ばかり並んでる...

097:告白(小雪) (朱紗)
実はねと 今頃になり 告白を もう遅いのよ 遅すぎなのよ

097:告白(五十嵐きよみ) (ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない)
告白をしてもむなしい輪郭のおぼろな言葉を解さぬひとに

097:告白(なまねこ) (路地裏稼業)
そこかしこ降り積もってくほらあれは誰にも言えぬ告白でしょう

097:告白(原田 町) (カトレア日記)
お互いに告白しないやりかたで続いてきたが饐えた味する

097:告白(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
高柳重信の言(げん)こだませり「告白は文学にあらず」

097:告白(紫峯) (時空の扉)
ひつじ雲廻り来たりて今は秋 告白すべき風を待つ時...

097:告白(彼方) (心を種として)
あの頃の私に言って、喜ぶよ。大好きだった君の告白

097:告白(びっきい) (チョキで殴るぞ!)
勇気出し告白するよ 実はオレそんなに君が好きじゃないって

097:告白(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
告白をためらうひとの足元に白い花弁をさらす紫陽花

097:告白(栗凛) (ス芸紙一重?)
告白をして壊れちゃう絆なら出会った運命哀しいばかり

097:告白(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
告白をするほど深き罪ならず 昨日の日記を今日書いたのは

097:告白(野良ゆうき) (野良犬的)
伝わった手ごたえもなく言の葉を集めて燃やすような告白

097:告白 (お気楽堂) (楽歌三昧)
もし一度戻れる過去を選ぶならあの告白の一時間前

097:告白(鈴雨) (鈴雨日記)
告白と呼ぶほどのものすでになくただゆるやかに語りはじめん

097:告白(月影隼人) (人間万事塞翁が馬)
勇気なく自信もなくて未だまだ君に告白できず悶々...

097:告白(やすまる) (やすまる)
「前世界が4ねんまえ死んだ」と告白し五十億歳の君は瞬く

097:告白(kitten) (kitten song)
静かな夜の告白を胸にしまう朝になって笑えるなら

097:告白(笹井宏之) (【些細】)
告白の途中で炎上してしまうことはわかっていたけれど、した

097:告白(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
黒板に書き殴られた女子という文字は君への愛の告白

097:告白(振戸りく) (夢のまた夢)
二枚目の神父に告白する人の行列ができる懺悔室です

097:告白(岩井聡) (North Marine Drive)
告白をいつか稼業となす日々も秘部に薔薇咲く矜持も女優

097:告白(本田瑞穂) (空にひろがる枝の下から)
告白はこんなふうにとうながしてつるつるひかる表紙のものら

097:告白(みなとけいじ) (海馬)
青の部屋にひかり斜めに挿し入りて告白の後の腕を掴めり

097:告白(素人屋) (素人屋雑貨店)
かあさんの財布を盗った告白も透かして青い青い鯖雲

097:告白(小籠良夜) (DARKSIDE OF THE MOON)
聴いているか 俺が愛する人の子のたったひとりに告白をする

097:告白(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
ほら「子供踊印」のオブラート これは告白なんかじゃないよ

097:告白(Harry) (四月なかなか)
無精者の君に忠告白い車は汚れが目立つ止した方がいい

097:告白(富田林薫) (カツオくんはかもめ第三小学校5年3組&『まぐろ袋ブログ』)
絶妙なタイミングから繰り出したバナナ・シュートのように告白

097:告白(方舟) (方舟)
同窓会に幼き想いの告白をさらりと受けて冗談に聞く

097:告白(みの虫) (みの虫が居る「書」のぷらぷら道)
  告白やあへない人を思ふとき有楽町にふく海の風

097:告白(市川周) (ミルミルを飲みながら)
尻文字で告白をする乙女ゐてランドサットがズームしてゆく

097:告白(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
今だから言うけど君が好きだった 卒業式の彼の告白

097:告白(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
告白をします君に「信じると」言ったとき裏切られること前提でした

097:告白(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
中庭の桜 告白するあいだ黒板消しは叩かれていた

097:告白(空色ぴりか) (題詠100首blog/空色ぴりか)
告白を「コクる」と縮めていう子らも祈る気持ちに変わりはなくて

097:告白(理宇) (±雑記蝶)
何もせず微笑む君は可愛くて告白ばかり繰り返し居る

097:告白(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
海鳴りのやうな憂ひの告白に吾がこゝろ亦さんざめきおり  

097:告白(かっぱ) (きゅーりをこのむ)
告白はあしたに延期 今日もまだそんなきれいな月じゃないから

097:告白(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
寝返りを打てばそこにいる人にだってきっとしないのだろう告白は

097:告白(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
 日が過ぎてパサついている告白をすりつぶしてる粉薬にと

