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「第144回芥川賞・直木賞」は共に2作品 7年ぶり4名選出

2011-01-17 22:20:32 | 日記
 日本文学振興会は17日、「第144回芥川賞・直木賞(平成22年度下半期)」の選考会を都内で開き、芥川賞に朝吹真理子さん(26)の『きことわ』と西村賢太さん(43)の『苦役列車』、直木賞に木内昇さん(43)の『漂砂のうたう』と道尾秀介さんの『月と蟹』を選出した。両賞が共に2作同時受賞するのは、芥川賞(金原ひとみ「蛇にピアス」、綿矢りさ「蹴りたい背中」)、直木賞(江國香織『号泣する準備はできていた』、京極夏彦『後巷説百物語』)で話題を呼んだ第130回(2004年1月15日発表)以来7年ぶり。
【写真一覧】第144回芥川賞・直木賞 候補者の顔ぶれと候補作名
 選考委員の島田雅彦氏は「朝吹さんは初回7ポイントを獲得して受賞が決定し、その後残った候補者の中から5.5ポイントで西村さんが選ばれ、W受賞にするかどうかについても簡単に決まった」と選考過程を説明。朝吹さんを「時間、記憶、過去を自在に操る、時間の処理について卓越した技術を持っている」、西村さんを「ゆるぎない芸風を持っている。私小説といいながらも三人称で書かれているが、独特の技法」と両作品を評価した。

 朝吹さんは2010年に『流跡』で第20回Bunkamuraドゥ マゴ文学賞を最年少となる25歳で受賞。詩人・朝吹亮二氏の娘で、現在は慶大前期博士課程に在籍。西村さんは2003年7月より同人雑誌「煉瓦」に参加して小説を書き始め、芥川賞は第134回、138回に続き3度目のノミネートでの受賞となった。

 木内さんは中央大文学部哲学科心理学専攻卒業。出版社勤務、フリー編集者を経て2004年『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー、2009年に第2回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞を受賞した。道尾さんは2004年にデビュー作の『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。直木賞は『カラスの親指』(第140回)、『鬼の跫音』(第141回)、『球体の蛇』(第142回)、『光媒の花』(第143回)で5回連続候補にあがっていた。

 芥川賞の選考委員は池澤夏樹氏、石原慎太郎氏、小川洋子氏、川上弘美氏、黒井千次氏、高樹のぶ子氏、宮本輝氏、村上龍氏、山田詠美氏のほか、今回から新たに島田雅彦氏が参加し全10名に。直木賞選考委員は浅田次郎氏、阿刀田高氏、北方謙三氏、林真理子氏、宮城谷昌光氏、宮部みゆき氏、渡辺淳一氏のほか、今回から伊集院静氏、桐野夏生氏が加わり、全9名で務めた。

 芥川賞・直木賞は昭和10年(1935年)に制定。芥川賞は新聞・雑誌に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌、単行本で発表された短編および長編の大衆文芸作品を対象に優秀作を選定する。「第143回芥川賞・直木賞(平成22年度上半期)」では、芥川賞を赤染晶子さんの『乙女の密告』、直木賞を中島京子さんの『小さいおうち』が受賞している。

 今回ノミネートされていた作品は以下のとおり。

●第144回芥川龍之介賞候補
朝吹真理子『きことわ』(新潮9月号)
小谷野敦『母子寮前』(文学界9月号)
田中慎弥『第三紀層の魚』(すばる12月号)
西村賢太『苦役列車』(新潮12月号)
穂田川洋山『あぶらびれ』(文学界11月号)

●第144回直木三十五賞候補
犬飼六岐『蛻(もぬけ)』(講談社)
荻原浩『砂の王国』(講談社)
木内昇『漂砂のうたう』(集英社)
貴志祐介『悪の教典』(文藝春秋)
道尾秀介『月と蟹』(文藝春秋)


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振興銀預金、金利下げの通知開始=承継銀へ4月に移管―預保機構

2011-01-17 22:20:11 | 日記
 預金保険機構は17日、昨年9月に破綻した日本振興銀行の預金のうち、全額保護される1人当たり1000万円以下について、同行から一時的に業務を引き継ぐ第二日本承継銀行へ、4月25日をめどに移管すると発表した。約7万3400人の預金者に対し、移管についての意向確認書を送付した。承諾すれば、振興銀の売り物だった年1.5~2.2%(10年物)の高い金利は移管日以降、市中銀行並みの水準に引き下げられる。
 新たに適用される金利は、3月末の大手行の定期預金金利が基準。一方、承諾しない場合は、預入日から破綻日(昨年9月10日)までの期間は当初予定通りの金利が支払われるが、その後は無利息扱い。回答期限は4月8日とした。
 満期が移管日より前のケースでは、約束通りの金利が全期間適用される。第二日本承継銀は、預保機構の完全子会社。 

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丸紅と全農、コメ販売で提携=まず国内、輸出も視野

2011-01-17 22:19:49 | 日記
 丸紅と全国農業協同組合連合会(全農)は17日、コメの販売強化に向け提携したと発表した。丸紅の流通網を生かし、精米の国内販売強化を先行させるが、環太平洋連携協定(TPP)参加をめぐる議論の中で注目され始めた中国などへの輸出も視野に入れる。全農が米穀事業で商社と提携するのは初めて。
 全農が集荷、精米したコメを、スーパーなど丸紅グループの広範な販売先に売り込む。一体的な事業運営の具体策を検討し、3年後に年150万トン、3000億円規模の精米販売を目指す。
 全農は国内の生産農家から集めたコメを主食向けに玄米換算で年間、約300万トン販売している。しかし、大半を卸売業者に引き渡しており、精米して販売するのは、うち約80万トン止まり。精米の販売力強化が課題だった。 

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光IP電話機器から発火=電源アダプターを無償交換―NTT東西

2011-01-17 22:19:28 | 日記
 NTT東日本と西日本は17日、両社の光IP(インターネット・プロトコル)電話を利用するためのルーターで、昨年2件の発火事故があったと発表した。本体内で想定より大きい電流が発生した可能性があるという。事故が起きた機種は約43万台出荷。異常電流の発生を未然に防ぐ対策を施した電源アダプターを利用者宅に無償送付する。
 発火事故があったのは、OKI製の「RT200KI」。いずれもNTT東の管内で発生したが、周辺を焦がした程度で人的被害はなかった。
 NTT東日本で「フレッツ光」、西日本で「Bフレッツマンションタイプ」を契約し、「ひかり電話」を利用している場合、対象機種を使っている可能性がある。機器名称は機器の底面に貼付してあるシールで確認できる。
 問い合わせ先はNTT東日本が(0120)101336、西日本が(0120)303144。 

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<千葉ロッテ>今年も日本一に 「香取後援会」が発足 

2011-01-17 03:57:21 | 日記
 昨シーズン5年ぶりに日本一となったプロ野球千葉ロッテマリーンズの「香取後援会」(高橋英敏会長)が16日、発足した。成田や鴨川、柏などに続き、香取市の有志による7カ所目の後援会。

 茨城県神栖市内で開かれた発足式には宇井成一市長など約320人が出席。冒頭、高橋会長が「2年連続の日本一を目指して応援していきたい」とあいさつ。式には、松本幸大投手、唐川侑己投手、神戸拓光外野手の3人も駆けつけ、神戸外野手が「今年もチーム一丸となって千葉で胴上げできるよう頑張ります」と決意を述べた。その後、発足を記念して鏡開きが行われ、松本投手の音頭で乾杯した。【斎川瞳】

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