花鳥蝶風月

一眼レフ使いこなせません。
間違い等ご指摘ください。

@さいたま

ハワイ島の蝶(2108.01.22~01.30)

2018年02月04日 | 蝶日記
ハワイ島で出会った蝶を記録。
ハワイ島も冬ですが、お花もそこそこ見れました。

ヒョウモンドクチョウ

果物もこの季節に実っているのはやはり南国ですね~

野生のグァバです。小っちゃいけど味はちゃんとグァバ美味しかったです。

世界三大コーヒーのコナのコーヒーの実です。

コーヒー農園で
コヒゲセセリ(英語名 Fiery skipper)
(学名Hylephila phyleus)
北米から南米にかけて分布するセセリチョウで
開長3cm。触角は短く、後翅には黒色の斑紋があり
イネ科を食草とするとあります。

同じくコーヒー農園で
ヒメシルビアシジミ・・・とても小さなシジミチョウです。

同じくコーヒー農園でウスキシロチョウの仲間と思われる大型の蝶
名前はわかりません。

黒砂海岸でウミガメがピクリとも動かず寝ていました。
この砂を持ち帰ったらキラウエア火山の女神ペレが怒って火事にになるそうです。
ガイドさん言わく持ち帰る人は火災保険を倍にするようにって!(笑)
ウミガメは、全種がIUCN(国際自然保護連合)の
レッドリストに掲載されているそうです。

その海岸に日本でもお馴染みのウラナミシジミがいました。

同じ海岸にアカキチョウ(Eurema nicippe)
見た目はモンキチョウに似ていますがキチョウと同属だそうです。

タロイモ畑です。クック来航以前は、ハワイでは、漁業やタロ栽培などの農業を中心とした、
完全な自給自足状態だったそうです。

隔絶された島では独自の進化を歩む生物が多いのだそうです。
蝶を探している時、綺麗なヤモリがいました。調べてみると
"Gold dust day gecko" (Phelsuma laticauda laticauda)
日本では家守りとして縁起の良いとされていますが
ハワイも同じ様に家 の守り神として
イラスト等が玄関に描かれているようです。
和名はヒラオヒルヤモリとか?

コナの町を歩いているとカバマダラに似た蝶がヒラヒラ飛んでいます。
運よく花に止まってくれました。調べてみると
Monarch(モナーク)と呼ばれる蝶でした。
学名:Danaus plexippus・・和名はオオカバマダラ
北米の蝶で非常に毒性の強い蝶
この毒はモナークが生まれながらに
持っているわけではなく、
幼虫が食べるトウワタの葉に含まれる
カルデノライド物質が、
成虫になっても体内に蓄積されていてるのだそうです。
鳥対策ですかね?~
世代交代をしながら、数千キロを旅する蝶 なのだそうです。
長距離の渡りをするアサギマダラ(Parantica sita)の
他にも旅する蝶っているんですね~

ハワイ島の蝶でした。鳥さんの多さに比べ蝶の数は少なかったですね~このほかにはモンシロチョウらしき蝶が飛んでいましたが、止まってはくれませんでした。
お立ち寄りありがとうございました。それではまた~~

1 コメント

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ハワイの蝶の記事中のモナーク蝶の件 (ポマーヴィル佳江)
2023-07-13 12:07:35
さいたま様

ハワイの蝶のお話の中にモナークが出ていました。写真の個体はメスです。一番下の写真にはっきり写っています。上から見て下の羽の真ん中にミトンの形の模様があり、オスにはそのミトン型の羽の模様の「小指」から出ている線の真ん中に黒い点があります。これは交尾相手を誘うためのフェロモンが出る腺です。

私は日本育ちでこちらに嫁に参りました。それが35年前で、そのうちのもう25年くらいモナークを毎夏たまごから育てています。秋、カナダ、ロッキー山脈以東の北米からメキシコのミチョアカン州のオヤメルの木の森に大移動します。約5000キロ飛ぶのです。それが第一世代。第一世代はメキシコで越冬し、三月、交尾、産卵後果てるのですがその卵たちがテキサスを経て北上してきます。それが第二世代。私の住んでいるミシガン州に初夏に訪れるのは四世代、五世代後になります。それも初夏のモナークはただ通り過ぎてゆくだけです。お母さんモナークは卵を産みながら北上していくのです。ミルクウィードという草に卵を産みます。お母さんモナークは一生の間に平均400個の卵を産みます。その卵は約四週間ほどで成虫になりメキシコに飛び立っていきます。第一世代は一番寿命が長く約半年生きますがそのほかの世代は5週間くらいしか生きないものもあります。昔はたくさんいた虫ですが今では農薬、生息地域の縮小、またメキシコにおいてのオヤメルの森の不法伐採などの理由から数の激減が続いています。国際自然保護連合は昨年、モナーク蝶を絶滅危惧種に認定しました。私は32年前うちの裏庭で群れになって木の枝にとまる様子を見て大感動した記憶がありますがこのままではおそらく10年と持たないでしょう。さいたま様のお写真はその意味で大変貴重なものです。素晴らしい記事と写真のブログありがとうございます。
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