097:告白(寒竹茄子夫) (鶴太屋別館「マニエリスム」)
雨後のこころ晴るる間もなくまた昏(くら)し泥濘に浸かりて『告白録』の乱丁

097:告白(あおゆき) (メソトリウム)
告白が恋愛用語に成り果てるfar eastもま、ええじゃないか

097:告白(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
公園のそばを電車が通るたび告白はもう白い息だけ

097:告白(shall3) (山歩き録)
後悔は せぬと思いし 告白の 思い出今も またたきながら

097:告白(村上はじめ) (spidyな日々)
明日こそ告白しようと思いつつ月日が流れ一年になる

097:告白(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
空耳だけでこのシャーペンを鳴らしてた人と生きたと告白しよう

097:告白(フワコ) (きくとわたし)
真相を告白するから羽衣の滝まで連れて行ってください

097:告白(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
告白が真実だとは限らない。見破られたい一心でした

097:告白(ぱぴこ) (テクテク)
今さらと言い合いながら告白が止まらなかった再会の夏

097:告白(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
こいびとのいるひとにする告白は安全、安心、安易(言いわけ)

097:告白 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
告白も別れもうまくできなくてくつくつ歌を詠むしかなくて

097:告白(今泉洋子) (sironeko)
告白も出来ないままに中天(なかぞら)に二重虹たつ白秋の朝

097:告白 夜さり (夕さり夜さり)
ルシファーの尾をふりながら竜馬にはなれぬをとこが告白(のる)泣き落とし

097:告白(まほし) (うた・たね)
告白に一瞬ときがとどまって乱反射する川が痛いよ 

097:告白(桑原憂太郎) (桑原憂太郎.com)
告白をこくると言へり生徒らはいとも容易く想ひを告ぐる

097:告白(佐藤羽美) (one hundred gumdrops , elephants and sandals)
晴れた日のあひるボートのくちびるでレイコは愛の告白をせり

097:告白(橋都まこと) (笑って東京サヴァイヴァル)
告白をする必要もないほどに恋に落ちてたあの日のふたり

097:告白 (翔子) (花こみち)
歩道橋欅色づく時がきてぶら下がっているあの未告白

097:告白(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
告白をなさぬこころと手のひらに載せたる葡萄いづれかおもき

097:告白(凛) (臥薪嘗胆)
あの頃は好きだったのと突然のずるい告白揺さぶってみる

097:告白(斉藤そよ) (つれづれつづり)
告白のなかみはうすく晩秋のすすきのはらがもみ消してゆく

097:告白(みち。) (虹色アドレナリン。)
告白を何度も何度ものみこんで幸せっぽい日々にまみれる

097:告白(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
意味もなくカップのふちをなぞりつつ予定調和の告白を聞く

097:告白(透明) (limerence)
あのひとでない人からの告白も自分に見えて同属嫌悪

097:告白(pig_pearl) (ブタに真珠)
告白に 頷くだけで 精一杯 青い春だね 甘酸っぱいね

097:告白(林本ひろみ) (いきがかり上いたしかたなく・ぶろぐ)
雨に濡れ灰色の街に立っている無意識からの告白の夢

097:告白(究峰) (思い浮かぶがままに)
おずおずと音楽室の片隅であの子が渡す愛の告白...

097:告白(濱田花香) (紅葵爽♪)
実ハと言、「実親(おや)は違ふ」と告白せ、今さら虐めの傷ハ消えぬに

097:告白(水須ゆき子) (ぽっぽぶろぐ)
もういいって言っているのに右肩の先のほうから告白鳥が

097:告白(内田誠) (その言葉の行方)
遠回りし過ぎた夏の告白を乗せた最後の海行きのバス

094:告白 (象と空)
秋の日のホームルームの告白を覚えているよと告白する

097:告白(再投稿) (象と空)
秋の日のホームルームの告白を覚えているよと告白する

097:告白(堀 はんな) (たん たん 短歌)
さりげなく差し出すコースター裏側に思いがけない君の告白...

097:告白(新藤伊織) (月が堕ちるころ)
真夜中に時計の針が眠ったらそっと告白させてください

097:告白(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
指先で告白されて言葉なく進む会話に身体で応え

097:告白(ことら) (ことらのことのは)
突然に残酷すぎる告白を突きつけられたくちづけである

097:告白(けこ) (あきのうた声)
肌に狎れしブランケットのひとと居て腹に澱める告白懺悔

097:告白(ゆづ) (透明ランドセル)
たとえばの話をやめた青空に浮かぶ告白あの夏の日の

097:告白 (如月綾) (お気に召すまま)
防寒具代わりにあなたの愛が欲しいから告白でもしようかな

097:告白(内田かおり) (題詠2006深い海から)
泣いたのは僕が叩いたと告白しごめんねと言ういいよと返す

097:告白(夢眠) (夢眠・日々綴り)
告白をするなど思いもせぬ頃に もいちど返り伝えてみたい

097:告白(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
「告白は成功しそう」占いは無責任だしいっそ攫って

