お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

キースジャレットのコンサートに行った

2013-10-04 23:04:57 | 本日の音楽
さっきまでキースジャレットのコンサートに行っていました。
某アメリカの大学の学校行事の一環で企画されたものです。
大学のお祭りのようでいて、日本の学祭と雰囲気は違うけど、
卒業生や学生の家族も集まって来ている、
そんなところにキースジャレットを呼ぶというのが渋い。
ホールにお客さんがほぼ満員でした。
定刻よりちょっと遅れてアナウンスがあり、
「演奏者からのリクエストで、撮影録画など一切しないように。
よりよい演奏のため、協力をお願いします。」
とのこと。
キースジャレット本人といえば、ピアノの前に座る前にスタンドマイクの前に立ち、
「今、頭の中のマーチングバンドを追い出し中です。
大学なんだからスポーツチームがあり、マーチングバンドがあるのはわかるんだけど。」
と苦笑。
確かに外ではさっきまでマーチングバンドとチアリーダーのデモンストレーションがあったんですねえ。
そう言ってから、ピアノの前に座り、アコースティックベースとドラムのトリオで演奏が始まると、
ひとつひとつの音に魂を込めた、澄んだハーモニーがホールに広がって、
時の経つのも、自分がどこにいるかも忘れてしまうような気がしました。
ブルース、グルーヴたっぷりの曲になると腰を浮かしてひねったりなんてことも。
あの、CDで聴いていた唸り声も、一番上の方の席に座っている私にまで
しっかり聞こえました。
50分位の演奏のあと、突然三人が舞台の前の方に並んで前屈みたいな、両手を脚の前でぶらぶらさせたお辞儀して舞台の袖に入って行ってしまいました。
その直前の曲が余韻を残して美しく終わったので、余計に???という感じがしました。
席を立った人が多かったけど、大部分の人は会場に残っていたので待っていると、
20分ほどの休憩だったらしく、トリオが戻ってきてくれてホッとしました。
席を立った人達も戻って来ました。休憩だとわかってたんですね、みなさんは。
それからの演奏は前半に増して素晴らしく、特に
♪Blame it on my youth ~~~♪
というのには、あまりに魂を揺さぶられてしまい、涙が止まりませんでした。
最後にスタンディングオベーションで満場の大拍手。
何度も出てきてトリオ前屈お辞儀してくれたけど、拍手が鳴りやまないのの連続で、
三回アンコール演奏がありました。
最後のは予定になかったんでしょう、舞台の上で相談されてました。
あったかい気持ちになって帰って来ました。

こんな感じでずいぶん上のほうで聴きました。
これは休憩中にとった写真です。念のため。笑





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。