097:告白(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
ふらここのふりきれさうな瞬間に神様だけが聞かむ告白

097:告白(近藤かすみ)  (気まぐれ徒然かすみ草)
襟ただし『告白』読まむその著者のジェンキンス氏の半生思へば (チャールズ・R.ジェンキンス/[著] 伊藤真/訳 角川文庫)

097:告白(きじとら猫) (きじとら小部屋)
「告白」と「告発」きっと同じこと どちらも後に引かない覚悟

097:告白 (小軌みつき)  (小軌みつき-つれづれ日和-)
ぶ厚めのコートでそっと潮騒だけに聞かせてみせた告白だった

097:告白(我妻俊樹) (喜劇 眼の前旅館)
告白は吐いたけむりのまた吸われまた吐かれするぼくら痴漢は

097:告白(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
童貞の日にひらきたるアウレリウス・アウグスティヌス『告白録』よ

097:告白(折口弘) (はっちんずBLOG)
あの頃はあなたのことが好きだった 告白ではなく単なる夢さ

097:告白(浅葱) (空耳の森*番外地)
告白をすることもなく終えし後胸に小さなしみの残れる

097:告白 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
初めての雪降る夜中のテレビには僕だけに見える大人の世界

097:告白 (ケビン・スタイン) (In Other Words・別の言葉で)
手を握り吊り橋渡り「高いとこ苦手」と君への最初の告白

097:告白 (佐田やよい) (言の波紋)
重大な告白をするふりをして月の兎は笑いはじめる

097:告白(砺波湊) (となみ☆みなと)
一筆でサカナをするりと描くように恋の告白するひともいる

097:告白(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
告白を待てばすずしく天窓にひかりの気配して鳥が来る

097:告白(もりたともこ) (短歌、すきです。)
滲みでるように告白を詠っても足りぬならもう唇でする

097:告白(幸くみこ) (そこそこがんばる)
告白はしないだろうな 奥深くひそんだ熱は自分で冷やす

097:告白。   (P) (猫の毛玉 別荘 -しろうとたんか-)
やましさと気遣いのあいだ揺れている 告白すれば楽になるかな

097:告白 (Air Station)
告白を黒糸で綴じ前を向くもう楽になどなれなくていい

097:告白(星川郁乃) (Air Station)
告白を黒糸で綴じ前を向くもう楽になどなれなくていい

097:告白 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
告白は目からこぼれるさよならは鼓膜にしみるつがいの記憶

097:告白(春村蓬) (風見鶏)
一行の告白を百寄せしのち暮れゆく空の色をかなしむ

097:告白(中野玉子) (薔薇がなくちゃ生きていけない)
告白を電子の蜘蛛の背に乗せて放つ横目に炎上の森

097:告白(ヒジリ) (*tRIGger.)
いまさらにだいじなことをいいたくて大告白です いつもありがと!

097:告白(小太郎) (ねこのにくきゅう)
告白を遅らせていたあの夏の匂いが残る焼けたアルバム

097:告白(癒々) (Romantic irony)
告白をだいじに秘めた花だからそっとささやくみたいにひらく

097:告白(yurury**) (Scene-Flow into space*写真短歌・五行詩)
「愛したし」てふ告白反芻(にれか)みて深夜返すは深謀の苗

097:告白 (nine) (songs)
「さようなら」言ってそのまま席を立つ 告白よりもすっきりしたわ

097:告白(ひろこ) (ひろたんの創作日記)
好きですと告白された事もなく いつの間にやら結婚してた

097:告白(ベティ) (Betty's second Bar)
頷くと決めているんだ告白の予感に帰宅遅らせてみる

097:告白(のんちゃん) (のんちゃんの衣裳部屋裏)
一度だけお金で罪を贖った。スピード違反です、告白ってことで

097:告白(瀧村小奈生) (陽だまりのふちっこで)
柔らかな雨に打たれてツユクサは青い小さな告白をする...

097:告白(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
告白をすれば誰かが傷つくと胸に秘めいて苦しい月日

97.告白(文月万里) (Kagerou つれづれ)
きみにだけ告白なんて言わないで秘密を守れる自信ないもの

097:告白(魚虎) (脳内に散らばり在りし言の端をDJ的感覚で編む棄てるダム)
告白の色って絶対白じゃないぶちまけるなら毒々しいの

097:告白(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
早朝の告白だっていいじゃない折り目正しいセーラー服で